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認知バイアスシリーズ(2/7) - 認知的不協和・確証バイアス・自己中心的バイアス🤣


参考文献

以下を参考に作成した。

認知的不協和

矛盾する情報を知覚し、その精神的な負担。

  • normalcy_bias

定義:以前に起こったことのない災害に対して計画を立てたり、反応したりすることを拒否する認知的不協和の一形態。

例 :地震のリスクが高い地域に住んでいても、地震に備えるための準備を怠る人がいる場合がこれに当たります。彼らは過去に大地震を経験していないため、それが起こる可能性を過小評価します。

  • effort_justification

定義:努力を要した成果に対して、実際よりも大きな価値を帰属する人の傾向。IKEA効果の例がこれに当たる

例 :自分で組み立てた家具に対して、既製品よりも高い価値を感じる現象が一例です。自分の努力を正当化するために、その成果に過剰な価値を見出す傾向があります。

  • ben_franklin_effect

定義:誰かに親切をした人が、その人から親切を受けた場合よりも、その人にさらなる親切をする可能性が高い現象。

例 :誰かに借りた本を返した後、その人にさらに親切をしようとする傾向がこれに該当します。この現象は、自分が親切をした人を好きであるという自分の行動と認識を整合させようとする心理的なプロセスから生じます。

確証バイアス

自分の先入観を確認するような情報を探し、解釈し、注目し、記憶する傾向。

  • backfire_effect

定義:反証的な証拠に直面しても、以前の信念を強化する傾向。

例 :特定の政治的見解に反する事実が提示されても、その人がその見解をさらに強く信じるようになるケースがこれに当たります。

  • congruence_bias

定義:可能な代替仮説を試験する代わりに、仮説を直接的にテストする傾向。

例 :ある特定の健康食品が健康に良いという仮説を持っている場合、その食品の肯定的な効果のみを調べ、否定的な証拠は無視することがこれに該当します。

  • experimenter_or_expectation_bias

定義:実験者が実験の結果に対する期待に合致するデータを信じ、認証し、公表する傾向。

例 :ある薬の効果を信じている研究者が、その薬の肯定的な結果のみに焦点を当て、否定的な結果を軽視することがこれに当たります。

  • observer-expectancy_effect

定義:研究者が特定の結果を期待し、そのために意識せずに実験を操作したり、データを誤解釈したりする現象。

例 :ある特定のブランドの製品が優れていると信じている場合、そのブランドの肯定的な特徴のみに注目し、否定的な情報を無視することがこれに該当します。

  • selective_perception

定義:期待が知覚に影響を与える傾向。

例 :ある特定のブランドの製品が優れていると信じている場合、そのブランドの肯定的な特徴のみに注目し、否定的な情報を無視することがこれに該当します。

  • semmelweis_reflex

定義:パラダイムに反する新しい証拠を拒絶する傾向。

例 :医療の分野で新しい治療法が提案されたとき、それが従来の治療法と大きく異なる場合、多くの医師や専門家がその新しい治療法を受け入れないケースがこれに当たります。

自己中心的バイアス

自分自身の視点に過度に依存する傾向、または他人と比較して自己の認識が異なる傾向。

  • bias_blind_spot

定義:自分自身を他人よりも偏見が少ないと見る傾向。

例 :友人が他のドライバーを「無謀だ」と批判している一方で、自分の運転スタイルは「安全だ」と考える。自己評価では、自分は他人より偏見が少ないと感じているが、それ自体が一つの偏見である。

  • false_consensus_effect

定義:他人が自分に同意している程度を過大評価する傾向。

例 :ある映画を面白いと思い、その感想が「一般的な意見だ」と思い込むが、実際には多くの人がその映画を楽しんでいなかった。

  • false_uniqueness_bias

定義:自分自身や自分のプロジェクトを実際よりも独特であると見る傾向。

例 :自分だけが特定の音楽バンドの真のファンだと思っているが、実際にはそのバンドには世界中に何百万ものファンがいる。

  • forer_effect

定義:個人が自分の性格に関する説明に高い正確性を与える傾向。

例 :占星術の一般的な性格説明を読み、それが自分にとって非常に正確だと感じる。しかし、その説明は多くの人に当てはまるほど曖昧で広範なものである。

  • illusion_of_asymmetric_insight

定義:他人についての知識が他人の自分に対する知識を超えていると認識する傾向。

例 :友人の秘密や真の性格を自分がよく理解していると感じる一方で、他人は自分のことをあまり理解していないと思う。

  • illusion_of_control

定義:外部の出来事に対する影響を過大評価する傾向。

例 :宝くじに番号を自分で選ぶことで、当選する確率が上がると感じる。

  • illusion_of_transparency

定義:自分の精神状態が他人によって知られている度合いを過大評価する傾向。

例 :自分の不安や緊張が他人にも明らかだと感じるが、実際には他人はその気持ちをほとんど察していない。

  • illusion_of_validity

定義:利用可能な情報が一貫している場合に自分の判断の正確さを過大評価する傾向。

例 :面接で感じた直感に基づいて、候補者の将来のパフォーマンスを正確に予測できると過信する。

  • illusory_superiority

定義:自分の望ましい資質を過大評価し、望ましくない資質を過小評価する傾向。

例 :「自分は平均以上の知能を持っている」と思い込むが、実際にはほとんどの人が同じように感じている。

  • naive_cynicism

定義:他人に自己よりも自己中心的バイアスがあると期待する傾向。

例 :他人は自分よりも利己的で、自分よりも自己中心的な行動を取るだろうと期待する。

  • naive_realism

定義:客観的で偏見のない現実を見ているという信念。

例 :自分の見解が客観的な事実であり、他人が同意しないのは彼らが偏見を持っているからだと信じる。

  • overconfidence_effect

定義:自己の答えに対する過度の自信を持つ傾向。

例 :試験の結果に対して自信を持ちすぎて、実際の点数が期待に満たない場合に驚く。

  • planning_fallacy

定義:与えられたタスクを完了するのにかかる時間を過小評価する傾向。

例 :プロジェクトの完成に1週間かかると見積もるが、実際には3週間以上かかる。

  • restraint_bias

定義:誘惑に対する自己の抑制能力を過大評価する傾向。

例 :ダイエット中にスイーツ店を通ることができると自信を持っているが、実際には誘惑に負けやすい。

  • trait_ascription_bias

定義:自己は性格、行動、気分が変動しやすいが、他人は予測可能であると見る傾向。

例 :自分の感情や行動が状況に応じて変わることを理解しているが、他人は常に同じ特性を持っていると見なす。

  • third_person_effect

定義:マスコミュニケーションメディアのメッセージが他人に対して自分よりも大きな影響を与えると信じる傾向。

例 :広告やニュースの影響が自分には及ばないと信じるが、他人はそれによって大きく影響を受けると考える。

以上


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