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好きな場所を一つ作ること

毎日の暮らしの中で、たまに訪れる大きなことがあります。
年が明けてすぐに日本でも大きな災害や事故があり
「もう何も起こりませんように」と思ったところに父が倒れたとの知らせが入りました。

意識が回復することなく、父は他界しました。
日経平均株価がバブル期以降最高値を超えたと、知らせを聞いて病院に向かう車の中のラジオでしきりに言っていました。
現実ともうこの世にない魂と、なんだか不思議な感覚になったのを覚えています。

大きなことが起こると、とてつもなく体と心が疲弊します
その時は気づかなくても、だいぶあとで「あの時は普通と違っていた」と感じてきます
普段通りに過ごせる日常のありがたみが、身に染みるのです

疲れたなと感じると、庭のアオダモの木陰で昼間からビールを飲んで一息つきます。誰にも内緒の、自分だけの癒しの時間です
好きな場所を作ることで、そこに逃げ込める安心感
きっと、だれもがそのような場所を持ちながら生きているのでしょう

だれにも見られず、ほっとできる場所。自分だけの空間。
ここがそんな場所になれたらうれしいと思っています。


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