花屋 雅貴 ~行政からお金を出してもらって地域おこし協力隊の募集・受入れをしている会社の取締役~

「地域おこし協力隊の地域での歩き方」を伝えるガイド。北海道のある町で「地域おこし協力隊」を受け入れる事業を7年間行っている会社の取締役。その間、全国100人以上の地域おこし協力隊と対話を重ね「地域おこし協力隊のブラックとホワイトの間、光と闇の間」をのぞいてきた経験を持つ。

花屋 雅貴 ~行政からお金を出してもらって地域おこし協力隊の募集・受入れをしている会社の取締役~

「地域おこし協力隊の地域での歩き方」を伝えるガイド。北海道のある町で「地域おこし協力隊」を受け入れる事業を7年間行っている会社の取締役。その間、全国100人以上の地域おこし協力隊と対話を重ね「地域おこし協力隊のブラックとホワイトの間、光と闇の間」をのぞいてきた経験を持つ。

最近の記事

協力隊が地域で闇落ちしないための「おすすめの動詞」

影響の輪を広げるには?今回の話は前回の続きです。ものごとには自分が直接影響を与えることができる「影響の輪」の範囲のことと、影響を与えることができず関心を持つことしかできない「関心の輪」の範囲のことに分かれます。 自分の自己効力感を上げるには、関心の輪に気を(時間を)取られずに、影響の輪の範囲のことに集中することが大事。そんなことを書きました。 私はこの話を書籍「7つの習慣」で大学生の時に読みました。かれこれ30年近く前になります。「なんで他人のことばかり話をする人が多いん

    • 地域で疲弊しないために「仕分け力」で私を取り戻す

      地域おこし協力隊がブラックだとなりがちなのは、ミッションがうまくいくいかない(そしてそもそもうまくいかないミッションが設定されることが多い)も含めて、結局のところ地域の人との関係性作りがうまくいくかどうかです。 ミッションがうまくいかないから関係がおかしくなる。協力隊という名前のせいで上下関係ができやすくなる。そしてブラックへ。そんなことをこれまでも書いてきました。 そういう地域おこし協力隊を取り巻く環境があるのは事実ですが、それを理由にしてしまっては大切なあなた自身の時

      • 決戦の地はスナック。地域の闇をくぐりぬけるための「〇〇の指輪」

        地域おこし協力隊から地域の起業家へ前のnoteから少し時間が空きました。仕事で「地域おこし協力隊から地域の起業家へ」と題したイベントを行い、その準備などに時間を取られていました。 イベントはタイトルの通り地域の中で「協力隊」⇒「起業家」になるために何が必要か?を解説するもので、協力隊経験者の実例をもとに「お金」と「時間」の使い方を中心に私が説明をしました。 準備を進める中でこのnoteのテーマについてもたくさん考えました。これまでは「闇」の部分を話題にしてきましたが、大事

        • 「地域おこし協力隊」という名前がもつ光と、その光が必然的に引き寄せる闇の話

          名は体を表す。「地域おこし協力隊」という名称のわかりやさモノには名前があります。商品を売りたいなら消費者がその名前をみてすぐに商品を理解できる必要があり、小林製薬の商品の名称はそのわかりやすさと「名が体を表すぶり」がネットのネタにもなります。 「地域おこし協力隊」という名称はどうでしょうか?個人的には「めちゃめちゃわかりやすい」です。考えた人は天才じゃないでしょうか。 地域おこし協力隊に含まれる「地域」という言葉が発明だと思います。この地域は身もふたもなく言ってしまえば、

          地域おこし協力隊をブラックにしがちな「3つの関係性」と「スタート地点」の話

          「地域おこし協力隊はなぜブラックになりがちなのか?」協力隊を取り巻く「3つの関係性」を軸に話を展開します。きっと協力隊はやばい…と感じると思いますが、スタート地点を明確にすることで、そこから前を向けるようにすることを目指した記事です。 地域おこし協力隊はなぜブラックと言われてしまうのか?地域おこし協力隊として地域に入った後、「思ったのと違う感」、なんだか「こき使われる感」、やっていることの意味が感じられない「徒労感」、どこにも「逃げられない感」、誰も助けてくれない「孤独感」

          地域おこし協力隊をブラックにしがちな「3つの関係性」と「スタート地点」の話

          地域おこし協力隊は「なぜブラックになってしまうのか?」を考察する前の、まずは自己紹介の話

          地域おこし協力隊と関わり始めて7年。100人以上の協力隊と対話してきた結果として、協力隊はなぜブラックになってしまうのか?何が問題でどう対応すればいいのか?を考えようと思います。その前に、まずは自己紹介した記事です。 まずは身分を明かしますこのnoteでは「地域おこし協力隊の光と闇」について自分の見聞きしてきたことについて書き記します。 書くのは自由だと思うのですが、このnoteを見つけてくれた皆さんにとって読む価値があるかどうか?を判断する材料を提供する必要があると思い

          地域おこし協力隊は「なぜブラックになってしまうのか?」を考察する前の、まずは自己紹介の話