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インバスケット演習サンプルその⑮自主トレに関する相談

今回のサンプルは、部下から業務に関連した自主的なトレーニングの運用について相談があったというシチュエーションです。

問題内容

貴方は放送機器メーカーの新任製造課長です。
前任者のメールボックスを確認すると、部下の沢下さんからこんな相談がはいっていました。

〇〇課長

来年度の技能検定試験に向けてNC加工機の取り扱いを勉強しており、加工の得意な上杉班長が定時後につきっきりで指導をしてくださいます。
班長は気にしなくていいと仰りますが、非常に申し訳なく、部下指導の一環として勤務時間にカウント頂くことは出来ないでしょうか?
もちろん私は自主的な練習なので、カウント頂く必要はありません。

自己研鑽の為に努力する沢下さんも、部下の指導に熱心な杉本さんも非常に素敵ですね。どのような形に持っていけば、彼らの努力を会社にとっても良い方向へ持っていけるでしょう?

次のアクション例

  • 沢下さんへ報告のお礼を伝え、より良い取り扱い方法があるか検討したいと返答

  • 杉本さんには部下指導に対する感謝と、出社後に自分も一度同席させてもらいたい旨を伝える

  • 杉本さんには沢下さんの指導内容を体系化し、他の従業員指導に活用できる資料(写真や動画)作成を依頼。沢下さんの指導もその一環とし、事前に許可した範囲は就業時間として承認する。

  • NC加工機の勉強会を立ち上げ、リーダー:沢下さん、メンター:杉本さんを設定。技能伝承だけでなく、将来のリーダー育成の場とする。

NC加工機の操作技術は他の従業員にも転用出来るので、沢下さんの特訓を写真や動画に残し、ぜひ指導教材として活用したいと思います。
沢下さんには試験突破後も、将来リーダーになるという目標に向けて頑張ってもらいましょう。

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