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「なぜ私はギヴンにハマったか」の分析と映画感想

 ギヴン、ハマりました。
 ギヴンにハマりたい人、ぜひ9/6日曜日のBSアニマックスでのTVシリーズ一挙無料放送を見てください。それから映画館で映画ギヴンを見てください。

 映画ギヴン、私はすでに2回見に行きました。毎週来場特典が違うからコンプリートしたくなってる。とりあえず2週分は手に入れました。多分次も土曜日に3週目の特典を貰いに見に行きます。

なぜ私はギヴンにハマったか

 さて、なぜ私はこんなにギヴンにハマっているのでしょうか? 知らんがなと言われたら終わりだが、
①公式からの供給が多い
②人気コンテンツであるという安心感

おそらく上記2つで説明できると思う。

①公式からの供給が多い
 これはアニメ化・映画化というメディアミックスのお陰ではあるが、原作のコミックスに加えてTVシリーズのアニメ、そして今回の映画、さらにそれぞれの主題歌や挿入歌、公式SNSなど、とにかく供給が多い。コミックスとアニメは見比べることができるから、そこに解釈の余地が生まれる。また、書き下ろされた楽曲についてもそうで、どの登場人物の心情か、どの場面のことか、など深読みしようと思えばいくらでもできる。それだけでなく、アニメ&映画の公式Twitterでは「ギヴンの○○な日常」と題してLINE風動画がアップされている。オタクが萌えるための燃料がドカドカっと投下されている。これは初心者でもハマりやすい状況を作っていると言えよう。

②人気コンテンツであるという安心感
 ①で挙げたメディアミックスは人気コンテンツゆえの結果であるが、ここでは原因の方に注目したい。
 原作は2013年から連載されているBLコミックだ。1巻完結が多いBLコミックの中で、現在既刊6冊というのは長期連載といえる。それはもちろん人気であるということの現れである。そして、人気コンテンツであるということは、オタクにとってはハマりやすいものでもある。
 まず、人気であると、単純に目に触れることが多い。それは書店で平積みされているとか、アニメの番宣が流れてるとか、曲を聴いてそれが主題歌と知るとか。簡単に言えば、「人気である→人目に触れる→さらに人気になる」というサイクルが出来上がるということだ。ちょっとゾッとする言葉を使うならば、「どこにでも沼の入り口が用意されている」とも言えよう。色んな界隈の人間がひとつの沼に落ちるよう招かれているのだ。
 また、オタクとは自分の好きなものについて語りたい性質を持つ者だから、人気コンテンツであると萌え語りをする相手が沢山いるということにもなる。マイナージャンルにいるとなかなか出会えない同士に、簡単に出会える。仲間がいるということが分かるから、安心してハマることができるのだ。


 以上2点が、私がギヴンにハマった要因と考えた。一般化して他人事のように書いているが、私のことである。
 ちなみに私が初めてギヴンに触れたのは8月半ばのことだ。FODでアニメのTVシリーズが無料配信されていて、意を決して1歩を踏み出してみた。元々、人気コンテンツや長期連載はハマると多額のお金を落としてしまう、という怖さがあったから簡単には手を出すつもりが無かったのだが、好奇心が勝ってしまった。そんなに人気のコンテンツならちょっと見てみようじゃないか、くらいの軽い気持ちだったはずだ。それがあれよあれよという間に、アニメ1クールを5時間で見終わり、映画の前売券を買い、コミックス既刊6冊を全部買い、公開数日後に1回見に行き、翌週土曜に2週目特典を貰いに見に行くことになっていた。即落ち二コマですね。

映画ギヴン 感想(含ネタバレ)

 はい、ここまでで私がギヴンにハマった要因の分析が終わりました。ここからは映画の感想と疑問について書き並べていきます(含Twitter再掲)。ネタバレしかないです。映画見てないor原作読んでない人は気をつけてね。
 どうせあと2回見に行くことになるからその中で解明できるかもしれないが、疑問点がとても多いので、もし分かる人がいたら教えて欲しい。
 以下、箇条書き。見た直後のメモを元にしてるから順番めちゃくちゃだけど。家帰ってから原作読みながら考えたところもあるので、全部が映画の内容ってわけでもないかも……

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・冒頭、雨月のコンサートの指揮者の手の動きが音と合ってない気がした。もしかしてバンド演奏シーンも音と手元は完全一致ではないのか? と気にはなったが、音楽サッパリわからんのでお手上げ。
・真冬と雨月が話したあとの雨月 「俺、友達いないから!」=秋彦も友達いないし(4巻描き下ろし)、雨月もそうだったから、お互いしかいなくて離れられずに執着してたってことかな
・「謝って欲しいとこ、そこじゃねーわ」って、
 秋彦→無理矢理ヤったこと
 春樹→バッサリ振られたこと
ってこと?
・トンボのシーンは回想含めて劇中では2回(原作では3回)。 秋彦にとってはあのシーンが春樹を強く意識するきっかけになったってことなんだろうか
・だとすると、この時点で秋彦の心はどこに向いていた? 疲れて帰ってきたところで春樹を見てハッとした顔をしてるけど、そこで気付いたのは「音楽が、春樹といて、想像以上に楽しい」ってことであって、春樹が好きってわけではないよね……? このあと秋彦は多分ここで色々考えてたんだろう、最初私は雨月がいない喪失感かと思ったけど、色々考える中でぼーっとして、いよいよ雨月に出て行くことを伝える、って流れだから、この一連の流れの中のどこかで春樹への想いを自覚してるはずなんだけど……
・雨月はライブ審査で秋彦の何を見て“引き金”が「この男(=春樹)だったのか」と気付いたんだ? 少なくとも私が見てる限りではそんなシーンや仕草は無かったように思える
・雨月の視界が涙で埋まるシーン、滲んでく感じが映像ならではの表現でとても良かった
・からの「バイバイ、秋彦」で胸が詰まる
・梶秋彦(イケボ)の告白シーンは、フライングしてたとしても最高だな?
・「俺が生き方を変えたのは! お前に見合う男になりたかったからだ!」←人生で一度でいいから言われてみたい言葉ランキング上位入賞
・エンドロール、3~5巻のシーンだね 読んでないと分かんなかった。 同じ教室で補習受けてるの良いよね 立夏の部屋の時計もあったね
・とにかく主題歌が良い、歌詞考察もそのうちやりたい
・雨月のもみあげは気になるな〜 結構な毛量がもみ上げというか触角になってるんか
・ライブ審査前日夜、緊張した真冬の「欲がでてきた」、コミックとアングル違って顔が良く見えて可愛い
・ライブ審査直前の秋彦「俺が音楽を辞めれば全部上手くいく」の意味があんまり分かってない。 秋彦が音楽(バンド、バイオリン)を辞めたら、雨月を苦しめる存在ではなくなり、自分も雨月のそばにいて苦しむことがないってこと?
・ライブシーン、歌詞の中だと「指が離れる」「夜が明ける」「大丈夫」がキーワードかな? 雨月に宛てた歌にも聞こえるけど、ちゃんと歌詞読んだ方がいいね、そのうちやります
・ギヴンの演奏直後、柊が泣いてたのはなんで? 初ライブ後にシズの前で「真冬が歌えてた……」って泣いてたのは(3巻描き下ろし)覚えてるけど、今回はなんで?
→これは根拠の無い憶測だけど、真冬が歌詞を書けたこと、由紀のいない世界でもちゃんと生きてること、歌詞が由紀のことに聴こえたこと、ライバルになりうるレベルになっていたこと、とか諸々の感情なんじゃないかと思うことにした。
・ベランダで花火を見ながら雨月の話をする秋彦の「好きだったよ、でももう、苦しい」が辛そうで、でも人間味があって、とても良い描写だと思った。 映像と声がつくことで人間味がよく伝わってくるようになってる気がした。
・トンボを捕まえて歩いてた道も、春に秋彦が春樹に告白をする場所も、どっちも川だった気がしたけど同じ川なのかな? 東京の地理がわからん、あと舞台になってる大学ってどこなんだっけ? 東京と神奈川の県境付近? 町田? よく分からん
・大人組と言いつつ、彼らはせいぜい20歳そこそこの3人なのであって(しかも全員私より年下)、やっぱりそれなりの幼さやあどけなさもありながら、衝突してしまったり遠回りしてしまったりするよね、っていう話。 でも、20歳そこそこであれだけ人と関わり、恋をして、傷つき傷つけられ、立ち直るという経験ができている彼らがちょっと羨ましい。
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 ひとまず、アニメを1周見て、映画を2回見て、1~6巻を一通り読んだ時点での私の感想。主に映画の部分に関するものだけど。6巻感想はまた映画の興奮が落ち着いた頃に書こうかな。
 どうせ今週末も来週末も映画を見に行くことになるから、追記します、多分。主題歌・劇中歌の歌詞解釈も別で書きたいね。気力と時間と思考力があれば早いうちにやります。
 これを読んだあなたはぜひギヴンにハマってくださいね。よろしくお願いします。それでは。

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