子宮筋腫と鍼灸整骨院
子宮筋腫の治療のために鍼灸整骨院に通い始めたのはMRIをとった直後でした。
結果を待つ2週間の期間中、何もしないとソワソワして仕方がなかったからです。
自分で話を聞いて手術以外の選択肢を確認して決断したかったから行きました。
私が見つけた整骨院は口コミも良く、医院長の奥様の流産をきっかけに不妊治療に対して熱心に勉強をされ特に力を入れていて、婦人科系の問題も得意とする整骨院でした。
小さな待合には不調が改善して喜んでいる患者さんと先生方の写真が沢山飾られておりました。
私を担当してくれた先生は30才前後くらいの若くて優しく話を聞いてくれる男性でした。
10センチの筋腫が右側にあり大きいけど生理痛、貧血などもなくトイレが近い時が困るけどいつもではないと症状を説明しました。
整体には通った事はありますがほぐす事を目的でしか行ったことがなかったです。
体の状態を見ていただくと、私の身体は右側の骨が全体的にズレているという事が発覚しました。
今までも仕事柄傾いて作業をする事が多いのでズレていると整体の先生に言われた事はあったのですが背骨や骨盤のズレ等具体的に子宮周りの骨が右の筋腫の原因と繋がっている可能性があると知れたのは発見でした。以前漢方薬局でも学んだのですが私の場合は血管が細くて弱く、血が足りなくて巡りが悪い事により筋腫ができた可能性があるのではと言う事でした。循環が悪いと不要な物がそこに溜まってしまうので筋腫ができやすく、私は左側は問題ないので何かしら関係があるのかなと思い、むしろ繋がっているのは不思議でちょっと面白いなとさえ感じました。
私の身体は全体的にはっていると言われました。
慢性的な肩こりはもはや慣れすぎてしまい気にも留めなくなっていましたがめちゃくちゃ硬い人が10だとしたら私は8、9くらいのレベルだと言われました。肩甲骨は指が入らないくらいでした。
その時は恐らく漢方の長期服用で胃腸が荒れておりボロボロな状態だった気がします。
内臓が疲れて全体的に下がっていてそれが原因で子宮の位置がずれており、膀胱も圧迫しているのではと言われました。
改めて文字にすると、絶不調な状態、(しかも生理前)でMRIを撮っていたという事に気づきました。
まずは全身をほぐして血流を良くして内臓の位置を正常に戻す事から始めると言われました。
不調ってどうしてもその個所にフォーカスして考えてしまいがちだけど、改めて身体は全部繋がっているんだなと思いました。
鍼治療を検討していると伝えたら、まずは整体で身体を整えてからが理想的という事でした。
一度整えても間が空くと元に戻るので、間をあまり空けずにまずは6回通うように言われました。私の症状的にできれば週2回くらいのペースがベストで、4回目の整体で体の歪みが整ってきて良い状態になっていたら針ができると言われました。
初回はiPadを使って骨や内臓の画像を見せながら説明をしてくださり今後の治療の方向性やこちらの希望などを聞いてくださりました。
筋腫は鍼治療で必ずなくなるとは言われませんでしたが筋腫に付随する症状は緩和する人が多いという事と時間はかかってもコリがほぐれ血流が良くなりホルモンバランスや自律神経の乱れが整う事により少しずつ筋腫が小さくなる人も中にはいると言われました。
ベットが沢山並べられていてカーテンで仕切られているような普通の街の整骨院ですが骨だけではなく同時に内臓調整、生活習慣のアドバイスもしてくれました。
担当制なので基本的には最初から最後までしっかり診てくれます。忙しい時は流れ作業にもなりますが、患者さんに向き合う時間はとても親身にお話をしてくださるので嫌な感じはなく、逆に効率良くていいなと思いました。
手術をどうしても避けたい私にとって、少し希望が見えました。
筋腫の手術をされる方が準備期間中服用するお薬の症状を緩和するためだったり術後の回復期間に通われる方がいるとも教えてもらいましたが、私はこの時点でより一層手術をしない方向に気持ちが傾きました。
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