見出し画像

文房具アーカイブ#29『やおき工業 はさめるシザーズ』

そういう方向にコンパクトっていう発想と技術力に脱帽。

やおき工業 はさめるシザーズ

商品スペック(やおき工業株式会社公式サイトより)

ちょっと使いこんでいる

型番:HS-125
刃渡り:約60mm
板厚:1.5mm
全長:約125mm
材質:刃物用特殊ステンレス鋼

定価:公式サイトの通販にて604円+税

2023年8月現在販売中

http://v-road.jp/item/HS-125/

 だいぶ前に雑貨店で購入した際には紙のスリーブがあったのだが家で使っているうちにそれをどこかで紛失した。メーカーはスリーブに入れて使用することを推奨しているためできる限りなくさないように。

『はさめるシザーズ』とは

 文房具というよりは刃物屋さんのハサミ。なので見た目がかわいいとかそういうことはなくスリーブも紙というストロングスタイル。「ウチは腕で勝負してるんで……」みたいな朝イチ築地で採れた美味い魚のみを使った寿司を握ってくれるちょっと気難しい板前みたいなそんな感じ(どんな感じ???)。嘘みたいに薄い金属がしっかりとハサミとして機能している点が素晴らしい一丁なのである。

驚愕の薄さ

 『はさめるシザーズ』といった名前のとおり栞並みに薄く、手帳などに挟んで持ち歩くことを想定されている。今まで小さいハサミは数あれど、そこそこの刃の長さで薄くして持ち歩こうだなんて技術がなければこうはならないんだから改めて素晴らしいハサミだなと思います。刃を薄くしてもなお耐久性もあって、って本当の技術力がないと実現できないことなのですよ。

使ってみた感想

 刃を動かすと金属が擦れた「シャキシャキ」と言った小気味いい音がする。これは文房具のハサミではなかなか無い音であり美容師さんのハサミとかそっちの感じ。流石刃物屋さんのハサミ。数年たった今でもちゃんと切れるし本当にいい刃である。うーんほれぼれ。

ラバーなどがないほうがスタイリッシュでカッコイイとも思っている

 なお、ハサミのグリップにラバーなどがないため長時間使ったり急カーブを切ろうとすると若干指に食い込む。
 紛失しておいて何なのだがストロングスタイルの紙スリーブだとなんだか安っぽく見えるので今度代わりのスリーブを作ったほうがいいのか考えたりしている。ただ、紙以外のスリーブだと「薄い」といったメリットがなくなってしまうんだよね……。そこまで多分考えているからこそだと思うのでやっぱり持ち歩かず家で使うことにする。

気になったら使ってみてほしい

文具雑貨店で昔購入したのだが、今実店舗でこれを買うのは難しいんじゃないかと思う。悪いことは言わないから公式サイトで買ったほうがいい。

文房具との出会いは一期一会。気になったら買うんだ。

今回はここまで。
気になったらフォローお願いします。

Twitter

作家アカウント(という名の雑多アカウント)


twitch(文房具の話もする)


いいなと思ったら応援しよう!

南雲Misty
サポートされるとツバメの低空飛行並な自己肯定感が上がってコンテンツが増える可能性があります。