3人での新たなリフレッシュの形

 最近の我々家族のブームはカフェ巡りである。なにも最近始まったことではないのだが、ひなちゃんが生まれてからもう7ヶ月が経とうという今、ようやく3人での外食やちょっとした気分転換のカフェにも慣れてきた。
これまで夫婦で訪れてきたカフェといえば、比較的静かでコーヒーや紅茶が美味しくて、安ければなお良しというお店がほとんどだった。おかげで梅田の周辺では、どんな時でも困らないぐらいの店は開拓していると思う。
ひなちゃんが生まれてからは、外食やカフェ選びのポイントがガラッと変わった。
 先日3人でテラス席のあるカフェに出かけた。日中は暖かい日が増えて、風に拭かれながらお茶をするには最高の季節だ。
外席ならばひなちゃんが泣きだしても周りを気にせずにのんびりできる。これが思った以上に良かったのだ。
訪れたのは大阪駅からすぐのうめきた広場にあるGARB MONAQUEというお店。シフォンケーキが美味しいことで有名だ。テラス席は水の流れる広場に面しており、解放感もある。まあ我々にとっては解放感というよりも、適度に周りがガヤガヤしている方が重要なのだが…。
テーブル周りや通路のスペースにもゆとりがある。店内が広いというのも、ひなちゃんを連れて行くには重要なポイントだ。
そこでお茶をしていてもう一つ気づいたことがある。それは、子連れのママが割と多かったということ。特に一人で走り回れるぐらいの年齢の子供連れだと、広場で遊ぶ子供を見ながらママさんたちがお茶をするというわけだ。妻にママ友がほしいかどうかはさておき、ひなちゃんを連れての新たなリフレッシュの形を見つけた気がした。
その店で過ごしたのはほんの1時間足らずの間だったが、発見が多くなにより妻も僕もとても楽しかった。テーブルをポンポンたたきながらずっとご機嫌でいたひなちゃんにとっても、きっとそうだったに違いない。
ひなちゃんを交代でだっこしながらのカフェタイムも、それはそれで悪くない。ひなちゃんを妻に預けてすっかり冷めてしまったコーヒーを飲みながら、そんなことを考えた。
この先も、今までとは少し違った形の過ごし方を見つけていくのだろう。そう思える心の余裕を持ち続けたいと思った。

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