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大論争!哲学バトル 【読書感想文】  哲学バトーーールーーーレディーーーーーーゴー!


★★★★★
Amazonで2017年8月9日にレビューしたものです。


著者:畠山創、岩元辰郎(イラスト)
ASIN ‏ : ‎ B01EUFNFWK
出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2016/4/28)
発売日 ‏ : ‎ 2016/4/28
本の長さ ‏ : ‎ 440ページ



古今東西の哲学者(西洋が主だが、孔子とかガンジーとかも出てくる)が、それぞれ提示されたお題について、自らの主張に基づいて二手に分かれて対話形式で熱く熱くディベートを繰り広げます。格差はどこまで許されるのかとか、殺人は絶対悪なのか、とか。

なぜかみんな日本語で、さらに21世紀の日本の実情に詳しいという(笑)

それぞれのお題では、論戦についてまとめはありますが、勝敗や優劣はあまりつけられず、読者に考えを促す形となっています。


秀逸なのはイラスト。
「逆転裁判」のキャラデザインの人がそれぞれ描いており、実物(がわかる人は)よりシャープでイケメンになっとります。
もうこれは頭の中に「逆転裁判」の法廷とBGMをセットして、みんなでバンバン机を叩き指差しながら熱く論戦している様を想像し、それに参戦していくしかないでしょうね。
楽しんだもの勝ちです。
するとソクラテスはサイバンチョか?


ちなみに作者によると哲学とは”行為”なんだそうです。
吟味と対話という。
ちょっと哲学できそうな気がしないでもない気がして来た。


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