日本の博士課程を検討しているご本人・親族向け有益情報 - 1440文字
SpringerNatureとNatureの比較
Springer NatureとNatureは科学出版の分野で重要な役割を果たしている二つの組織です。これらの組織について、それぞれの特徴と世界的評価について説明します。
Springer Nature
Springer Natureは一つの大手出版社であり、学術研究の出版に特化しています。この出版社はSpringerとNature Publishing Groupが合併して2015年に設立されました。Springer Natureは、学術雑誌、書籍、データベース、オープンアクセス出版を提供しており、そのポートフォリオには「Nature」、「BioMed Central」、「Springer」、「Palgrave Macmillan」などのブランドが含まれています。この出版社は、科学技術医学(STM)分野での広範な出版物を持っており、特に「Nature」雑誌は科学界で最も権威ある出版物の一つとして認識されています。
Nature
「Nature」は世界でも最も有名で影響力のある週刊科学雑誌の一つです。1869年に創刊されて以来、最新の研究成果や科学技術の進展を紹介し続けています。Natureはその厳格な査読プロセスと高い影響力指数(impact factor)で知られており、科学の最前線に立つ研究が掲載されます。Natureは、生物学、物理学、化学、地球科学、医学など多岐にわたる分野での重要な発見をカバーしており、科学コミュニティ内外で高い評価を受けています。
世界的評価
Springer NatureとNatureは、その品質と影響力により世界中で高く評価されています。Natureは特に、科学研究におけるトップジャーナルと見なされており、新しい科学的知識や理解を広める上で中心的な役割を担っています。Springer Natureは、多くの分野において広範な出版物を提供することで、学術コミュニティの知識拡大と情報のアクセスを支援しています。
日本の研究状況
Springer Natureは、今年(2024年)の6月18日のプレスリリースによると、2017年から2022年にかけては、日本の研究は、20%のshareの減少があったが、2022年から2023年にかけては、たったの1.7%のshareの減少にとどまっている。
J-SPRINTA
J-SPRINTAはSpringer Natureによって提供される新しい転換契約モデルで、日本の中小規模の研究機関を対象にしています。この契約により、参加機関の研究者はハイブリッドジャーナルでのオープンアクセス出版を支援され、論文掲載料(APC)が所属機関によって賄われます。このモデルは、従来の購読型ジャーナルパッケージに比べてコスト効果が高く、研究の国際的な視認性の向上を目指しています。この契約は、2026年12月31日まで有効である。
提携日本大学一覧 - 2024年6月25日時点
秋田大学
千葉工業大学
一橋大学
山梨大学
大分大学
東京医科大学
福島大学
立命館大学
沖縄科学技術大学院大学
東京都市大学
宮崎大学
島根大学(2024年6月~)
埼玉医科大学
東北医科薬科大学
明治大学
掲載可能ジャーナル一覧 - 2024年6月25日時点
補足情報 - 京都賞とノーベル賞
上記については、別記事にて記載する。
京都賞は、個人的に、ノーベル賞を受賞することよりも価値があるのではないかと踏んでいる。
以上
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