エッセイ:空に向かい走れ…
スプリンターズステークスの興奮冷めやらぬ夜。やはり、何が起きるか分からないから面白い。ラストの直線は何度見ても興奮する走りだ。
懸命に疾走する姿は観る者に勇気を与えるのよ。
例によって、甥っ子が遊びにきた日曜。どうやら運動会だったようで、興奮気味にメダルを見せてきた。秋晴れの空の下、懸命に走る姿を想像すると感慨深いものがある。日々、成長している。
夕方のニュースを見れば、海の外では残酷な現実が続いていて、愛する人たちと離れ離れになり孤独や不安で涙する人々の姿に箸を持つ手が止まる。食べる物はおろか、眠る場所もままならないのに、私はここで肉じゃがをのんびり食べていていいのだろうか。と妙に深刻に考えてしまった。
秋の空はどこか切ない。子供の未来を守るために、私たち大人ができることをできることから。どんなに小さくてもいいから意識してみること。
まずは、ここからが大切だと思う。非力なりに。
おやすみなさい。生きることをあきらめないで。
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