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好きな場所へ移住して100万円もらえる夢のような実話

東京→仙台へ移住して約8ヶ月。待ちに待った移住支援金が支給されたお話です。

仙台の夏

マスクをして過ごす夏もこれで3回目。ただ、私にとっては仙台で過ごす初めての夏でもありました。今年は全国的に平年より暑く、仙台も例外ではなかったそうで……

東北地方は厳しい暑さが続いていて、仙台ではこの夏、最高気温が35度以上の猛暑日を5日記録。2015年と並んで最も多い日数となっています。
2022年8月11日(木) 13:23
「猛暑日」に「熱帯夜」厳しい夏続く… でも、終わりが見えてきた?!TBS NEWS DIG

ちなみに、この夏、東京の猛暑日は16日(観測史上最多)だったそうです。実際に仙台の夏を過ごした体感としては、気温は常に東京より3℃ほど低く、ジメジメというよりはカラッとした暑さ。木陰に入ったり風が吹いたりすればけっこう涼しい。"暑さの質"が違いました。

地元岩手では、小学生のときにプールで唇を紫にしてブルブル震えていたこともあったし、"やませ"が吹き降りると寒いくらい。そうそう、東北の夏ってこんなだったな。

お盆を過ぎるころには風が一層さらりとしてきて、このnoteを書いている8月末はもう朝晩の空気がひんやりしています。鈴虫の音色も聞こえてきました。もうすぐいちばん好きな季節。東北の長い秋が楽しみです。

今年の夏の思い出

それから初めて甲子園にのめり込みました。東北勢初の優勝!仙台育英学園高校おめでとうございます〜!!

移住支援金について

お盆の直前、待ちに待った移住支援金が支給されました。条件が少々複雑で必要書類が多く、申請後も時間がかかったので入金までドキドキでした。

移住支援金は、地方創生のために政府と地方自治体が行っている取り組みのひとつです。ざっくり説明すると、東京23区に在住or勤務する人が宮城県へ移住すれば世帯で100万円(子1人につき+30万円)、単身で60万円が支給されるというもの。

詳しくは宮城県HP・みやぎ移住ガイドにて

コロナの影響で移住を含めたさまざまなライフプランが1年、2年と先送りになり……。その間、昨年4月に移住支援金の条件が緩和されテレワークもOKになったことは不幸中の幸いでした。

移住支援金にはいくつか条件があり、わが家の場合だと世帯主である夫が"23区に5年以上勤めていたこと" "会社からテレワークの許可をもらっていること"などを証明する必要があります。夫は5年のあいだに転職していたので、前の職場にも在籍証明書をもらわなければならず心苦しかったです。

準備が整い、移住したのは2021年11月末のこと。3ヶ月以上住まないと申請できないため、少なくとも翌年の2月末までは待たなければいけません。今か今かと待っていたら、Webサイトに本年度の移住支援金は予算上限に達したため受付終了のおしらせが……!思ってる以上に移住者って多いんだ。

一瞬ヒヤッとしたものの、来年度の受付開始までお待ちくださいとのこと。その後、4月後半にWebサイトで受付開始のおしらせを確認して、GWのすきまの平日に申請を行いました。

申請から受給まで

わが家のおおまかな流れ

  • 5月初頭:申し込み

  • 7月中旬:交付決定通知書が届く→振込先提出

  • 8月中旬:移住支援金が振り込まれる

以下は詳細です。だいぶ手探り状態で不安が大きかったので、同じような方の参考になればと思い、記録も兼ねて細かく書きます。

仙台市の移住支援金の担当は経済局 商業・雇用支援課という部署で、勾当台公園となりのビルに入っています。県庁・市役所のすぐそばですが、オフィスビル的な建物で役所らしい受付もなく少し緊張しました。「表小路仮庁舎」という位置付けなので、そのうち所在地が変わるかも?

担当の方にその場で書類を見てもらい「大丈夫でしょう」とは言ってもらえましたが、正式な審査後、6月中に結果を郵送するとのことでその日は終了。ひとまず申請クリア!のご褒美にちょっといいパフェを食べて帰りました。

しかし、7月に入っても音沙汰がなく。コロナに加えて豪雨もあったし、移住支援金は後まわしだよね……とは思いつつも念のため問い合わせると、やっぱり処理が滞っているとのこと。2週間ほど経ってから交付決定通知書が郵送で届きました。同封の書類に振込先を書いたら、ふたたび申請場所まで直接届けないといけません。ちょっと(いやだいぶ)面倒ですが、これも100万円のため……。

振込先書類を届けた際に「遅くともお盆までには支給できると思います」と言われ、じゃあお盆ギリギリだろうなと覚悟したら案の定でした(笑)何はともあれミッションコンプリート!

事前のコンタクトがおすすめ

というのは、みやぎ移住サポートセンターの方に頂いたアドバイスです。

年々条件が緩和されているとはいえ、なかなかに分かりにくい移住支援金制度。できれば一度、移住したい市町村の担当課へコンタクトを取り「こういう状況なんですが申請は通りますかね?」と確認をしておくと安心とのことでした。たしかに、市町村ごとに条件や認識が異なる場合があるので要チェックだと思います。

わが家の場合「夫が23区内で転職してるけど各職場に在籍証明書をもらえばOK?」というような内容をあらかじめ電話で確認しました。

移住は至れり尽くせり

100万円あれば東京からの引っ越し代金、家具・家電の新調、当面の生活費の足しにもできます。

振り込まれるまでは夫と「もうすぐまとまった金が入るんだ……」とふざけたり、カイジの豪遊ごっこをしたり。実際はこれから大きな出費がかさなるので大切に使わせていただきます……!

市町村によっては、さらに空き家バンクや家賃補助、就労・起業支援、子育て支援などの制度もあるので、たとえば格安で古民家を手に入れてリノベーションしたり、サポートのもと農家デビュー!カフェ開業!という生き方もできるわけです。

◯各市町村の特色と支援について

◯空き家など物件情報の一例(川崎町)

人生のステップアップや再スタートのため、新天地で新しい家と仕事を手に入れる。そのハードルが低いのは本当に魅力的。ひとりでも多くの人が生き生きと暮らせてまちが活性化したら素敵ですよね。

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