見出し画像

「フィギュアを踊らせたい」と思ったら、1週間経っていた話 ② 〜 Reality Capture中編

かくかくしかじかして(Reality Capture前編、参照)Reality Captureに手を出すこととなったわけですが、「1週間かかった!」とか「100倍大変だ!」とか言ってはいたものの実は簡単なモデルは1日で作れるようになりました。

ところどっこい!

フィギュアなどの小さいモデルとなると、まったく思い通りに3Dスキャンできないという壁にぶち当たりました。

なので、今回のReality Capture中編では
「ちょっとめんどくさいけど、ここを気をつければ3Dスキャンできるよ!」
な気をつけたいポイントについてご紹介したいと思います。

Reality Capture基本的な使い方、オススメ参考サイト

Reality Captureで小さいモデルをスキャンするためのちょっとしたコツを紹介する前に基本的な操作方法などについて説明したいと思います。

と言いつつも、Reality Captureの基本的な使い方については、すでに公式サイトから丁寧なチュートリアル(日本語字幕あり)がでていたり、コチラの茶里さんがインストール方法からめちゃくちゃわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

○茶里さんnote←めちゃめちゃオススメ!

○RealityCaptureのHelpからできる「Quick Start」のチュートリアルの解説

○Reality Captureの使い方・日本語チュートリアルまとめ

簡単なモデル作成だけであればすぐに覚えられるので、まずは一通りの流れを手を動かしながらやってみることをお勧めします。

小さいモデルを3Dスキャンするときに気をつけたいポイント

それでは、本題に入ります!
今回のような少し小さいモデルをキレイに3Dスキャンを行うには、以下3つのポイントを撮影時に気をつける必要があります。

・ピント
・画素数
・ライティング

何を当たり前なことをなんですが、この要素をふまえて丁寧に撮影をしないとキレイな3Dオブジェクトになってくれません。特に小さいモデルを撮影するときは特に気をつけてください。

それでは、ここから各要素の説明に入るわけですが、その前に少しだけ昔ばなしをさせてください。

3Dスキャンは「下ごしらえ」が命

一時期、料理人の友人にご飯を作ってもらっていた時期があったんですが、いつも彼が作る料理がおいしかったんです!特に記憶に残っているのがとりの唐揚げ。肉は柔らかくて外はパリッとして、中はとってもジューシーだったんです🤤

普段は料理に全然興味がないぼくですが、さすがに美味しかったので「どうやって作ってるの?」と質問すると

「特別なことは何もしてないよ。丁寧に下ごしらえするだけだよ

となんともイケメンな返事がきたわけなんですが、この時の話をReality Captureでモデルを作ってる時にハッ!と思い出したんですよね。

3Dデータの素材は写真です。

そして、この写真の下ごしらえを丁寧にやらないと「味=3Dオブジェクト」に大きな差が出てきます。全然、大袈裟じゃなく写真のクオリティが一番大事!

この写真が大事な話は、本家のチュートリアルでもしっかり説明されています。

フォトグラメトリはモデルの周りを複数の写真を撮って3Dオジェクトを作り出します。したがって、写真のクオリティが後の3Dデータのクオリティに作用します。

360°の写真から3Dモデルを作成

ぼくはとりあえず写真は取れればいいだろうと思っていたため、きれいなモデルを作ることができませんでした。写真が上手く撮れずにできたモデルがこちらになります。

Scan1 - 足首と横顔が切れているモデル

先ほどあげた3つのポイントをカバーできていないとこのようなモデルになってしまいます。写真を丁寧に撮ることが以下に大事かわかるかと思います(三回くらい写真が大事というチュートリアルを見たのに、適当に写真を撮ってました爆←ちゃんと説明書読まないタイプ)

まとめ

Reality Capture 中編の今回は、

写真の撮影がと〜〜〜〜〜〜〜〜ても大事!

ということについてお話しさせていただきました。
皆さんはぼくのように適当に写真を撮影することはないと思いますが、それでもかなり丁寧に写真を撮って行く必要があるなと感じました。

次回では、キレイにモデルを作るために必要な3つの要素について一つずつみていきたいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

Boon Boon Computer Graphics - BBCG代表の荻原光人・オギです。
オキナワを拠点に3DCGアニメーション制作 | Webサイト制作 ・マーケティング| 3Dプリンターオリジナルグッズ制作、採用サイトや製品プロモーションの3DCGを制作しています。お気軽にツイッターのDMでご相談ください:)

Boon Boon Computer Graphics
荻原光人


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?