人材育成マニュアル

「マニュアル」というものはおおよそ8割の人にあてはまるが、逆を言えば2割の人にはあてはまらない。そんなものだと思っています。10人居て、2人には当てはまらない。それはけっこう大きな数字だと思うのです。

現在私が抱えるパートさんは約15人。

パートさんを育成って、社員育成よりも難しいと思うのです。パートさんって出勤日数も勤務時間もみんなバラバラ。そして何を求めて会社に来ているかもバラバラ。単純に「お金」だけ欲しい人もいれば、「承認欲求」「やりがい」を求めている人もいる。「息抜き」がしたいだけかもしれない。「社員登用目指して本気で頑張る」人もいるかも。そういう人たち全員を同じやり方で接するって…ひずみが生じそうですよね。

「やる気を引き出す」

これは根底です。共通して言えることだと思います。ではどうしたらやる気を引き出せるのか。

「褒める」

これに尽きます。ダメ出しは絶対にしてはいけません。ダメ出しすることで伸びる人…なかなか少ないです…10人に1人は居ないですね…。100人に1~2人くらいだと思います。ダメ出しで伸びる人が居たら、その人はめちゃくちゃ伸びる人。幹部候補です。その人は別個に育てましょう。

ダメ出しするとたいていの人はやる気を削がれます。でも注意しなければならない時もあるでしょう。間違いややってはいけないことは指摘せねばなりません。

間違いや指摘は、パートさんの直属の上司がやらない方がいいと思います。きちんと権限を持った人がきちんと指摘すべきです。パート直属上司は寧ろフォローにまわります。「お互い気をつけようね」「私もこんなミスよくしてたよ」「まぎらわしいよね」と、そんな声かけでいいと思います。反省の色がない人にこういう声かけは必要ないですが、たいていの人はミスした時点でとても反省しているはずです。まず、「同調」すること。とても大事です。反省しているけどミスを繰り返してしまう人には「次はこうやったらいいかもね」と案があれば出してあげたらいいかもしれません。それでもどうしても直らない場合は、もう本人の「性質」の問題かもしれません。そっとうまく別の仕事に変えてあげるのもお互いにとっていいかもしれません。


とりあえず、今日はここまで。現場からは以上です。

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