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可愛獣マオモの波瀾万丈のエピソード集【エピソード11~ブランコを代わってくれないの!〜

この物語は可愛獣マオモ【自己紹介】の半生を描く映画の原作となるノンフィクションノベルで事実に基づき描かれたものである。

どうも私は昔から人から
『 悩み相談』を受ける側で
幼稚園の頃はこんな感じでした…

いつもの園庭で楽しく遊んでいたある日のこと

私の着ていたスモッグが突然
引っ張られる感じに振り向いてみると…

何組の子だったか?
顔は分かるが名前は知らないその子は…

目に涙をいっぱい浮かべながら
私のスモッグの裾を遠慮がちにつまんでいました。

?…どうしたん?

私はその子に尋ねると
名前も知らないその子はこう言った。

「ブランコを代わってくれないの…」

そんなん知らんし…とは思わず

私は…その『名前も知らない子』の手を
パッと握るとすぐさまブランコの所へ行きました。

そして…
『ブランコに乗っている子』に向かって
指差しながらこう言いました。

「ちょっと!
この子がブランコしたいって泣いてるやんか!」

そしてジャングルジムを指差して
「あんたは次はあっちのジャングルジムに行き!」

その時ブランコで楽しく遊んでいた○○君は…

「え?あ、はい…」という感じでそそくさと
ジャングルジムの方へ走って行きました。

そして…手を握っていた
『依頼者』に向かってこう言いました。

「あんたも誰かがブランコしたいって
言ってきたら代わったるねんで!」

『依頼者』は満足そうにブランコへ…

年代ごとに人の悩みの内容は変わってきましたが…
「あの子に言えばなんとかなる」的な
『何か』が私にはあるようで…

来た悩みは全てなんとかしてきました。

そして気がついた事がありました。

「なんで?」「どうしてそう思ったの?」
などと、人の悩みを掘り下げてみていくと
大抵の悩みの原因が二つに分類することができました。

一つ目は
『他人の目を気にする為に生じた悩み』

二つ目は
『自分と他人を比べた為に生じた悩み』

そこに気がついて更に深く考えてみました。

どうしてそんな風に人は『思い』『悩む』のか…?

思い当たるコトがありました。

『親からの教育』

おそらくほとんどの家庭で
次の様なセリフをイヤというほど
聞かされた方が多いのではないでしょうか…

「弟の○○は出来るのに
何でアンタはできないの?!」

「そんなんだったら
隣の○○ちゃんに嫌われるで!」

他人の目を気にするように…
他人と自分を比較するように…

そう仕向けてきた親はまたその親からその教育を
代々と受け継いできたサラブレッド…


色んな性格・個性があって当たり前だ

他人の目を気にせず他人と自分を比べず

『こうでなくてはならない』という
『MUST』な考え方はいらないと思う。

『自分は自分…ひとはひと…』
自分の心の『WANT』に素直に従えばいい…


余命宣告を受けたからこそわかる…
『一寸先は闇』『明日は我が身』
明日も生きている保証は誰も無い

何を始めるにも遅いということはありません。
「もう少し若ければ…」という言い訳はいりません。

みんな今が一番若いです。

時にはあなたのやりたい事は
誰かの迷惑になることもあるでしょう。

人は迷惑をかけながら産まれて
迷惑をかけながら死んでいきます。

開き直りましょう。
そもそも迷惑をかけずに生きることは
不可能なのですから…

あなたの人生は誰の為のモノでもない
あなたが幸せになる為にあるのです。


ゼロすることはできないでしょうが…
少しでも死ぬ間際になって後悔することを
減らせていけるように生きていきましょう♪

次回は…

私の人生に度々大きな影響を与えてくる
空気の読めずデリカシーの無い
『Sくん』のエピソード…
『性別変わった?』をお楽しみに😊

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