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月のリズムとつながる【満月・新月のエネルギーの違い】

皆さま、こんにちは!
お久しぶりのnote更新になってしまいました。
陰陽バランスアドバイザーのゆーみんです。

すっかり季節が変わったな、と感じる今日このごろ。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

私ゆーみんは、9月末〜つい数日前くらいまで、
2週間ほどに渡って、アウトプットの頻度も減らしてちょっぴり塞ぎ込んでいました。

というのも、先月こちらやインスタでもお伝えしていた
「秋分を起点に陰陽の切り替わりが起こる」
「自然界の陰が旺盛になるにつれて、私たちも潜在意識や直感とつながりやすくなる」
「とくに今年の秋分以降は人によっては新世界に突入したような感覚になる」
…といったことが、まさに私自身にドンピシャで到来しました。
秋分以降、変化変容のカオスのような波に揉まれる中で、感情面での揺さぶりがかなり激しく、ツインレイとの関係にも大きな変化がありました。
ちょっとしたことで疲弊してしまう日も多く、ボイドタイム的な意味で休息期間のようになっていました。
新しい自分の世界に移動する前の、羽休めですね。

今日はかなり調子が良いので、久々のnote更新です!笑

というのも、本日10/15が新月なので、
陰が旺盛な秋冬シーズンにおける「月との上手な付き合い方」について、すこしお話してみたいなと思います。
秋冬は、いつも以上に月のサイクルを意識して過ごすと、自然界のリズムが掴みやすいからです。

しかも今日は、日本では見られませんが金環日食が起こる日なんですね。
新月と日食が重なる日ということで、これも貴重な機会です。

ちょっと長くなるかもしれませんが、月と私たちの関係についてご興味がある方は、ぜひ最後までお付き合いください♡


陰陽における「月」の解釈

陰陽とは、簡単に言ってしまえば
「ひとつのものごとは、相反するふたつの顔で成り立っている」という概念、世界観です。

たとえば…

この地球で、地上で『一日』を過ごすとします。
かなりざっくりとした分け方ですが
『太陽に照らされる明るい時間』『月がぼんやりと浮かぶ暗い時間』がありますね。

この『太陽』が空に昇り、『明るい』地上で私たちが『活発』『行動』する時間…
これを陰陽のうち「陽」としましょう。

すると、相反する『月』が空にあり、『暗い』地上で私たちは『静か』『休息』をとる時間…
これは陰陽のうち「陰」ということになります。

ですから、陰陽では、月は「陰」に分類されます。

他にも、男女という性を陰陽に分けると、男が陽、女が陰です。
春夏秋冬という季節を陰陽に分けると、春夏が陽、秋冬が陰です。
内外というエネルギーの方向性を陰陽に分けると、外向的エネルギーが陽、内向的エネルギーが陰…
というふうになっていきます。

とまぁこのように、どこか感覚的で哲学的なものの見方ではありますが、
陰陽とはとてもシンプルな理屈だと感じていただけるかなと思います。

まとめると、陰陽で分けたときに陰に属するものごとというのは
月、女性的なもの、暗く静か、内向的、裏側や内側へ向かう、鎮める、下降、冷寒、影となるもの、重く沈む…
といった性質をもつものが多いといえます。

新月と満月の違い・陰陽リズム

なるほど、じゃあ陰陽で見ると月は陰に属するってことね〜
月=陰!!!

…と断定してしまいたいところなんですが、
じつは陰陽って、永遠にものごとを陰陽に分けていけるので月にも陰陽があるんです。
だから単に月といっても、月の状態によって陽と陰があるんですね。

はぁ???何それ?
って思うと思うんですが。笑

つまり、月が陰だ、というのは、とある「ひとつのものごとの中のふたつの顔」です。
一日の中で太陽の時間と月の時間がある、この空に見られるひとつの事象を陰陽で分けたときに、太陽が陽で月は陰だね、ということになるのです。

そして、月を「ひとつのものごと」として見ると、今度はまた月の中にも異なる顔をみつけることができます。
毎晩、空に浮かぶ月は同じではないですよね。
そう、地上を明るく照らす満月と一切の明かりがなくなる新月では、一口に月といってもまったく異なる状態だといえます。
そしてこの場合、陰陽の見方では、満月を陽、新月を陰と捉えることができます。

また、満月を迎えた月は新月に向かってだんだんと欠けていき、そして新月を迎えると今度は満月に向かって満ちていく…
といったふうに、月にはリズムがあるというのはご存知のとおりです。
自然界の陰陽のエネルギーというのは、それぞれ常に一定のリズムで増えたり減ったりしながらバランスを保っています。

ですので、もっとも陽エネルギーが極まった状態の満月から、だんだん陽が減り陰が増えて、陰エネルギーが極まるのが新月です。
そしてまた、だんだん陰が減り陽が増えて満月に向かっていくのです。

中国の古典には、以下のような記載があります。

『新月より月が生じはじめると気血も徐々に盛んとなり、衛気もめぐりはじめる。満月になると気血は充実し、肌肉は気血により十分に養われ頑強となる。満月より月が欠け始めると肌肉は気血の養いを失い、衰え経絡も虚ろになり体表の外衛である衛気は去り形のみとなる。』

黄帝内経・素問より和訳引用

月のリズムが人の心身に及ぼす影響については、このように古くからかなり意識されていたようです。

満月は気血も満ちて充満する、つまり心身もエネルギッシュな状態となります。
人によっては、イライラなど気分の変調を感じて発散したい衝動に駆られることもあります。
これは気血が巡らず滞っていると考えます。

新月は心身のパワーがもっとも脆弱になりやすく、免疫機能も落ちやすいため、精のつくもので体力を補い、静養しゆっくり休むのが良いということです。

つまり、一日の中で月の時間というのは陰ですが、その陰の中にもまた陰陽がある。
満月は「陰中の陽」
新月は「陰中の陰」
というふうに陰の中でもさらに細分化していける、というわけです。
しかも陰陽バランスにはリズムがあって日々変動している。私たちの心身もその影響を受けている…と。

おもしろいでしょう?笑

季節(二十四節気)と月

ここまでは、陰陽、とくに東洋の自然哲学で捉える「月」の世界観を簡単にご紹介してきました。

さて、今回の本題はここからです。

秋分を過ぎて、すっかり秋が深まってきた今…
「月のリズム」をいつも以上に意識したい理由とは何なのか?というところです。

先ほども少し触れましたが、春夏秋冬という1年のリズムを陰陽で見ると
暖かい季節である春夏は「陽」
寒い季節である秋冬は「陰」

とざっくり分けることができますね。

このことをもう少し深く、暦(二十四節気)で見ると、陰陽バランスの転換点である春分・秋分がその分け目となります。
陽=春分〜夏至(陽のピーク)〜秋分
陰=秋分〜冬至(陰のピーク)〜春分

そして、今はどこに位置するのかというと…
2023年は9月23日が秋分だったので、そこから自然界は陰が陽よりも旺盛になっていく期間に入りました。
今は12月22日の冬至に向かって、日に日に陰のエネルギーが増していっている途中段階に位置しています。
つまり、私たちの心身に対しても、陰の影響が強まっている時期ということです。

同じ月でも新月と満月では異なる、という話をしましたが、また別の視点で考えると「同じ月でも春夏と秋冬では異なる」という見方もできます。
陽のエネルギーが旺盛だった春夏の月よりも、陰のエネルギーが旺盛な秋冬の月のほうが、より陰が増幅してその影響力が増している…ということです。

中国の古典にあった内容も、やはり春夏の月よりも秋冬の月のほうが心身に対する影響度が強くなると考えられます。
私たちの心身の気血が虚して抵抗力も弱まりやすい新月は「陰中の陰」であり、陰に属する月の中でもとくに陰に分類されるという「極めて陰な状態の月」です。
さらに秋冬という陰が旺盛なシーズンとなると…もう陰!陰!陰〜!!!
という、陰MAXな状態になっているわけです。笑

冬至のあたりがとくに自然界の陰が極まっているころですので、
そのあたりの新月はとくに体調管理を厳重にして注意するべき、というのが古くからの教えなんですね。

言われてみればたしかに毎年そのへんで体調崩すなぁ…っていう人もおられるかもしれません。
ぜひ今年は意識して気をつけてみてください。

精神世界と月、月のエネルギー

秋冬シーズンの月が影響力を増す理由については、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

さて、ここで、またすこし別の角度から月を考察してみましょう。

月というのは、私たちにとって不思議な存在といえるかもしれません。
潮の満ち引きから、女性の月経周期や出産との関係性まで、ふだんから密接に私たちの生活に影響しているのが月です。

また精神世界、スピリチュアルな分野においても、月のリズムに絡めた情報というのはとりわけ多いように思います。
これはなぜかというと、陰陽の考え方とも関係していると思うのですが、月が私たちの潜在意識、無意識領域とつながるシンボルとされることが多いからではないでしょうか。

明るく地上を照らす太陽は、私たちに「見える世界」を提供してくれます。
これはつまり私たちが認識できる意識世界、顕在化している意識、はっきりとした思考のある世界です。

それに対して、月の光というのはぼんやりとしていて、どこかあやふやな「見えていない世界」もあることを教えてくれます。
日中の明るく照らされた状態では見えなかったような、潜在意識、直感、夢…といった、私たちの思考だけでは説明できない深層の意識世界、無意識領域を象徴するのが月といえます。

私はじつはそこまでスピリチュアルなことに詳しいわけではないので、自分の感覚でわかる範囲で感覚的に捉えているだけなのですが、月にはやはりそういう波動エネルギーがあるとひしひし感じます。

女性はとくに月と関係性が深いので、この点は感覚的に理解できる方が多いんじゃないかなと思います。
陰陽でもやはり太陽は陽ですし、男性性エネルギーはものごとを明確にして推し進めるような性質のパワーといえます。
それに対して、女性性というのはものごとのあやふやな部分もやんわりと受け入れられる受容と許しの性質です。

このように、精神世界の中で月という存在が象徴するのは
受容、感受性、抱擁力、許し、潜在意識、隠された感情、直感やインスピレーション、ヒーリング、母性…
などの性質をもつものといえるでしょう。

燦々と太陽の明るい光が地上に降り注いでいた夏には気づかなかった、潜在意識との見えないつながりやインスピレーションへのゲートが、月の影響力が増す秋冬には開いているように感じます。
そして当然、満月と新月ではその影響力の現れ方も異なっています。

●満月
満月の光は私たちの深い意識やハートに隠されている本音、感情、観念…といったものをあぶり出す性質があります。
これは良くも悪くもあらわになる、と言えます。
人によっては、過去の辛い出来事を体験したときの癒えていない感情や、そのときに作ってしまった思い込みなど、ふだんは自分でも気づかないところに隠していたものが満月の光に照らされることによって浮かび上がってきやすいでしょう。
見ないようにしていたものを見るというのは、パンドラの箱を開けるようなものなので、あまり喜ばしくないと感じるかもしれません。
ただ、それが浮かび上がってくるというのはちゃんと意味があって、「癒すため」に満月の光が照らし出してくれているのです。
そもそも月自体が、女性性のような癒しのエネルギーの性質を持っているので、やさしく照らしてもう癒しましょう、手放しましょうと言ってくれるのですね。
癒すことに対してまだ拒絶の反応をしてしまう人にとっては、この満月の働きが苦しいし要らないと感じてしまうのですが、癒す段階になれていれば満月のサポートという形でご自身の中でのヒーリングが起こりやすいでしょう。

●新月
お分かりのとおり、新月の夜というのは光がありません。
まさにそれは闇夜の世界であり、見えない世界、潜在意識がどこまでも広がっているような、日中とは全く異なる世界に迷い込んだような感覚になります。
私たちは普段、顕在意識というはっきり認識できる意識世界の中で「思考を使う」ことで自分をコントロールしていると思っています。
なので、見えないしコントロールもできない潜在意識というものには恐怖や不安を感じます。
ですが、私たちの意識のうちのほとんど(約9割)が潜在意識といわれているように、この領域で思い込んでいることや信じていることに沿って、私たちは無意識的にものごとを選択しているといっても過言ではありません。
潜在意識とつながりやすい新月の夜には、潜在意識の書き換え、つまり思い込みや観念を書き換えるのに適しているタイミングといえます。
いわゆる宣言、アファメーションですね。
潜在意識を書き換えることで、現実が変わるというメジャーな方法の一つです。
アファメーションを願いごととして行っている人が多いようですが、願うとか目標設定するとかでは現実化しないので注意しましょう。
ここの原理を説明すると長くなるので今回は割愛しますが、アファメーションは願うのではなく「もうすでにそうなっている」と宣言し、完全なる真実として思い込むというのが潜在意識の書き換えのコツです。

「月のパワーを信じる」これが最強です!!

さて、いろいろ書きましたが(長くなりました…)、
究極いちばん大切なことは、これです。

月にはとても大きなパワーがある
月は私たちが幸せになるサポートをしてくれる
これを自分の真実として信じきる

うん。これだけ。

本当に究極、これだけ信じていればOKです。
そして満月をただ眺めたり、新月の闇夜を静かに過ごしたりして
「お月さまありがとう〜♡」と言っていれば大丈夫。
本気で信じれば、ちゃんと月の恩恵を受け取れます。

今回の新月は、とくに金環日食とタイミングが重なっていますね。
これは新月の性質をより一層強めるという影響があります。
日中の太陽の光が、月によって隠される。
日食は、私たちの見えている(と思っている)世界が、じつは見えない世界の力ともつながっているということを象徴する現象といえます。

また人によっては、新月のあたりは陰エネルギーが強まって直感が冴えまくることもあるかもしれません。
今回の新月はとくにそんなパワーが感じとれるので、「なんとなくこうしたい」のインスピレーションに従って行動するなど、上手に恩恵を受け取りたいですね♡

そして体調面では、新月は弱りやすいタイミングですので、どなた様もぜひお体を労わって、リラックスしてお過ごしください。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。
なんとなくいいな、ピンとくるな、と感じた部分の情報だけ受け取っていただければ幸いです!

いつもスキしてくださる皆さま、励みになっております。本当にありがとうございます。

愛を込めて♡
ゆーみん

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