地獄の門をのぞいてきた ①到着まで
その昔ロシア人が砂漠で油田を探索していたら崩落して穴があき、そこからでていたのが天然ガス。燃やし切ってしまえばいいと火をつけたら消えなくなって今も燃え続けているという巨大なクレーター。それが地獄の門です。
これがいつできたのが?という点についてはいろいろな説があるらしく。それほど昔のことでもないのになぜかと思うところですが、それは地獄の門の存在する国が独裁国家トルクメニスタンで、情報がコントロールされているからでしょう。そして、いつ見学できなくなるかわからないらしいです。見たい方はお早めに!
地獄の門があるのはダルヴァザという街。そこに行くために、成田→ウズベキスタンのタシケント→ウズベキスタンのウルゲンチへ空路で移動。そこからバスで国境まで行き陸路で国旗より越えをしました。
国境では9回パスポートを見せました。
▫️ウズベキスタン側(出国)
1回目:ゲートを出るとき
2回目:出国手続きの建物の入口に入るとき
3回目:荷物検査後
▫️緩衝地帯
4回目:緩衝地帯に入る時
ボロボロのバスに乗ってトルクメニスタン側の国境へ。少し高さのあるバスでしたが、バスの中に荷物を載せる必要がありました。チップもいります。車内も座席も砂っぽく、現地の方が強引に乗ってくるしぎゅうぎゅう詰めで大変でしたがバスが走っていないこともあるらしく、走っていただけラッキーだったらしい。
▫️トクルメニスタン側(入国)
建物の手前の外にトイレがあるのですが、男性側は鍵があかず。女性側は1箇所使えましたが紙もなく流れなく1回目の洗礼という感じ。
建物に入るとまずPCR検査(31USドル) をうけました。両鼻の穴に短い綿棒を入れられました。結果は知らさせず。お金儲けのためにやっている、とか?
5回目:入国手続きの時。カウンターで。親指の指紋も取られました。顔写真は撮られる人と撮られない人がいました。
6回目:荷物検査後に税関申告書を出すとき
7回目:入管の建物を出るとき
8回目:100mくらい歩いた先でリストと照合してチェック
9回目:最後にゲートを出るとき
砂漠の真ん中だし、建物の周りに何もないし、逃げられないんだからそんなにチェックしなくても、、と思いました。
さすがに国境の写真はNGとのことで撮れなかったのですが、トクルメニスタン側の最初の建物には早速大統領の顔が飾られていて。いよいよ来たぞーという感じがしました。
また、緩衝地帯は砂漠の真ん中で、風が吹くと砂が舞い、どこかからお迎えがきてこのままどこかに連れて行かれるのでは?なんて思ってしまうような場所でした。
無事入国し、車に乗り込んでからのタシャウスの街並みを車窓から。
ランチはトルクメニスタンで初のご飯となりました。国境に比べたらトイレがキレイでホッとしたことを覚えています。
デザートは写真撮り忘れ。デザートと紅茶は毎回つきました。
全体的に美味しいのです。鶏肉が胸肉なのでパサパサだという人もいましたが、どれも味は違和感なく。ただこの地方の油には注意が必要という情報のみが気になって、控えめに召し上がりました。
さて、ここからまさかの悪路との戦い。そもそもバスではなく4DWに乗っていて。ということは砂漠の中を駆け抜ける感じになるのだと思っていたのですが、そうではなかった、、。
舗装された道が悪路なのでした。
穴が空いていたり、削れていたり。それを避けながら走るので時間はかかるし縦にも横にも揺れるし、、そういうこと!!って感じでした。トラックやバスも通ってますが派手に揺れていて横を通る時はドキドキするほど。
途中、トイレ休憩が2回ほどありましたが、ほぼ穴があるだけで臭いもきつくハエが飛び交うむしろ使いたくないようなトイレが設置されていたため、青空トイレを経験。幸い、砂漠とはいえ何かしらの草は生えているので茂みに隠れて、、。穴を掘ってからするのがポイントということがわかりましたよ。
出発前に自分が調べた範囲では細かい情報が取れなかったので、まずは地獄の門に辿り着くまでについて書いてみました。次に訪れる人の参考になれば幸いです。
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