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黒執事で学ぶイギリス英語 【ネタバレありマンガ感想文】 Black Butler Vol. 15

★★★★★
Amazonでレビューしたものです

When students fail to return home from an English boarding school that numbers several elite bloodlines among its student body, Earl Ciel Phantomhive and his indomitable butler, Sebastian, infiltrate the lush grounds and stately halls of this distinguished house of learning at Her Majesty's behest. But this cannot be accomplished without some masterful artifice. The butler takes on the role of tutor, his master that of student - parts to which both are more than just a little accustomed. As their dorm lives of deceit begin, they turn their eyes upon the conspicuous and colourful waistcoats of the four school prefects, from whose attention nothing at the school escapes...
 イギリス中の貴族の子供の集まる名門寄宿学校。そこから数名の生徒が帰宅しなくなったという。シエル・ファントムハイヴ伯爵とその執事セバスチャンは、女王陛下の命令で、緑豊かな敷地と荘厳なホールを備えた名門学院のに潜入した。しかし、そのままというわけにはいかず、執事が教師に、主人が生徒に変装しての潜入となった。普段とは異なる関係の二人。彼らの偽りの寮生活が始まると、その前に特別なベストに身を包んだ4人の監督生が姿を現す...(google翻訳を元に拙訳)




1.セバスチャンとシエルと英語を学ぼう!

英語の学習をするにあたって大事なこと.
私の意見はズバリ、
「英語への抵抗感をなくすこと」
そして
「英語で楽しむこと」
です。

私のような多くの日本人が英語学習を始めるためには、まず、英語への抵抗感をなくすこと、できれば英語を楽しめるようになることが、最初に必要だと考えており、それには、エンタメで英語に触れることが、おすすめです。

具体的には、歌、映画、漫画です。

現在、日本の漫画は、多くの言語に翻訳されています。
漫画好きでしたら、持っていて内容を知っている漫画で英語に訳されているものを逆に輸入して、英語に触れていくのが、非常におすすめです。


その一つが、こちら、黒執事の英語バージョンになります。

元々黒執事は、イギリスが舞台の漫画なので、本来はこうやって会話をしていたのかと想像すると、読むモチベーションも上がります。

さあ、セバスチャンとシエルと一緒に英語を学びましょう!

というわけで、14巻に続き15巻ですー


2.寄宿学校編


①目次

目次は下記の通りです。

第68話 In the morning : その執事、清掃
第69話 At noon: その執事、偽装
第70話 In the afternoon: その執事、誘導
第71話 At night : その執事、策謀
第72話 At midnight:その執事、嘆賞

英語だと

Chapter 68 In the morning : The Butler, Tidying Up
Chapter 69 At noon: The Butler, In Disguise
Chapter 70 In the afternoon: The Butler,Guiding
Chapter 71 At night : The Butler, Plotting
Chapter 72 At midnight:The Butler, Lauding

②登場人物

登場人物の英語名はこんな感じです。
(というか、もともと英語ですけど)

シエル・ファントムハイヴ=Ciel Phantomhive
セバスチャン・ミカエリス=Sebastian Michaelis

ソーマ・カダール=Soma Kadar
アグニ=Agni

エドワード・ミッドフォード=Edward Midford

エドガー・レドモンド=Edgar Redmond
ハーマン・グリーンヒル=Herman Greenhill
ロレンス・ブルーアー=Lawrence Bluewer
グレゴリー・バイオレット=Gregory Violet
モーリス・コール=Maurice Cole
クレイトン=Clayton

デリック・アーデン=Derrick Arden

ヨハン・アガレス=Johann Agares

となっています。

③用語集

出てくる用語についても少しご紹介です。
ふりがなはカタカナで振ってあったりしますけど。

深紅の狐寮=Scarlet Fox House
翡翠の獅子寮=Green Lion House
紺碧の梟寮=Sapphire Owl House
紫黒の狼寮=Violet Wolf House

白鳥宮=swan gazebo

校長=headmaster
寮監=housemaster
監督生=prefect
寮弟=fag

④日本語英語台詞比較


この巻に出てきた印象深いセリフを、日本語と英語の比較でいくつかご紹介したいと思います。
順番はちょっと変えています。

・シエルの入学時校長室で副校長とP4と

「これは当校の創立以来の伝統。
そして 
伝統は絶対!」

"That has been the tradition of our school since its founding."
"And…
tradition is absolute!"

・イチゴを食べながらシエルの宣言

「僕は必ず監督生に取り入ってみせる
そしてキッチリ借りも返す!
僕に労力の無駄遣いさせたことを後悔させてやる
モーリス・コール!」

"Whatever it takes, I will find a way to make the prefects bring me into their circle.
And I'll also settle my accounts without fail!
I'll make you regret squandering my efforts…
Maurice Cole!"

・礼拝堂=Chapelでセバスチャンがハーコート=Harcourtに

「悲しかったでしょう
辛かったでしょう
誰にも信じてもらえずに…
しかし私は貴方を嘘つきとは思いませんよ」
「先生…ッ!!」
「祈りなさい
誤解はいずれ必ず解けるでしょう」

"How sad you must feel…
How very hurt…
..To not have anyone believe you.
But I do not think you a liar."
"Sir…!!"
"Pray.
I am certain you will find the misunderstanding soon dispelled."

悪魔だなー悪魔のくせに〜
って感じです。

・モーリス・コールがシエルに

「この学園で監督生になれたかどうかで今後の人生大違い
そのために俺がどんだけ監督生にコビたと思ってんだ!
爵位持ちのお前には
爵位ももらえない次男の気持ちなんかわかんねーだろ?」

"Whether or not I become a prefect at this school can make or break my future.
That's why I've flattered and fawned over the prefects to within an inch of my life!
Someone like you, a winner with a title…
Can never understands the feelings of a second son, who will never be in a position to inherit, can you?"

日本語だと、爵位持ちに「勝ち組」、爵位に「タイトル」、次男に「ヤンガーサン」とふりがなが振ってあります。
これ見るとちょっとコールにも同情はします。ちょっとだけですが。

flatter=おべっかを使う、お世辞をいう
fawn=ご機嫌を伺う、へつらう 子鹿

・クレイトンと寮弟の誓いを結ぶシエル

「決して裏切らず
奢らず
この聖なる学舎を巣立つまで
互いを高め合う関係を築くことを
聖ジョージに誓おう」
「お前に寮弟の契りを申し込む
シエル・ファントムハイヴ」
「謹んで
お受け致します」

”I shall never betray.
I shall never be arrogant.
And until the day we take our leave of this sacred school…
I shall build a relationship that will ennoble us both.
This I swear by Saint George.”
"I offer you this pledge and ask that you be my fag…
Ciel Phantomhive."
"I humbly…
accept."

sacred=神聖な
ennoble=気高くする
pledge=固い約束、誓約
humbly=謙遜して、恐れ入って


以上です。
間違っているところがありましたらごめんなさい。。
私も勉強中なもので。。

漫画だとセリフは全部大文字で書かれているんですよね。
なんででしょうか?


著者:Yana Toboso (著, アーティスト)
ASIN ‏ : ‎ B00J860X3G
出版社 ‏ : ‎ Yen Press (2014/4/8)
発売日 ‏ : ‎ 2014/4/8
言語 ‏ : ‎ 英語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 133304 KB
本の長さ ‏ : ‎ 182ページ



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