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小山龍介のイノベーション・トーク

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イノベーション人材が育つ‹場›についての講演や対談をお届けします。
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記事一覧

日本遺産にみる文化創造

2020年11月14日に開催された「文化観光フォーラム in 佐渡・新潟」での小山龍介講演記事です。 「文化創造」フォーラムのテーマになっている「文化創造」は言葉として非常に重要だ思っています。 文化財保護と文化振興は、別々の部局がやってきたという経緯があって、日本遺産に認定されて文化財活動をやっていこうという話になったとき、まずひとつは文化財の部局と観光の部局がなかなか連携できない、もうひとつは、文化「振興」と文化財「保護」がうまく溶け合わない、という問題が出てきます。

小山龍介 出版記念講演 『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(後半)

2020年9月25日に出版された『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(小山龍介著/ディスカヴァー・トゥエンティワン) これをうけて10月15日、著者がアドバイザー/ファウンダーを務める一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会主催で出版記念講演(オンライン)が開催されました。後半の質疑応答部分をお届けします。 (前半の記事はこちらからどうぞ) 「本に書いちゃったら次の授業は?」 Eさん:実際の授業がそのまんま本になったのですか。これから受ける授業は

小山龍介 出版記念講演 『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(前半)

2020年9月25日に出版された『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) これをうけて10月15日、著者がアドバイザー/ファウンダーを務める一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会主催で出版記念講演(オンライン)が開催されました。この様子をお届けします。 ケースメソッドを体験してみよう小山龍介(以下、小山):皆さんこんばんは。今日は本に書いていない背景をご紹介したいと思っています。書いてないと言いつつ、ちょっと匂わし

小山龍介講演|アートがひらくビジネスモデル

今日最後の講演になりました。一日の講演の整理になれば、と思っています。[注1]タイトルは「アートがひらくビジネスモデル」。オリンピアのテーマは「アートがひらくイノベーション」。一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会として、「ビジネスモデルをどこに位置づけるのか」をお話ししたいと思います。 建築物から労働の喜びを見出したジョン・ラスキンまずは、ひとりの人物からスタートしたいと思います。2000年ごろから注目されている、もともとは美術評論家で、いまは経済学者として、また、

ビジネスモデルにまつわる循環とダイナミズム―ビジネスモデルオリンピア2018講演

哲学の歴史を少し紐解いていくと、「実存主義」というのがあって、「実存は本質に先立つ」という言葉から現代の哲学がスタートします。「犬はこうである」という、そのものがもっている本質がありますよね。猫の本質とか男性、女性、それぞれ本質というのがある(と一般的に考えられている)。 しかし実存主義では、現実の存在(実存)というものがまず先にあって、本質に関わらず自分の生き方次第で人生は変えられるよ、というんです。この実存主義は、特に1960年代、70年代、学生たちを政治運動へと駆り立

アートとビジネスの交差点―『クリエイティブの練習帳』出版記念講演&ワークショップ(2)

10月29日に開催された、アイデアを発想するためのワークブック『クリエイティブ』の練習帳を題材とした出版記念講演&ワークショップ。(主催:一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会・フィルムアート社) 「クリエイティブ」の練習帳 発想力をとことん鍛える100の難問 ロッド・ジャドキンス=著|島内哲朗=訳(フィルムアート社・2019/9/26) 日本語版出版を働きかけ、イベントの企画に携わった豊島考作氏による、冒頭のイベント開催経緯とワークショップをご紹介する。(文:豊島

混沌から生まれる構造と ビジネスモデル

最初に、私がこの一年間(2016年)にやったことを、紹介したいと思います。文化庁の嘱託で、日本遺産のプロデューサーとして各地を訪問しています。今現在(2017年2月現在)、37地域が認定されているんですけど、認定地域を訪れてアドバイスをする、という仕事をしています。その結果を文化庁に報告し、この前は自民党の「文化伝統調査会」なんていうところで議員さんや官僚の方々にレポートする、なんていうことをやりました。 こういった活動以外に、8月には沖縄のプロジェクトであるニライカナイ事

「ビジネスモデルに心は生まれるか」生命論的ビジネスモデル論〜前野隆司・小山龍介対談

2016年3月12日一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会主催『ビジネスモデルオリンピア2016』での、前野隆司氏と代表理事(当時)小山龍介の対談をお届けします。 ビジネスモデルもひとつのシステム小山龍介(以下、小山):実は、控室で喋ってしまうとここで喋ることがなくなるので、打ち合わせなしで、とお願いしました。ですからぶっつけ本番です。私から前野先生にいろいろ質問しながら進めていきたいな、と思っています。 さて、ビジネスモデル・キャンバスですが、前野先生の授業でも使

しゃぼん玉が生み出した地域の縁側 ー福島におけるソーシャルオアシスの取り組みー ―Social Moment Vol.1

CONCEPT BASE Shibuyaで行われるのは、さまざまなイベント。今回はSocial Moment Vol.1として、福島の佐藤和希さんをお招きして、みんなでしゃぼん玉をつくりました。(2019年10月31日) 佐藤さんは、しゃぼん玉で、地元福島で非公式のコミュニティを作り出しつつあります。 なぜ「しゃぼん玉」? いろんな疑問がわきますが、まずは佐藤さんのお話聞いてみましょう。(文・構成:片岡峰子/写真:小山龍介・片岡峰子) ちょうどハロウィンのこの日、渋谷一

アートとビジネスの交差点―『クリエイティブの練習帳』出版記念講演&ワークショップ(1)

2019年9月、フィルムアート社からアイデアを発想するためのワークブック『クリエイティブの練習帳』が出版された。世界的アーティストを多数輩出する名門芸術大学、セントラル・セント・マーティンズで、長年クリエイティブな思考法について教える著者が、生徒の潜在能力を高めるために出題した「難問」100個をまとめたもの。 原著に甚く感銘を受け、日本語版出版を働きかけた豊島考作氏と、推薦文を担当した小山龍介が登壇する、出版記念講演&ワークショップ(主催:一般社団法人ビジネスモデルイノベー

1階づくりはまちづくりー田中元子 誰しもが「よかれと思ったこと」が実現できる場所

2019年9月7日、NPO法人場の研究所が主催する「場のシンポジウム2019」が、共催するエーザイ株式会社の大ホール(東京・文京区)で開催された。今回のシンポジウムのテーマは、「『〈いのち〉のオアシス』~生きにくい社会の形を底辺から変えていく~」だ。 株式会社グランドレベル代表取締役社長・喫茶ランドリー オーナーの田中元子氏による講演、「1階づくりはまちづくり」をご紹介する。(文:あおみゆうの/編集:片岡峰子/写真:高橋昌也) 趣味を通して気づいた「グランドレベル」の重要

講演者と参加者による対話の時間―〈いのち〉のオアシスとその活きについての話し合いの場

2019年9月7日、NPO法人場の研究所が主催する「場のシンポジウム2019」が、共催するエーザイ株式会社の大ホール(東京・文京区)で開催された。 今回のシンポジウムのテーマは、「『〈いのち〉のオアシス』~生きにくい社会の形を底辺から変えていく~」だ。 シンポジウム登壇者4名(清水博氏・高山千弘氏・田中元子氏・松田ユリ子氏※登壇順)による「講演者と参加者による対話の時間」『〈いのち〉のオアシスとその活きについての話し合いの場』をご紹介する。(文:あおみゆうの/編集:片岡峰

『未来につなぐ〈いのち〉』ー高山千弘 30年後、2050年社会に向かってとりくむコミュニティでの〈いのち〉の与贈循環

2019年9月7日、NPO法人場の研究所が主催する「場のシンポジウム2019」が、共催するエーザイ株式会社の大ホール(東京・文京区)で開催された。今回のシンポジウムのテーマは、「『〈いのち〉のオアシス』~生きにくい社会の形を底辺から変えていく~」だ。 エーザイ株式会社執行役員知創部部長である高山千弘氏による講演、「『未来につなぐ〈いのち〉』~30年後、2050年社会に向かってとりくむコミュニティでの〈いのち〉の与贈循環~」をご紹介する。(文:あおみゆうの/編集:片岡峰子/写

安心して意見表明できる場所が居場所になる―松田ユリ子「多様性が守られる居場所」〜 学校図書館がカラフルな学びの場になるために~

2019年9月7日、NPO法人場の研究所が主催する「場のシンポジウム2019」が、共催するエーザイ株式会社の大ホール(東京・文京区)で開催された。今回のシンポジウムのテーマは、「『〈いのち〉のオアシス』~生きにくい社会の形を底辺から変えていく~」だ。 神奈川県立田奈高等学校学校司書・法政大学兼任講師・NPO法人パノラマ理事の松田ユリ子氏による講演、「『多様性が守られる居場所』~学校図書館がカラフルな学びの場になるために~」をご紹介する。 松田氏の舞台は、公立高校の図書館。