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ジャックジャンヌ 購入を迷っている人へ おすすめできる人できない人(ネタバレ極力なし)

こんにちは。
ジャックジャンヌ熱が2年ほど冷めないゆぴと申します。

リアルでも友人にお勧めすることがあり、一緒にハマってくれている人も多くいる中で、当たり前なのですが
「たしかに面白いけど他のゲームの方が断然好き」
「感動した。でも、さすがにAmazonレビュー平均4.7はやりすぎじゃ」
という感想も聞かれました。

フルプライスですし、購入を迷うお気持ちもよくわかります。

今回は私なりに、これまでの周囲の反応などを踏まえつつ、おすすめできるタイプの人と、比較的そうではない人を考えていきたいと思います。

ちなみに、私の周りでは、私ほどの沼にはハマらなかったという人はいても、1ルートもクリアまで至らなかった、という人は見当たりませんでした。
少なくとも、最終公演までは見たい!という気持ちにさせてくれるゲームであることは確かです。


ジャックジャンヌ おすすめできる人

ストーリー重視な人

ジャックジャンヌを乙女ゲームと位置付けたときに、糖度がかなり控えめであることは事実です。
(ルートによって、精神的な糖度がでろでろに甘かったりはする。)
スキンシップの描写が少ないこと、具体的だったりしないことは、このゲームの一つの特徴だと思っています。

その代わりに何があるかというと、一本筋の通ったストーリーと、登場キャラの精神面の描写です。
甘々な描写を省き、その分を緻密なストーリーと気持ちの描写に充てているんじゃないかな。
ストーリーや各キャラの気持ちに、プレーヤーが置いてきぼりにならない、しっかり共感して入り込めるだけの言葉を尽くしてくれている印象です。

ストーリー重視で一気に最後までのめり込みたい!という人には、とてもおすすめできるゲームです。

音楽が好きな人(ゲーム音楽に限らない)

私はゲーム音楽が好きです。
仕事用プレイリストにはゲーム音楽がたくさん入ってるし(ポケモンSVとか、クロノトリガーとか)、シアトリズムファイナルバーラインも結構やりこんでる。
が、ジャックジャンヌの音楽はちょっと違うんです。
素人なので上手く言えないけど、ちゃんと聞きたくなる音楽が多い←

まず、公演の音楽は本当にクオリティーがすごい。
詳しくは後述します。

でも、ジャックジャンヌの音楽の隠れた本質はインストにあると思う。
各キャラのメインテーマ、街ごとに切り替わる音楽、舞台と音楽がぴったりはまってるんですよね。
エリック・サティは「家具の音楽」を提唱したけれど、それに近い気がしていて、
私が各キャラや舞台背景の街を思い浮かべるときには、後ろにその音楽が流れています。
エモいって簡単に言いたくないけど、正直超エモいです。

サブスクでも、公演曲、インストが聞けるので、迷ったら一度試しにぜひ聞いてみてください。

ミュージカル好きな人

ミュージカル好きな人は問答無用でプレイすべし。
以上。

ほんとそれに尽きるんだけど、もう少し細かく言うと、ストーリーも公演曲も、すんばらしいんです。
ゲームとしてももちろんですが、舞台として。

私はかつてミュージカル民で、劇団四季やその他ミュージカルを追っかけていたのですが、
実際に劇団に演じてほしい!と強く思う公演が複数あります。

公演の台本は、登場キャラの1人が基本つくっているのですが、彼の創造性が遺憾無く発揮された一捻りも二捻りもあるストーリーが特徴です。

公演曲は、まあやばいです(語彙)。
大きく分けて、歌唱曲とダンス曲に分かれていて、
歌唱曲については、プロの演者の方に舞台の真ん中で歌いあげてほしい、と思う曲がいくつもあります。
キャッツのメモリーのような、メロディーラインを聞くだけで、背筋がぞわっとなって思わず涙がにじむ曲に、まさかゲームで出会えるとは思っていませんでした。

ダンス曲は、実際に舞台で踊っている姿が想像できるような音楽ばかり。
オペラ座の怪人のマスカレードのような華やかなダンス曲もあれば、ダークな雰囲気、妖艶な雰囲気のダンス曲もあり、リピート必至です。

また、稽古〜公演当日の演出が良くて、プレーヤーである私たちも1人の観客になって楽しめるような作りになっています。
観劇が好きな人なら、間違いなく各公演にわくわくするはずです。

ジャックジャンヌ おすすめできないかもしれない人

糖度重視な人

前述の通り甘い描写、身体的な愛情表現は控えめです。

でも、それって乙女ゲームの醍醐味ですよね、よーくわかります!

個人的には、そこを埋めてあまりある感動があるとは思うのですが、
もちろん大事な要素であることは確かなので、
身も心もどっぷり甘々がいい!という方には、おすすめできないかもしれません。

金太郎飴が許せない人

各キャラへのルート分岐が4分の3ほど進んでからなので、大筋のストーリーはそこまで各ルート同じです。
そこまでは、ほぼ同じ展開が繰り返されます。

早送り機能があったり、好感度や選択肢によって細かな展開が異なるので、私自身は苦にならなかったのですが、
1ルートクリアした後、特に平日の過ごし方を作業ゲー的に感じる人もいると思います。

何回読んでも色褪せないストーリーだとはおもうのですが、
そこはもちろん個人差なので、2周目以降が手間に感じることがあるかもしれません。

全ての要素をコンプしたい人

ジャックジャンヌのコンプ、はっきり言って不可能に近いと思うんです。
広い世界に、コンプした方がいらっしゃることは確か。
でも、その方は、不可能の文字が辞書にないナポレオンレベルの方だと思っている。尊敬しかない。

ジャックジャンヌには簡単なものから難しいものまで、さまざまなトロフィーがあります。

その中でまず難しいのが音ゲーの激ムズレベルをクリアすること。
私はここでまず諦めました。

次にシナリオコンプ。
たぶんジャックジャンヌに出てくる、全ての会話を聞かなくてはいけないと思うんですが、
私、ジャックジャンヌ10周以上していて、コンプ率70%…。
ランダム要素もあったりして、もう無理です。
でも、おかげで何周しても新しい会話を聞けたりするのは、すごく嬉しい。

トロフィー以外にも、特定の会話でセーブすると、スロットにオリジナルアイコンが表示される要素があったり、
休日の過ごし方ひとつひとつに名前がついていて、セーブしないとわからなかったり、
やり込み要素が果てしないです。

私は嬉しいけど、ゲームは必ずコンプしたい!と思う方にはストレスになるかもしれないです。

番外: アプリについて

フルプライスで買うのに躊躇される方の選択肢として、スマホアプリの方を購入する、というのもありだと思います。

Switchソフトとアプリ、どちらをおすすめするかと言われれば、それはSwitchソフトの方なのですが、
コスパを考えたらスマホアプリは破格です。

ただ、非常に個人的な気持ちとして、初見の感動が大きいのはSwitchソフトだと思っていて、
リズムゲームの有無が、ソフトとアプリの大きな違いですが、
公演に感動して泣きながらプレイしたリズムゲームの思い出については、ソフト購入者としか語り合えない…。

でも、ジャックジャンヌをプレイせずに人生を終えるなら、スマホアプリでもなんでもとりあえずプレイしてくれ!!!
と全身全霊で訴えます。

最後に

以上、私個人の完全にお気持ち表明的な見解ではありますが、
選択の一助になればとても嬉しい限りです。

そして、ジャックジャンヌ、もし恐れ多くもこれを読んでプレイを始めた方がいらっしゃれば、ぜひとも感想をお聞かせください!

お読みいただきありがとうございました。

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