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ショパン命日にショパンオマージュ

ミラノ特派員です。

水谷川優子&黒田亜樹の新譜「ブラック・スワン」が10月16日にワールドリリースされました!日本国内での発売は10月31日です!

イタリアはここにきて急に緊迫感が増しています。10月16日の新規感染者数は3,916名。ミラノ市のあるロンバルディア州は2,008名。飲食店の夜の営業の時間制限、お酒の販売の制限、一部の街では学校も休校、劇場コンサートもキャンセル等・・・夏の間に進んできた緩和が一気にまた厳しい制限に戻っています。

日本からミラノに半年ぶりに戻って二週間の隔離生活を終えたので、やっと出かけられる、みんなで、お茶しようね、お食事でもね!なんて言っていたのに、気楽に外に誘い合わせてというムードではなくなってしまいました。息子の中学の運動会もオンライン鑑賞に切り替わりました。ワインに目がないイタリアの仲間たちは、アルコール販売の時間が制限されたので買いだめをしてセーラーに並べ、もうお家時間の準備万端!などSNSに書いていましたが、私もミラノの冬の巣籠り生活を予感しつつ、自宅でまコツコツ収録でもするか・・・と曲目をあれこれ考えたりしています。自宅で収録といっても録音機器も大したものは持っていませんし、防音もしていないので、車が通ったり、犬が吠えたり鳥がさえずったり、時には家の外でだれかが大声で会話をしていたり(イタリア人って声が大きいからね!)生活音がかなり入る部屋なのではありますが。

というわけで、ミラノの地下のピアノ室でお試し収録。携帯とiPadを同時に回して小さなマイクで気楽に収録。一昨日のショパンの命日に、全日本ピアノ指導者協会がYOUTUBEイベント「ショパンの日」を開催していたのですが、そのイベントに以下の二曲で参加しました!ショパンの命日ですから世界中で様々なピアニストがショパン作品を奏でる1日でしたが、私はオマージュを二曲。イタリアの作曲家カゼッラとノルウェーの作曲家グリーグ、二人のそれぞれの語法でのショパンへのオマージュを並べてみました。


Alfredo Casella  Deux contrastes, Op. 31 "Hommage à Chopin"

Edvard Grieg Moods, Op. 73, No. 5, Study " Hommage à Chopin"


カゼッラの作品はこれからもっと紹介したいのですよね。ズガンバーティやらピッツェッティ、マリピエロ、ダッラピッコラなどイタリアには近代の素敵な作曲家の作品が沢山あるのに、近代のピアノ作品というとフランスの作品が演奏されることが圧倒的に多いので、イタリアの近代作品を地道に紹介していきたいなと思っているのです。優子さんとともにチェロとピアノのイタリア近代作品集という案も、実は過去に企画に上がっていたのですよ。数年前には、これらの作品を懸命に紹介しようと記事を書いたりしていましたので下に貼っておきますねー。なぜかプロフィール写真が大口でジェラートを道端で食べている姿です。


次回は黒鳥ジャーナルLIVE vol.2 となる予定です!vol.1も沢山のご感想を頂き二人とも大感激しております!次回もよろしくおねがいします!!


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