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深山さんのゆるみ日和 #1 イメチェン

新年度が始まった。
私自身に「新学期」「始業式」などのイベントは発生しないが…
「春」「4月」といったキーワードを聞くと、何でもいいから新しいことを始めてみたくなるのが人の世の常。

そんなタイミングで、ちょうど美容室の予約日を迎えた。

このタイミングで予約を入れていた2週間前の私、グッジョブ!
…なんて思いながら、いそいそと朝一番の美容室へ向かった。


「春」といえば「イメチェン」の季節である。
(と、私は勝手に認識している。)

しばらく「美容室ジプシー」状態だったが…
ここ1年は、同じ美容室の同じスタイリストさんにお世話になっている。

私が住んでいるところは比較的田舎なので、在住地よりも出身地が都会な私にとって「美容室」は気に入るところが少なかったのだ。

しかし、現在お世話になっている美容室のスタイリストさんは…
よく分からないであろう私からのリクエストを懇切丁寧に聞いてくださり、いつも試行錯誤しながら、バッチリ私の希望通りに仕上げてくださる。

今回も、バッチリ「イメチェン」させてくれて大満足!
現在のところ、絶大な信頼を寄せるスタイリストさんなのだ。


こうして「イメチェン」完了した自分を鏡越しに眺めていると…

「イメチェン」すなわち「イメージをチェンジ(変える)」ということは、人間の人生において、案外大きなウェイトを占めるイベントだと感じた。

「イメージ」という言葉は、心理学において
「刺激の有無にかかわらず発生する感覚的印象」のことだと説明されている。

分かりにくいので少々かみ砕くと…
人それぞれ、ある程度の「固定されたイメージ」を持っており、視覚や聴覚といった五感による刺激により「イメージを変化させることができる」といったところだろうか。

今回の私の「イメチェン」で例えると…
「深山さんはいつも変わったヘアスタイルをしている人」と周囲がイメージしているところへ、今回「髪色が大きく変わる」という刺激が加わり、その結果「深山さんは益々変わったスタイルを好む人」というイメージに変わる…というところだろう。

こうした例えをすると、私個人に対して何の得があるのか?と思う人も少なくないだろうが…
私としては「人と一緒である」ことが好ましくないので、上記の通りのイメチェンで良いのである。


この時、私は「イエスキリスト」のことを考えた。
イエスキリストは、たとえ話を上手に活用して伝道を行うことで、多くの人々の「イメチェン」を助けた人物と言える。

真理に基づいた「たとえ話」という話術で、聞き手の心にある固定されたイメージを上手に書き換えることに成功していったのだ。


さて。
イメチェン完了(最終完了は3年後だが)した2023年春の私。

自分自身と関わる全ての人々の固定観念を打ち砕く「イメチェン」が成し得るのか…
今年度を心から愉しむことを忘れず、一歩進めてみたいと思う。


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