有村架純という役者の話
はじめに
お盆休みも終わり、少しずつ"夏の終わり"を感じる今日この頃。
最近、ハマっているドラマ「石子と羽男」にも出演中の役者・有村架純さんのお話。結論から言って、やはり彼女はいい役者だということなのだ。
出会い
僕が彼女を初めて知ったのは、戸田恵梨香さん主演のドラマ「SPEC」だった。物語の主な舞台となる『警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係』の係長、野々村 光太郎(演/竜雷太)の彼女、正汽 雅役の時だった。このドラマの演出を手掛けた堤 幸彦氏の大ファンである僕は当時、毎週楽しみに観ていた。係長にあの手この手で結婚を迫るという"小悪魔ちゃん"な役どころは無邪気な中にも芯がある彼女にピッタリだな。と僕の気になる役者のひとりとなった。
ブレイクのきっかけ
彼女がブレイクするきっかけとなった作品といえば、やはり映画『ビリギャル』ではないだろうか。実話を基にしたこの作品は、彼女の"金髪ギャル"のビジュアルとともに、当時大きな話題となった。主題歌を担当したサンボマスターの疾走感あふれるビートも相まって、観客に爽やかな感動をもたらした。
朝ドラ『ひよっこ』
若い世代だけでなく、幅広い世代に彼女の名を知らしめた『ひよっこ』も忘れてはいけない。『あまちゃん』で、小泉今日子演じる主人公の母親の若かりし頃を演じて話題を呼んだ彼女が、朝ドラ初主演を努めた。茨城県の農村で生まれ育った谷田部みね子を演じ、朝のお茶の間に元気と癒やしを届けた。放送終了後、視聴者から続編を希望する声が殺到し『ひよっこ2』が制作・放送された。桑田佳祐が手掛けた楽曲も作品を大いに盛り上げていた。
現在
近年の主な出演作をまとめてみた。
映画『花束みたいな恋をした』
映画「前科者」
映画「月の満ち欠け」(2022.冬公開予定)
映画「ちひろさん」(2023.冬NETFLIXにて配信および劇場公開予定)
連続ドラマ
姉ちゃんの恋人(2020)
コントが始まる(2021)
前科者 −新米保護司・阿川佳代−(2021)
石子と羽男―そんなコトで訴えます?―(2022/現在放送中)
どうする家康(2023年度/大河ドラマ)
まとめ
2010年のデビューから約12年。無邪気な少女は芯のある一人の女性に変貌を遂げた。現在放送中の連続ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―では、弁護士の羽根岡(演/中村倫也)とコンビを組むパラリーガル石田硝子を演じている。硝子は石のように頭が固い(生真面目)ことから"石子"と呼ばれている。役者・有村架純のコメディエンヌぶりが発揮された今作は、ドラマ満足度調査で4週連続で1位にランクインした。来年以降も初出演となる大河ドラマのほか、映画など数々の待機作が控えている。今後も日本の映像界のためにその確かな才能を存分に発揮してもらいたい。
終
220820
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