見出し画像

モテキ①

モテる時期/モテキ

人生で3回来ると言われていますが、みんな何回くらい経験しているのでしょうか。

僕は1度だけありました。モテキ。

その時に遭遇した女子達、もとい肉食女子達について書いていきたいと思います。


どのくらいモテるのか

モテキと言っても、その程度は個々に差があると思います。

しかし一般的にどのくらいがモテてどのくらいがモテないと言えるのかがわからないので僕の基準で伝えていきます。


「アレはモテキだった」と言えるレベル

モテキが実際に来る前は、
 ①小学校の時に自分のことが好きな子が2人いた
 ②中学校の時にバレンタインチョコを10個もらえた(でも内9個は義理)
 ③大学になってまともに彼女ができてから、10年間で彼女が途切れていた期間が3ヶ月くらいしかない

こういうのがモテキなのかな?と思っていたので3回使い切ったと思っていました。

ところが、モテキとはそんな生温いモノではなかったんです。
みんなこんな時期3回も来るの !?ってくらいモテました。

アレは、あの6か月間は確実にモテキだった。


1人目 肉食Lv.5:恋に恋しちゃってる女子

(※先に、1人目はエロ要素はないことをご了承ください)

数年間と長く付き合っていた彼女とお別れをして1週間くらいの頃、仕事終わりにラーメン屋でスマホを眺めていたらfacebookから通知が来た。

「今日はA子さんの誕生日です。」

A子さんは元職場の先輩で、数ヶ月前に転職してから連絡などしていない。
仕事には厳しい人で近づきがたい人だったが目鼻立ちの整った可愛らしい人だった。

元気にやってんのかな、と思い気まぐれにバースデーメールを送った。

元々プライベートで付き合いはほぼなかったし、無視ならそれはそれでしょうがないくらい希薄な関係だったが、即電話が来た。

A子「ありがとう!誕生日覚えてたの??」

メ「お久しぶりです!当たり前じゃないですか~iPhoneならね」
  ※この頃3Gが出始めたばかりでスマホユーザーは僕しかいなかったので
  「iPhoneならね」が持ちネタのようなものだった

A子「彼女いるのに他の女の子にこんなメールしてるの?ダメじゃん」

メ「いや別れちゃいましたよ~」

A子「あら残念。じゃあ明日ヒマ?ディズニー行きたいの!

メ「いきなりですね!? どうせヒマなんで行きましょか」


なんとなく勢いでOKしちゃったけど、これデート?デートですか?

付き合ってなくても、友達同士でもテーマパーク行ったりって聞くことはあるけど、自分ならいきなり2人でとか誘えない!シャイですから!

でも何事も経験がモットーなので、ディズニーに行くことに。


突然に彼女ができる

翌日ディズニーで一遊んだ帰り道

A子「今日はありがとね!急にデートみたくなっちゃったね」

メ「いやいや僕も楽しかったんで。次は彼氏とデートで来れるとイイですね!」

A子「じゃあ付き合っちゃう?」

メ「いやいやそんな冗談やめてくださいよ本気になったらどうすんですか 
  (マジかよ。え、あ?コレ告白されてるの?いや冗談だよね?)」

A子「本気だよ」

メ「(やだ・・・女子だったらキュンキュンしちゃうんじゃないの・・・男前・・・)
  あ、えっ?じゃあ、オナシャス」

あれ?今彼女できた?何コレ?こんなんアリなの?
軽く付き合おうとか言っといて本気感も出してくるとかズルくない?

ということで前カノと別れて1週間で彼女ができました。
この頃がモテキの始まりとはつゆ知らず、その渦中に流されていくのでした。


結婚願望力は530000です

ところでこのA子ちゃん。
モテキ中では肉食レベルも告白の押しの強さ以外は普通めの人なんですが、

 ・ディズニー帰りに早速理想の結婚について語る
 ・翌週には両親との食事をセッティングする
  (結婚したら同居できるのか聞かれる)
 ・さらに翌週には貯金の残額やお金の使い方のあるべき形について語る
   (ロードバイク買うの止められた)

と、無言でゼクシィ級の結婚願望のヘヴィさを余すことなく全力でぶつけてくるのだ。

ちょ、待てよ!
まだ付き合ってチューもしてませんよ⁉

そんなこんなで満身創痍で付き合っていると、やたらとガードが堅いことが気になる。
全然手を出させてくれないのだ。

もう20代後半だし、そんな経験も覚悟もないわけじゃなかろうに・・・
と思っていたある日

A子「私、メガネの事ちゃんと好きになって良い?」

メ「 (は??) えっ? 」


A子ちゃんは付き合うなら真剣にしか付き合いたくないらしく、これまでは結婚も考えられる相手かどうか見ていたと。

だから手は出させなかったけど、大丈夫そうだからこれからはそのつもりになって良いか的な意味で「ちゃんと好きになる」なんだそうです。

しかし、逆に僕はいまいち理解ができませんで
「なにそれ?ドラマか漫画のセリフ??」みたいな違和感しかありませんでした。


ダブルデートダー

困惑が続く中、お構いなしにA子ちゃんは次の予定の話を進めてくる。

A子「日曜に友達と一緒に会ってほしいんだけど。」

メ「いいけど・・・なんでまた友達?」

A子「友達カップルなんだけど、ダブルデートしよ!」

メ「いいけど、いつ?
  (ダブルデートって実在するんやな・・・
  それ元々友達同士とかでやるんじゃないの?何話したらええねん)」

A子「来週の日曜」

メ「あ、その日ダメだ日勤だ」

A子「そうかぁ~しょうがないね。
  ダァ連れてくって言っちゃったけど断ろう

メ「なに連れてくって?」

A子「ダァ」

メ「なにそれ?ダー?」

A子「ダーリンのこと。言わない?」

メ「ダーリン???」


なんかいろいろストンと腹に落ちた気がした。

A子は、理想の恋愛をしていたり、結婚に向かう自分に酔っていたいのだ。
そしてそれを周りに見てもらいたいんだ。

恋愛経験が少ないまま彼氏も作らないできたから、理想が邪魔して付き合うに至らない。

今回は突然誕生日に連絡が来て一緒にディズニーに行くってのが何かにハマったんだろう。そいで付き合ったと。

だから理想の彼氏像から外れそうになる僕をコントロールしようとするのか。
だからカラオケでキャラじゃないEXILEとか歌えるようにさせてくるのか!

あああ~コレは無理だぁ!!
勢いで付き合い始めたのもあって、夢見がちなA子ちゃんと現実を擦り合わせたりして付き合い続けるほど好きになれていない僕はダメだと悟った。
(カラダの相性も良くなかったとかとても言えない)


別れようそうしよう

コレは早く別れを告げないとA子ちゃんの時間も無駄にしてしまう。
しかしこういうタイプはどう言えば良いんだ?

経験上キレイに別れようとすると失敗するし長引くから、悪者になるつもりで付き合い続けるのは無理って事をハッキリ伝えなければならない。

などと考えてばかりでもしょうがないのでとりあえず呼び出して別れ話をしたところ、意外とあっさり事が進んだ。


 ①駅ビルの最上階で待ち合わせ
 ②屋上(駐車場)へ移動
 ③自分の車のカゲかつ夜景を望みながら別れ話開始!
  A子「話ってなに?」
  メ「なんとなく分かってる?」
  A子「別れ話でしょ」
  メ「そう。ゴメンね。よくわかったね」
  A子「そういうのはね、女の子はわかるんだよ」
  メ「そっか。じゃあ最後家まで送ってくよ」
  A子「泣きながら帰れないもんね」


うおおおおうまくいったぁ!!!
グダグダな別れ話しかしたことなかったから超緊張した。

別れる理由とか長くなるから聞くなよ!ってずっと祈ってた。
まさかこんなにアッサリいくとは。


という事で、さわりの1人目A子ちゃんでした。

悪い子ではなかったんですが、ちょっと会話のキャッチボールが初球から重すぎました。
誰か良い人と出会って幸せな結婚ができていることを祈るばかりです。

あまり面白みのある話ではなかったかと思いますが、
モテキなのでこのA子ちゃんとの付き合いの間に同時に2人目と3人目がアプローチしてきているんですが、それはまたの機会に・・・。




以下予告

2人目:とりあえず行ってイイ?女子
3人目:セクハラ大木凡人女子
4人目:上司を起用してゴリ推し女子
5人目:あれ?友達って言ったじゃん女子
6人目:甘いフェロモン女子 (前編)
   :甘いフェロモン女子 (後編)
7人目:清純派女子 (前編)
   :清純派女子 (後編)
8人目:エスパーバドガール女子

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?