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MONOCRYSTA STORY.4

コロナで自粛中 髪に関わる全ての人へ

【登場人物】
主人公 沙月
彼氏 太陽

Episode04.言わなくても伝わるきもち


俺がなんとかするからな

何かあったら俺にちゃんと言えよ


付き合い始めの頃から

そうやって言われてきた


信頼できる彼にわたしも心を許している


あるデートの帰り道

宝石屋に飾られた

とびっきり輝く素敵な指輪を見て


沙月「うわぁこれ可愛いなぁ...」と呟いたが

値札を見た瞬間、わたしは目が点になった

0が...いくつなんだろう?


沙月「あっ、うん、なんでもない行こ!」

そうやって彼の手を引っ張って

後ろ髪を引かれる思いで立ち去った


太陽「なぁ沙月あれ欲しかったんじゃないのか?」


口が裂けてもあんな高額なもの

欲しいなんて言えない。


沙月「全然、大丈夫だよ!」

太陽「それならいいけど」


それで終わったとわたしは思っていた。


気になって、ちゃんと見てみたいなと思い

後日、宝石屋へ足を運んでみた


すると、指輪はすでに売り切れていた。


沙月「ちょっとすいません。以前までここにあった指輪ありますか?」


店員「はい。ちょうどさっき男性の方がプレゼントにと買っていかれました」


沙月は肩を落として帰宅した。


あんなに高額な指輪を男性が買うなんて

婚約指輪かしら羨ましいわ


気持ちを入れ替えようとお風呂に入り

MONOCRYSTA COSMEのシャンプーで


心のリセットをした


癒し効果抜群のフレグランスが

諦めきれない気持ちを穏やかにしてくれた


その日の夜だった


太陽「沙月?ちょっと座ってくんないかな」

沙月「何?改まっちゃて」

太陽「いいから、いいから、目を閉じて、手を出して」

沙月「何?マッサージでもしてくれるの?」


すると左手の薬指にスゥーっと入っていく指輪


思わず目を開けてしまった

わたしの瞳に映ったのはあの指輪だった


沙月「えっこれどうしたの?」

太陽「欲しいって顔に書いてあったぞ」


沙月「これ買ったの太陽だったんだ,,,」


思いがけないサプライズに

わたしは涙が出てきた


太陽「何、泣いてんだよぉ泣くな
悪いことしたみたいじゃんかよ」


こんなにも嬉しかった日はなかった。


指輪が手に入ったから


泣いてるんじゃない


何かあったらちゃんと言えよって言ってた太陽が

何も言わなくてもわたしのことを考えて

わたしを喜ばせてくれた


そして「結婚しようと言ってくれた」


濡れた髪の毛が乾くまで

わたしは嬉しくて泣いた

その先に待っている笑顔は

指輪よりも輝いていた


MONOCRYSTA COSME

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Episode01.夢を叶える為に

https://note.com/blancetnoir/n/n7fa057355f1f

Episode02.たったひとつのかおり

https://note.com/blancetnoir/n/n8346804fe08c

Episode03.なかよしふたり組

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