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「小さな約束」の価値
ある日、ある人と言葉で交わした小さな約束。
私がなにかを受けとる側だった。
つまり、約束はその人が私に
「〇〇を贈るから!」
というものだった。その子の手作りのものだった。
その後、少し間があいたのでさりげなく、屈託なく
「あれ、どうなった?^^」と聞くと
「準備してるから!」
というから、ガラにもなく楽しみにしていた。
さらにしばらく経ち、今に至る。
全然音沙汰がないから、忙しいのかな、と思っていた。
でも違った。
相手は忘れてしまったようだ。
なぜなら、普通にSNSでは目一杯遊んでいる様子が
毎日のようにアップされていたから。
(私はSNSパトロールをしないから、
だいぶ経った最近になってそれを知った)
ちなみに私はそういうの、守るほうだ。
どんなにささやかでも、大切にする。
相手のあることだから。
この話を、ある日、その子を知る別の友人に話した。
「そういう子なんだよね~^^;
でも、いつかその子は必ず同じことで学びを体験するからね~」
私「そうだね~。
出したものは循環して返るもんね。
さて、もう待つのは疲れたし(笑)、私はもう手放しまーす」
「そうだね、そうなるよね^^;」
と、その話は終わった。
小さな約束。
でも、
それを嬉しく思い、楽しみに待ってた「相手(私)」が
この世界にいるのだ。
思うに、こういうケースって各所で起きていると思うんだけど、
約束だから重いとかそんなタイソウなことでもなくて、
単純に楽しみにしてくれている相手のことを考えられなかったら
結局自分がどこかで同じようなことになる、と思うんだけどな。
ちなみに、その子は決して悪い子ではない。
(ちょっと独特で抜けてるけど)
でも、その子が
「相手のことを想像できる」人になれたら、
さらに輝くだろう。本来の魅力も発揮されると思う。
応援される人は、みんなこうした小さな約束を
実は大切に守っていたりする。
約束の大きさは関係なくて。
”それ”を丁寧に守る、という人間性が
人を惹きつけるんだと思う。
ちなみに私はけっこう、こういう時に相手に物申す(気づかせる)こともあるんだけど、今回は、やめておく。
その代わり、もう今後、私の愛や時間をその子には割かない。
(ね、こうして応援者をひとり、まずは失ったわけだ^^)
いつか自分で気づけるといいね。
誰かとの信頼も関係性も、一朝一夕でできるものではないから。
少しずつ、積み上げていくもの。
丁寧に、心をかけて。
そうやって、結果的に互いが高め合っていける。
そのメカニズムがわかれば、小さな約束を放っておくことは
できないはずだけどな。
ちょっと残念ではありました。ちゃんちゃん。
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