女子大生の戯言


この先に書いてあることを最後まで読む気力は貴方にあるだろうか。出来る限り最後まで読んで欲しい。


最初に投稿する文くらいは普通に書こうと思ってた時期もあった。ただ、コロナのニュースが絶えない現在、私になにか書ける内容はあるのかと考えている中でふと1つの事が脳内を駆け巡った。



それは、綺麗な自殺の方法だ。


そもそも、自殺は綺麗とは言い難い。

むしろ、これを考えられることに感謝しなければならないのが現代では当たり前のようになっている。いや、生きる事が当たり前過ぎて、大した感謝はしていない人が多いのではないだろうか。

「それもそうだな。」と考えるのは私も【恵まれた人種】の1人だからだろうと自負している。だが、考えられないからと言って【恵まれていない人種】というわけでもない。理由を話しても良いが、今回の件とは関係ないものが多い。とりあえず、脱線しかけているので話を元に戻すとしよう。



さて、綺麗な自殺の方法だか、最初に思いつくのはシンプルなものが多い。

まずはドラマでもあるような自分の部屋で…というものだ。無難なやり方は首を括ることか服毒、動脈を切ることではないだろうか。


さて、ここでもし成功したとしよう。


自分を最初に見つけてくれるのは誰だろうか。

実家なら言わずもがな家族だろう。しかし、家族に精魂尽きた身体を見られるのは綺麗と言えるだろうか。死が汚いわけではないが、踠いた痕跡だったり、血塗れだったりと綺麗とは言い難い姿を晒すことになる。

また、ここで問題なのは死ぬときの状況とも言える。最初に定義したように、今回はドラマにあるようなシンプルな死に方をした。つまり、時間が経つに連れ腐敗が進む。都市伝説のような話だが、時間が経つと内臓や糞尿は重力に逆えず体の穴から床に垂れるらしい。(根拠のないうえに、どこから得た知識か覚えていないため、あくまで1つの意見である。)

苦しんだ跡や血塗れの姿、自分の体から出たモノ…どれが起こっても綺麗とは言い難いのである。

そんな姿を家族に見せられるだろうか。

私は無理だ。むしろ全力で拒否したい。まず、この歳まで育ててくれた恩がある。それを仇にするのは親不孝にもほどがあるのではないだろうか。……まぁ、そもそも自殺を考えている時点で親不孝と言われようがしょうがないのだが…これに関しては譲れぬところなのだ。


実家はダメ、それならば、1人暮らしの最中だったとしよう。


これなら確実に家族には見せなくてすむ。

……いや、それこそ問題だろう…何故なら「家族に見られない=他人に見られる」という事になるからだ。他人に迷惑をかけてまで命を経つのなら、私は寿命を待ちたいと思う。

その上、自分が死んだ場所は1度事故物件として扱われる。この世に怨念などがない前提で話を進めるが、事故物件として扱われたときに発生する噂や大家さんに迷惑をかけることが全くないとは言えない。むしろ、迷惑をかけるだろう。この時点で綺麗と言えるだろうか。


次に選択肢を増やすのならば「誰もいないところで」がある。


有名どころで言えば、富士の樹海がそれに当たるのではないだろうか。

しかし、そこに行くまでが大変だ。富士の樹海に行ける元気があるのなら「生きろ!」と言いたい。また、そこですぐに逝ければ良いが、そうもいかないのが人生ってものだろう。

また、行方不明になると探そうとする人が出る。つまりは多大なるご迷惑をお掛けすることになり、それが日夜報道されるかもしれない。


そもそも、いま考えている事は綺麗な方法であり、有名になるための方法ではない。そのためこれは論外である。

人によっては、まだ若輩者の私が言うのもおかしな話だと思われるだろうが…それでも15年以上は生きている人だ。それなりの考えはある。

そもそも、ここまでの行動が実際に出来る人は、なにかしら挑戦してみる事をオススメする。何事も死ぬ気で努力すれば叶わない事は無いと思う。叶わないのはハードルが高すぎるからであり、もっと小さな成功から行えば良いのではないだろうか。少なくとも挑戦し、なにもやる事がなくなってからもう1度考えてみる事をオススメしたい。


それでは次に飛び降りや水死を考えてみよう。


まず、当たり前のことだが飛び降りは血が吹き出る。グロい。そして、人目に晒される。……自分が死ぬところを人に見られたいか?どんなに疲れようが、なにしていようが人目は気にならないか?酔った勢いじゃないのだから。素面なのだから。あと、少なくとも血や遺体を片付ける人が出る時点で却下したい。

また、水死だが…これは論外中の論外である。水を含んだ身体はふやける。見つからなかったのならまだ良いが、捜索隊を出動する事になったら1人のために多くの人に迷惑をかけることになる。これは綺麗と言えるか?言えないだろう…



ここまで来て振り出しに戻る事は良くあるので諦めず次を考えた。(今までに前記の方法以外ならば…と何度考えたか分からないが、ここまで来たので無い頭をフル回転させている。)


そこで見つけたのは、人を雇うことだ。


……漫画の読み過ぎか!とツッコミたくなったのは仕方ないだろう。むしろ、そんなツテなど学生や一般人が持っているわけがない。却下だ。そして、赤の他人だったとしても相手が犯罪を犯している時点で綺麗ではない。考え過ぎた結果がコレである。


一旦落ち着こう。




さて、この自問自答で何がわかったのか。

結論として「綺麗な自殺なとありはしない」ということだ。

無理だ。無理なのだ。

綺麗に自らこの世から消えようとするだなんて…



ならば、いま、無事に生きていることに感謝しよう。

悲しんでくれる家族や友人がいるのならば特に。


いなかったとしても、貴方の死が暗いニュースとして私のところに来たら私は心から悲しむだろう。なにがあったのか、詳しくは知らないし、知ることもないのだろう。しかし、年齢問わず人が亡くなることは本当に悲しいのだ。






ここまで読み進めてくれた貴方に私は感謝したい。

貴方は私より歳上なのかもしれない。その場合、終始、論文のようなタメ口で申し訳ないと思う。

しかし、ここはネットだ。いろんな意見や発言が入り混じる世の中でもある。そんな世界で多少なりとも自分の生き方や、やりたい事を考える時間があっても良いのではないだろうか。



今回、私の戯言に付き合ってくれ、本当に有り難う。



何言ってんだコイツと思ったかもしれない。しかし、人の死を見る機会が少なくなった現代だからこそ、自分の死や生き方について考えて欲しいと私は願っている。


今回は少し暗い話になってしまったので、次回は少し明るい話を書けたらいいなと思う。




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