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ソファに寄り添うインテリアを…ブロッコがつくる「REMORA(リモーラ)」に無垢の木を脚に持つローテーブルが誕生しました。

2006年にオーダーソファ専門のブランドとしてスタートしたブロッコ。
嬉しいことに、ファンになってくださったお客様から、テーブルやシェルフといったインテリアのご要望をいただくことが増えています。

そんななか、今秋誕生したのが「REMORA(リモーラ) ローテーブル/FABRIC」。その誕生ストーリーは、こちらの記事でお伝えした通りです。

さらに今回誕生した「REMORA ローテーブル/WOOD」。

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やさしくナチュラルな手触りの無垢材4本を脚に持ち、すっきりとシンプル。使う人の生活にそっと寄り添うデザインとなっています。


bloccoのロゴに始まり、人気ソファの「DAINY」「GEMINI」ほか「REMORA ローテーブル/FABRIC」のデザインを担当した山田佳一朗さんに、お話を伺いました。

木脚の「REMORA ローテーブル」を開発することになった経緯とは?

REMORAの開発がスタートした時、実は当初「木製の脚で…」と考えていたのです。構想を深める中で、オーダーシステムのbloccoならではの張りの技術を生かして誕生したのが、先に発売となった「REMORA ローテーブル/FABRIC」でした。

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おかげさまで大変なご好評をいただきましたが、その一方で「重心が高めのソファ、特に木脚のソファに合わせるには、木脚のテーブルがあってもよいのではないか」という思いが私の心には残っていました。その思いをbloccoブランドディレクター兼営業本部長の沼田英司さんに相談し、形にしたのが今回の「REMORA ローテーブル/WOOD」なのです。

デザインのポイントはどのような点ですか?

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1本ごとの脚は下に行くにしたがって細くなりますが、脚全体4本で見ると末広がり。安定感を持ってグランディングしている点がまず一つです。脚を天板に直接据え付けている点でも安定感を増しています。

また「REMORA ローテーブル/FABRIC」でも、天板の上面のエッジを面取りし柔らかなカーブにしていますが、今回のWOODでも同様の加工をしています。合板ではなく、無垢材だからこそできることですね。WOODは脚が木で、天板と同じ材質である分、上面のカーブにより表情が生まれたのではないかと感じています。

さらにL、M、Sと3種類、天板の広さ、高さの異なるタイプを用意したのもFABRICと同様です。3つを組み合わせた時にも美しいデザインとなることも、大切にしたポイントの一つとなっています。


WOODはすっきり細身の木製脚ですから、3つ組み合わせて使っても重さを感じさせることがなく、使い勝手もよいと思います。

L、M、S、それぞれどのような使い方がおすすめでしょう?

天板が広く高さの低いLは、カフェスタイルのセンターテーブルにしてはいかがでしょうか。向かいにラウンジチェアやイージーチェアを置いてテーブルを囲み、くつろいでいただくシーンなどを考えています。

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天板が小さめで背の高いSは、ソファの肘かけの隣においてサイドテーブルのようにも使っていただけますね。タブレットや本、雑誌、カップソーサー、ケーキ皿を置くことを想定し、設計しました。

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中間のMはノートパソコンと資料、それからお茶が置けるイメージで設計。テレワークなどにも活用していただければ…と、考えています。

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設計する時には段ボールなどでモデルを作り、実際にカップやタブレットなどを置いてサイズの確認などもするんですよ。その上でエッジのカーブなども含めて、最も使いやすく、デザイン的にも美しいサイズを決めていきます。

もちろん個別販売もしていますが、できれば3つを揃えて足したり引いたりしながら、いろいろなスタイルを楽しんでいただけたらと思っています。

無垢の木材ならではの手触りも「REMORA ローテーブル/WOOD」の魅力ですね。

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はい。「REMORA ローテーブル/WOOD」はウォルナットとオークの2種類。どちらも、天板、脚ともにオイル塗装で仕上げています。


木の表面に塗膜をつくってしまうウレタン塗装とは異なり、オイル塗装は木材の奥に染み込むことで保護の役割を果たします。そのため手で直接触れる表面部分は、自然な木の質感がそのままに保たれるのです。

カップを置いた輪染みなどができても拭けば取れますが、もしも跡が残ってしまった場合でも、紙やすりで削り再塗装をすれば当初の風合いに戻ります。傷ができても同様に修理ができますし、また、傷そのものが〝味〟になると感じる人も少なくありません。


オイル塗装はご自身でもできますので、自分で手をかけ育てていく楽しさも味わえます。長く使えば使うほど味が出て、愛着も湧いてくる。無垢材ならではの魅力と言えるのではないでしょうか。

――ありがとうございました。

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多くの人にとって、2020年は家で過ごす時間が増えたのと同時に、家での時間をより安らぎに満ちたものにしたいという願いがより深まった年でもありました。無垢の木ならではの温もりあふれる「REMORA ローテーブル/WOOD」は、使う人の生活にやさしく寄り添い、心安らぐ空間の創出に大きな役割を演じてくれることでしょう。

デザイナー 山田佳一朗/Kaichiro Yamada

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1997年武蔵野美術大学を卒業後、同研究室助手を経て2004年よりKAICHIDESIGNを主宰。2011年より「花ノ停留所」で花屋を、2017年より「花住荘 -KASUMISO-」で賃貸住宅を運営。考える人、作る人、伝える人、使う人と共に考え、関わる人が生き活きと生活できるよう活動している。主なデザイン活動にイストク、リビングトーク、角館伝四郎、ひきよせなどのブランディング、GEMINI(blocco)、KOTORI(アッシュコンセプト)、酒器だるま(セラミック・ジャパン)等のプロダクトデザイン、COEDOの屋台、EDITORYのインテリアデザイン等。グッドデザイン賞(2004/’11/’13/’14/’16/‘18/‘19)、red dot design award(2010 ドイツ)、Design for Asia Award(2012 香港)、Tokyo Business Design Award 2013 優秀賞、ウッドデザイン賞(2015/‘17)等受賞。A Dream Come True(ミラノ、2007)、現代のプロダクトデザイン(東京国立近代美術館、2013)等出展多数。

REMORA ローテーブル /WOOD 展示店舗について

REMORAローテーブルは、【東京】blocco青山店、blocco三鷹店【札幌】blocco琴似本店、bloccoサッポロファクトリー店にて展示を行っています。

また、遠方でお立ち寄りが難しい場合は、LINEチャットやメール、オンライン通話での接客も対応させて頂いておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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