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片付けの実践法①

今、片付けの実践本の執筆中です。
と言っても、まだ目次案も悩んでいるところですが。

一言に片付けと言っても、個人により千差万別。
片付けの本は数えきれないほど出版されていて、女性誌や生活誌にも何度も特集が組まれるほど奥の深いものです。

それぞれ断捨離を勧めるもの、ラベリングや整理整頓を勧めるものなど様々な種類があり、どれが自分のタイプに合うのかわからなくなる人も。
自分に合わないことをしていると、余計に散らかったり、途中で投げ出したりしますし、またできなかった・・・と落ち込む原因になります。

料理の苦手な人が料理本をそろえるように、片付けの苦手な人が片付け本をそろえることも「あるある」です。

私は昔から家の間取りを見るのが好きで、玄関から入って「ただいま」と声をかけるところから空想が始まります。
ここで手を洗って荷物はここに置いて、買い物したものはこのスペースで・・・など考えるのがとても楽しみでした。
リビングダイニング、キッチンを見て、まず自分の部屋を決めます。
そして家具を置いていくのです。

空想が無駄になることも多いのですが、気持ちのいい空間をイメージするのは大切です。
例えばその部屋をどう使うか。私は模様替えの際にも必ず間取り図は描いています。
イメージをすることで、実際の片付けの際に迷わなくなるのです。

片付けにおいて、私はすべて「箱」の整理のくり返しだと思っています。
引き出しひとつ、収納庫ひとつ、スペースひとつ、部屋ひとつ、家ひとつ。

手順も、全部出して、必要なものを残し、取り出しやすく戻す。
非常にシンプルです。

最初から難しいことにチャレンジしてしまうと、途中で嫌になったり、投げ出してしまいたくなります。
思い出の品、キッチン全体、整理整頓は、かなりハードルが高め。
使える時間、気力や体力とも相談して、無理をしないことが大切です。

片付けを成功させたいなら、まず自分の気持ちを知ること。
片付けたい理由を考えてみます。
物理的な理由としては、動線が悪い、家事に時間がかかる、探し物が多い、目のやり場が多い、圧迫感がある、など。
心理的な理由としては、イライラする、片付けストレスから解放されたい、家をきちんとできなくて落ち込む、などでしょうか。

意外と片付けたい理由を深堀することは楽しいものです。
過去を清算したい、子どもにがみがみ言いたくない、夫と仲良くしたい・・・など、本当の気持ちが見えてくることがあります。

片付け前の準備として、一度じっくり自分の気持ちを見つめてみましょう。
紙につらつらと書きあぐねます。どうせ捨ててしまうので、ざっくりでいいのです。
そして、嫌だと思う気持ちをしっかりすくってあげましょう。
気持ちがわかったら、その紙にサヨナラしてびりびり破り捨てます。

生きているとたくさんのストレスにさらされます。
大きくて避けられないストレスもあれば、日常の些細なものもあります。
片付けることは日常の些細なストレスを軽減すること。
それだけでも人生は軽やかになると思うのです。







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