BL出版

絵本、児童書の出版社、BL出版の公式アカウントです。編集部による絵本の裏話や作家さんの…

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絵本、児童書の出版社、BL出版の公式アカウントです。編集部による絵本の裏話や作家さんの制作秘話などをお伝えしていきます。 【Instagram】https://www.instagram.com/bl_shuppan_pr/

最近の記事

BL出版 誕生日おめでとう&ありがとう プレゼントキャンペーン

2024年8月5日に、BL出版は創立50年を迎えます。 弊社の50年を支えてくださった読者のみなさまへ、日頃の感謝を込めて、抽選で3名様に「読みたいBL出版の作品」をなんでも1冊プレゼントいたします。 《応募方法》 ① BL出版X公式アカウント(@bl_shuppan_PR)をフォロー ② Xにて当キャンペーンツイートをリポスト 応募期間:2024年8月5日(月)~8月18日(日)23:59まで 《当選者へのご連絡》 当選された方には8月23日(金)までに、XのDMに

    • BL出版50周年記念企画        アンジュール全刷そろえよう!

      あなたの『アンジュール』は何刷ですか?  奥付写真を投稿し、みんなで全刷そろえよう! BL出版ではベルギーの絵本作家ガブリエル・バンサンの『アンジュール』を出版しています。 疾走する車から道端に捨てられた1匹の犬がさすらう一日を、卓越したデッサンで描いたこの絵本は、「絵本の原点」と高く評価され、産経児童出版文化賞美術賞を受賞したほか、小学校の国語教科書でも紹介されました。 1986年5月、弊社の前身であるブックローン出版にて初版を発行以来、今日まで版を重ね、弊社のロングセラ

      • 『じゃがいも うえたら…』──わたしたちの隣にある世界

        じゃがいも植えたら……どうなると思いますか? おいしいじゃがいもができるし、ジャガバターとか、カレーライスとか、ポテトチップスとか、おいしい料理がたくさんつくれます! 自然界ではどうでしょうか。じゃがいもが植えられるその場所に住んでいる生きものたちは? 驚くかも。見守るかも。ちょっと味見してみるかもしれません。 そんな、あるかもしれないひとときを描いた作品『じゃがいも うえたら…』の作者 ユリ・リトケイさんのコメントをご紹介します! Something's Growing

        • “ウィピル”に魅せられて──グアテマラ マヤに伝わる民族衣装

          『みずうみ色のウィピル』先日、すけの あずささん3作目の絵本『みずうみ色のウィピル』が発売されました。たくさんの青色──“みずうみ色”の表現がとても美しい、ロマンス溢れる創作絵本です。 今回は、絵本に登場するグアテマラの民族衣装“ウィピル”について、すけのさんに伺いました。すけのさんを魅了したウィピルの魅力を、みなさんもぜひご覧になってください。 みずうみ色の“ウィピル”──すけの あずさグアテマラで出会った民族衣装 10年ほど前になりますが、世界一周旅行で中米のグアテ

        BL出版 誕生日おめでとう&ありがとう プレゼントキャンペーン

          行ってきました ボローニャブックフェア2024

          2024年4月8日(月)~11日(木)に、イタリアのボローニャでブックフェアが開催されました! コロナ流行以前は弊社も毎年参加していたのですが、2019年の参加以来、久しぶりの参加となりました。今回noteを書いている編集部の私は、ボローニャブックフェア初参加。弊社のボローニャ紀行をご紹介します。 ボローニャ旧市街児童書ではボローニャといえばブックフェアですが、ボローニャは旧市街などの歴史的な街並みも有名で魅力ある街です。 ということで、ブックフェア前日はボローニャの中心街

          行ってきました ボローニャブックフェア2024

          日産童話と絵本のグランプリ童話大賞『あたしは本をよまない』出版によせて

          このたび、第39回日産童話と絵本のグランプリ童話部門の大賞に選ばれた『あたしは本をよまない』が出版されました。 応募総数1806編のなかから選ばれた作品です。作者のコウタリリンさんは、実に13回めの応募で大賞を射止めました。これまでの過程を含め、今回の本ができあがるまでを、コウタリさんらしいユーモアのある文章でまとめてくださいましたので、ぜひご覧ください。 また後半は、絵を担当されたちばみなこさんにも感想をうかがいましたので合わせてご覧ください。 『あたしは本をよまない』が

          日産童話と絵本のグランプリ童話大賞『あたしは本をよまない』出版によせて

          BL出版 創立50周年!~きみにつなぐ一冊~

          2024年8月5日、BL出版は創立50周年を迎えます。 半世紀にわたり、弊社と共に歩み 支えてくださった読者のみなさま、書店のみなさま、 関係各位に深く感謝いたします。 これからも弊社作品を、どうぞよろしくお願いいたします。 BL出版 スタッフ一同 みなさま、日頃より弊社作品のご愛読、本当にありがとうございます! ご感想やご意見など、いつも大変うれしく、ありがたく拝見しております。 本年は弊社50周年YEAR! ということで、みなさまと一緒に楽しめるフェアやイベントをた

          BL出版 創立50周年!~きみにつなぐ一冊~

          銅版画絵本『なんかひとりおおくない?』制作過程を大公開!──銅版画ってなに?

          今回ご紹介するのは、第39回「日産 童話と絵本のグランプリ」絵本の部大賞を受賞した、『なんかひとりおおくない?』です。 作者は、うめはらまんなさん。絵本は全編、銅版画で描かれています。細かい線で描きこまれ、まるでその場にいるかのようにリアルな古民家の雰囲気が感じられます。圧巻です! 版画といえば、「木版画」を思いうかべる方が多いのではないでしょうか。編集担当の私もその一人で、版画ときくと、線が太めで素朴なフォルムを思いうかべていました。「銅版画」も耳にすることは多いですが

          銅版画絵本『なんかひとりおおくない?』制作過程を大公開!──銅版画ってなに?

          『みかんきょうだいのたんけん』が絵本になるまで    

          2022年の春、第38回「日産 童話と絵本のグランプリ』において『みかんきょうだいのたんけん』が絵本大賞に選ばれました。 みかんのきょうだいが、人のいない夜のスーパーマーケットを探検するお話です。リアルな店内の描写とみかんたちのかわいいキャラクターがマッチした親しみやすい絵本です。 同年12月に絵本が出版され、その後異例の早さで重版にもなりました。 作者のホソカワレイコさんが、受賞から出版までの道のり、出版して思うことなどを文章にしてくださいました。この絵本がどうやって今の

          『みかんきょうだいのたんけん』が絵本になるまで    

          絵本『赤いけいとで つながって』――思いやりってなんだろう

          せっかく作った朝ごはんを、寝坊して時間がないと言い放ち、食べずに出て行く娘。Tシャツがヨレヨレだったから新しいのを買ったのに、前のが気に入っていたと言う夫。なんだか、しょっちゅうムッとしている編集担当のTです。 今回、友情と思いやりをテーマにした『赤いけいとで つながって』を翻訳出版いたしました。 ストーリー あなぐまのアニーとやまあらしのチックルは、とっても仲よし。ある日、それぞれが森で赤い毛糸をひろいました。ふたりは、おたがいに相手の喜ぶものを編もうとしますが、実は

          絵本『赤いけいとで つながって』――思いやりってなんだろう

          『けものみちのにわ』の奥のこと──作者 水凪紅美子が語る創作ウラ話!

          9/4『けものみちのにわ』発売です  「わたし、前に ここに来たことがある気がする……」  そんな風に感じる場所って、みなさんありますか? 本当に来たことがあるかもしれないし、本当は来たことがないかもしれない。『けものみちのにわ』をはじめて拝見したとき、そんな日常のなかでふと感じる”不思議”を、とてもあたたかく、やさしく物語にしているなあと感じました。  「こわいもの」と「ふしぎなもの」って、紙一重で、どちらもよくわからないという部分があると思うのですが、水凪さんの物語では

          『けものみちのにわ』の奥のこと──作者 水凪紅美子が語る創作ウラ話!

          ぼくのともだちガムーサ ―エジプトのおはなし

          世界を旅しながら絵本をつくっている市川里美さん。今回はエジプトに3週間滞在し、スケッチや取材を重ねました。 絵本『ぼくのともだちガムーサ』を制作するにあたって、エジプトでどんなことを感じたのか、市川さんに思いをつづっていただきました。 ナイル川畔で生きる人と動物         市川里美変わることのない景色のなかで  コロナ・ウイルスが発生してから3年が経ってもまだ波が収まらないころ、パリから遠くなく、何かあればすぐ帰れる距離にあり、以前から訪れてみたかったエジプトへ3週

          ぼくのともだちガムーサ ―エジプトのおはなし

          2024年 BL出版50周年企画進行中!

          読者のみなさまへ感謝をこめてBL出版は、2024年8月に創立50周年を迎えます。 1974年にブックローン出版として出発した弊社は、1997年にBL出版と社名を変え、“For the Best Library”の理念のもと、世界の素晴らしい作品を子どもたちに届けようと歩んでまいりました。ブックローン出版の頃から変わらず、たくさんの読者のみなさまに支えられ、50年という節目の年を迎えられることに、スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。誠にありがとうございます! 50周年企

          2024年 BL出版50周年企画進行中!

          日産童話と絵本のグランプリ 童話大賞『木箱の蝶』が絵本になるまで

          絵本『木箱の蝶』ができるまでわくわくするように、優しい表情で木箱をのぞく男の子の表紙が印象的なこちらの絵本。第38回「日産 童話と絵本のグランプリ」童話大賞受賞作『木箱の蝶』です。 絵本ができるまでって、いろんな流れがありますが、今回は「文章」で表現された物語が「絵本」になるまでについて、書かせていただきたいと思います。受賞された藪口さんや、絵本になるにあたって美しくあたたかな絵をつけてくださった横須賀さんから、たくさんおはなしを伺いました! ◆物語のこと「童話作品」として

          日産童話と絵本のグランプリ 童話大賞『木箱の蝶』が絵本になるまで

          難民について子どもたちに伝えるー絵本『ブラディとトマ』に寄せて 訳者ふしみみさをさん・安田菜津紀さん

          『ブラディとトマ ーふたりのおとこのこ ふたつの国 それぞれの目にうつるもの』が発売になりました! 子どもの目線でみえること 遠い国から家族とやってきたブラディと、むかえいれるトマと家族。ふたりの家族はいっしょにすむことになりました。言葉も通じず、おたがいのことがわからないふたり。はじめはけげんに思っていたふたりですが、少しずつ心を通わせていくお話です。 難民の家族の子ども、受け入れる側の家族の子ども、文章中にも背景などの説明はなく、それぞれの目に映るままに、フラットな

          難民について子どもたちに伝えるー絵本『ブラディとトマ』に寄せて 訳者ふしみみさをさん・安田菜津紀さん

          町の生活を守る、働く人たち

          『よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち』発売!秋も深まってきて、夜が長い時期になりましたね。そんな、秋の夜長にもぴったりの絵本『よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち』が、本日発売です! おはなしは、女の子が仕事に行くお母さんを見送るシーンからはじまります。空は夕焼け。女の子は寝る準備をしています。 女の子が言っているように、お母さんは、これからたいせつな仕事をするためにでかけます。 多くの人たちが休んでいる夜のあいだも、町には働いている人がたく

          町の生活を守る、働く人たち