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13歩目「何食べ式家族の在り方」

   先月公開された、劇場版「きのう何食べた?」
(通称「何食べ」)。 ドラマから好きになったボクは、
もちろん公開初日に見に行きました。
ドラマと変わらない、いや、ドラマ以上に
コミカルなシーンやシリアスなシーンが盛り沢山。
とても見ごたえがありましたよ!
何より、登場人物たちの話す言葉のひとつひとつが
愛おしくて、暖かくて、胸を締め付けてきて。
映画を見終わって、気付いたら
グッズをひと通り買っていたくらいです笑
今回は、そんな本編の中でとても響いたセリフを
いくつかご紹介しますね。

「今ここ歩いてる人達全員に、
『シロさん最高の彼氏〜っ!!』って」
京都の街中にて炸裂したケンちゃん節。
いつも通りのケンちゃんで何より。
「お前なぁ……そうやってすぐ"死ぬ"とか
"死んでもいい"とか言うの、よくないぞ」
ケンちゃんがシロさんに投げかけた疑問に答えた後の、
シロさんによるケンちゃんへのプチ説教。
「1番近くにいる奴と本音で話せないで、
じゃあ誰と本音で付き合うんっすか?」
これは、劇場版オリジナルキャラクター・田渕くんが、
ケンちゃんと店長に「言い過ぎ」と指摘されての返事。
これ聞いた瞬間、「確かに……」ってボクも納得した。
「本人同士が幸せなら、
子供なんていなくたって……」
「ジルベール」こと航くんが、
佳代子さんから娘が子供を産むと聞いて、
モヤモヤとした気持ちを吐き出した瞬間。
同性愛がテーマの作品ならではな台詞だよなぁ…
「いいじゃないか。俺とお前だけで」
「正月にはもうケンジを家に連れてこないで欲しい」。
ご両親からの言葉に苦しんでいたケンちゃんに、
シロさんがポツリと言った一言。
今にも泣きそうな顔で言っていたからか、
釣られて泣きそうになった……。
「怖かったよ!!!!」
「死ぬのか?」という質問に対して、ケンちゃんが
「死なないよ」って返しての、シロさんのひと言。
心からの叫びって感じがしたなぁ……。
「"死ぬ"なんて……、
簡単に言っちゃ、ダメなんだよ?」
髪を切って染めてきたケンちゃんに
シロさんが勘違いしてたことに対するケンちゃんの返事。
シロさんがケンちゃんと同じ質問した事、
ケンちゃんが同じ事を言っている事に気付いて
「ほんと、あんたら……」っていう気持ちになった。
「今、ここを歩いてる人全員に、
お前を自慢したいよ」
シロさんの誕生日をお祝いした帰りに、
なにやら上機嫌なシロさんがポツリ。
また同じこと言ってますよー!!!!(歓喜)
「これから先……あなたは、
『あなたの家族』を一番大切にしてね」
お花見弁当を作り終えて、シロさんのお母さんから
シロさんへ投げかけられた一言。
『母ならではの言葉』って感じがするし、何より
「あなたの」っていう言葉選びがいい。
「『綺麗だな』……って、
隣の人に言えるの、いいな」
お花見中、シロさんからケンちゃんへ。
しみじみとした感じで言ってるのがいい。
このお花見シーンの時、シロさんのご両親が
一緒にお花見してるのもたまらなくいい。

   ……とまぁ、序盤から終盤までの順に、
覚えてる限りで挙げてみました。
今回の劇場版は、振り返ってみると
「家族のあり方」や「幸せの形」について
考えさせられる台詞が多かった気がします。
ドラマも丁寧に作られていたけれど、それ以上に
より丁寧にシナリオや台詞回しが
考えられていた、というか。そんな感じでした。

他にも「こんな台詞あったよ!」とか、
「ここのこの台詞もいいよね!」とかあれば、
教えて貰えると全力で喜びます笑
────それでは今回は、この辺で。

どうか君の夜空に、優しい星が
流れますように。

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