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水族館のイルカから
動物園や水族館と私
昨日のつぶやき。
私は、知らなかった。
イルカがどこからくるのか。
もともと、動物園と水族館は苦手。
閉所が苦手だから、閉じ込められている動物や魚類を見ると気の毒だから。
北海道に転勤になって、友達が旭山動物園に行きたいと言われた時は正直行きたくなかった。
旭川に行くなら、ガーデンが良かったがわざわざ来道する友達を優先して行くことにした。
友達のうちの1人が行きたいと言って、もう1人もさほどでもなかったみたいで、テンション低めの私と一緒にいた。
旭山動物園
初っ端からテンションを下げたのが、ヤギのコーナー。
亡くなったヤギの写真が貼ってあった。
それから、コンクリートの上で遠くを見つめるキリン。
キリンに詳しくはないが、『サバンナに帰りたいよね。やっぱり動物園苦手。』と言ったら、『全部が全部アフリカとかから来るわけじゃないし、動物園で生まれた動物もいるから。』と友達。
いや、そういうことじゃないんだよね。
どこかに自分が閉じ込められて多くの他の種族からジロジロみられて、自由な時間もなかったら?
そこで生まれたからって、私は嫌だ、そんな暮らし。
オラウータンは、作られた遊具の中をひたすら動く。
壁のない自然の中で、木々を渡り歩けたら気持ちいいのにね。
しろくまは、あまり動かない。
『気温が低いからかなぁ?』と見ている人達の中から聞こえたが、しろくまなのに?寒いところにいるくまなのに?
みんなに人気のごまちゃん。
とり立てて可愛いと思えないのだが、そのごまあざらしは、円筒型の水槽を上下に行ったり来たりしていた。
本人が楽しいならいいけれど、どうなんだろう。
日本オオカミを見た。
一匹で孤高な雰囲気を漂わせ、小高いところに立っていた。
本当は森が似合いそうだと思った。
ペンギンのもぐもぐタイムがあった。
餌をやるところを見られるという。
興味はなかったが、友達が行くのでついていったらば、飼育員が魚をペンギンにあげていた。
その時小さめのペンギンの口に何匹も入れたから、え?あんな飲み込めないのでは?と思った。
でもそのペンギンは飲み込んだから、そういうものなのか。と思ったのは束の間、そのあと吐いていて、なんだか腹立たしく悲しい気持ちになった。
早く魚をさばきたかったのか、その小さいペンギンが他に餌を取られないように、だったのかは分からない。
でも後者だったら、もっとゆっくり食べさせてほしかった。
私には子供がいないが、いたとしても動物園や水族館には行かなかったと思う。
だから子供を持たなくて良かったとまで思ったりする。
教育のために必要とか言われても抵抗がある。
水族館も同じ。海に比べたらちっぽけな水槽の中で、息苦しそう。
同じ友達と3人で三重県に行った時も、鳥羽水族館に行きたいとくだんの彼女が言った。
鳥羽水族館には珍しい魚がいてアフリカマナティはそこでしか見られないらしい。
でも、迷って私ともう1人は近くのミキモトのパール島に行った。
ジュゴンが気になったが、やっぱり閉じ込められた魚が気の毒で行く気持ちになれなかった。
過去、鳥羽水族館には飼育年数世界一のジュゴンがいたのだ。
絶滅危惧種の保護という観点もあるのかもしれないが、やっぱり可哀想に思ってしまう。
本来ならば、私たち人間が自然環境の破壊をやめて自然な形でいけたらいいのに。
自然を破壊したことで、温暖化が進み激甚災害も増加して、自分達にも影響しているのに。
イルカはどこから?
昨日の呼びかけで、イルカはどこからくるのか検索してみた。
結論、追い込み猟をして捕獲。
水族館に選ばれたら、水族館へ。
選ばれなかった個体は食用にされる。
そっか。
捕まえてくるんだ。
しかも水族館のイルカにはショーとかさせているから、そこからいろんなことを覚えさせられて観客の前でやらないといけない。
子供の頃、水族館に行って、ショーを見た。(多分遠足とか。私は望んでいない。)
飼育員さんが、シャチからほっぺにチューをしてもらう子供を選ぶのだが、よりによって私を指名した。
みんな手をあげてアピールしていたが私はあげなかった。なのになぜ私?
嫌だった。怖かった。
私に噛み付かない保証はどこにもない。
黒くてピカピカしたあの生き物が顔に近づくのは無理!
必死に抵抗する私を見て、先生が他の友達を選んで変えてくれた。
なんのはなしです海?
だめだ、また話がとりとめもなくなってきた。
イルカを追い込んで捕まえていたのか。
私が見たキリンはどこからくるんだろう。
「野生からつかまえてくる」ということはしません。旭山動物園以外のいろんな動物園からもらったり、借りたりします。動物商という人からお金を出して買ったりすることもあります。
動物商。
宝石商みたいな雰囲気でそんな職業があることを初めて知る。
かわいそうなぞう
私が動物園が苦手になったのに、
『かわいそうなぞう』を読んだこともあると思う。
こんな話。
第二次世界大戦が激しくなり、東京市にある上野動物園では空襲で檻が破壊された際の猛獣逃亡を視野に入れ、殺処分を決定する。ライオンやクマが殺され、残すはゾウのジョン、トンキー、ワンリー(花子)だけになる。
ゾウに毒の入った餌を与えるが、ゾウたちは餌を吐き出してしまい、その後は毒餌を食べないために殺すことができない。毒を注射しようにも、象の硬い皮膚に針が折れてしまうため、餌や水を与えるのを止めて餓死するのを待つことにする。ゾウたちは餌をもらうために必死に芸をしたりするが、ジョン、ワンリー、トンキーの順に餓死していく。ふと空を見ると、敵の飛行機が飛んでいた。飼育員たちは、「戦争をやめろ」などと怒鳴っていた。
後でわかった話だが、トンキーとワンリーの胃には、水1滴なかったそうだ。
最初から動物園なんかなかったら、良かったのに。
子供心にそう思った。
ああ、暗くなる。
もうやめよう。
昨日の呼びかけ。
みんな足を止めずに通り過ぎていた。
心の中で何か思ったとしても、行動に移すって難しい。
私もこのことについて、行動はできないと思う。
仮に、動物園や水族館をなくしましょう!なんてことになった時、今そこで働いている人の雇用は?なども頭によぎってしまう。
何かが存在することには
需要があるから供給がある。
動物園や水族館を楽しいと思う人も多いから成り立つのだ。
(いい悪いの話ではない。)
今回たまたま水族館の話だったけれど、もしかしたら、私の大好きな美術館や博物館だって、
そんなものを保管するお金があるなら他に使ったら?
という意見もあるかもしれないのだ。
需要があるから、供給がある。
そんなことを考えていると、いろんな物事があることだけですごいんだな。
ある、いる、ことで他の何かを脅かしていないとどうして言えるんだろう。
私がいることで、何かを脅かしていないといいのだが。。。
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