マンガでわかる バフェットの投資術 【読書感想文】 投資の神様から学ぶ・株式投資で世界的富豪になる方法
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
1.ウォーレン・バフェットとは
ウォーレン・バフェットは、アメリカの投資家です。
投資会社バークシャー・ハサウェイを経営しそれによって世界的有数の富豪となりました。
10兆5600億円の資産を持つ世界6番目の富豪(2021年4月時点)です。
すごいですね、もう国家予算って感じですよ。。。
1930年8月生まれなので、御年93歳!!
ですが、現役です。(よく後継者や遺産相続が話題にはなっていますが、、)
そんな億万長者のバフェット氏の子供の頃から現在までの人生を、簡単にまとめたものがこちらの本になります。
2.生涯続く学びと学び共に変化する方針
18歳までの幼少期、30歳までの青年期、40歳までの壮年期、60歳までの最盛期、その後の熟年期、と、彼の人生を5つの章に分けています。それぞれの章で最初に漫画で簡単なその間の人生の流れを示し、文章の解説でこの間のバフェットの投資のポイントについて解説されています。
なかなかわかりにくいのですが、彼の会社バークシャー・ハサウェイは、何かを作って売っているという会社ではありません。元々は繊維会社だったのですが撤退して、今は投資会社となっています。
その会社の株を投資家に買ってもらい、集めたお金でバークシャー・ハサウェイが他の株式会社の株を買う、という投資会社です。他の会社の買収もします。
現在は、アップルの株をたくさん持っています。コカ・コーラやアメリカン・エクスプレスについてもこの本で触れられています。
バフェット氏は、会長として、バークシャー・ハサウェイの株をたくさん持っています。自分の会社のバークシャー・ハサウェイで値上がりすると予想する会社の株をたくさん買い、持っている株が値上がりするとバークシャー・ハサウェイの資産が値上がりし、結果バフェットの資産も値上がりする、という仕組みです。
彼は、発明とかものを売るビジネスではなく、株式投資の天才で、富豪となったのです。
もちろん会社の経営者としても超一流で、ヤバくなった会社の一時立て直しもしたりしています。
彼のすごいところは、幼少期からビジネスを始めすごく頭のいい人でしたが、小さい頃に学んでずっと継続している方針と、その後色々な人に会ったり本を読んだりして新しく取り入れた方針とか、絶妙に混じり合っているところだと思います。
時代に合わせて変わっていくところと変わらないところがあります。
元々とても頭がいいのに、ずっと本を読んで勉強を続けているそうなので、その辺も素晴らしいです。
また、これほどお金持ちなのに質素な生活を続けているところも尊敬できます。
私もちょっと株式投資をしているので、バフェットのように、しっかり勉強して、分析をして、投資をしていきたいと思っています。
ちょっと気になったところとしては、
こちらの筆者は会計をされており、会計に興味を持って欲しいのでバフェットの本を書かれたということでしたが、会計に触れられたのは一部分な印象だったので、会計がいかにバフェットの成功に重要だったのかを、その時代ごとにもっと述べてほしかったですね。
あと、確か、妻は途中で別居して、その後別の女と一緒になったので、その辺も触れてほしかったなと。。。
でも読みやすいので、最初にバフェットに触れるにはおすすめの1冊です。
投資の神様を知って、投資について学んでいきましょう。
3.目次
PART1 幼少期 バフェットの生まれた環境と早熟なビジネスの才能
バフェットの言葉「私は小さな雪の玉をずいぶん若いころに転がし始めた。10年遅ければ、今の私はなかった」
マンガ幼少期 さまざまなビジネスを経験する
重要シーン① 「複利効果」でビジネスが大成功
投資術① 利益を元本に組み込み複利効果で増やす
重要シーン② 11歳ではじめて「株式投資」を経験
投資術② 投資で失敗しないための3つの教訓
PART2 青年期 恩師グレアムとの出会いとグレアム・ニューマン入社
バフェットの言葉「私は76歳になった今でも、19歳のときに本で読んだ考え方を実践しています」
マンガ青年期 生涯の恩師とパートナーに出会う
重要シーン① 「バリュー投資」をグレアムに教わる
投資術① 本質的価値に注目し割安な価格で株を買う
重要シーン② 学生時代に学んだ「会計学」の重要性
投資術② 会計学をもとに財務諸表を読み解く
重要シーン③ グレアムに教わった株の「3つの鉄則」
投資術③ わきまえておきたい投資の3つの鉄則
PART3 壮年期 フィッシャー理論との出会いとバークシャー取締役就任
バフェットの言葉「まずまずの企業をすばらしい価格で買うより、すばらしい企業をまずまずの価格で買うほうがよい」
マンガ壮年期 フィッシャー理論を実践する
重要シーン① 投資判断に「周辺情報」を活用
投資術① うわさや評判を参考に投資すべきか判断する
重要シーン② 成長性に投資する「グロース投資」
投資術② 15の質問で企業の成長性を評価する
重要シーン③ バフェットが掲げる「企業に関する指針」
投資術③ 企業に関する指針で投資対象を絞る
PART4 最盛期 バークシャーの経営と関連会社との関わり
バフェットの言葉「信用というものは打ち立てるには20年かかるが台なしにするには5分もいらない」
マンガ最盛期 人生最大のトラブルに巻き込まれる
重要シーン① 「経営判断」で有能性を見抜く
投資術① 経営者に着目して企業を評価する
重要シーン② 「年次報告書」で企業の動向を追う
投資術② 投資対象から外れても気になる企業は追う
PART5 熟年期 最前線で投資を続けるバフェット
バフェットの言葉「他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっているときは貪欲にーーー」
マンガ熟年期 IT企業・日本企業に投資する
重要シーン① 自分自身の「投資判断」を信じる
投資術① ビジネスモデルが理解できる企業を選ぶ
重要シーン② 投資の神様バフェットの「今」
投資術② 長期的に安定する優良企業を見つける
バフェットの年譜
おわりに
参考文献
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