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批判することについて考える

我々は、後付けの知恵で過去の出来事を批判しがちになります。
あのときこうすればよかった、ああすれば良かった。・・・とか。

でも、考えてみれば、それならば、何故そのときにそうした行動を取らなかったのかと言うことの裏返しになりますよね。
そのとき、私たちは何らかの理由でそれを先延ばしにしたのか。
もしくは、何らかの理由で行なわなかったのか?

まずその原因を探らないと、同じ所をくるくる回るだけになってしまいますよね。

例えば、何か上手くいかなかった場合、その原因が、外的な要因だったのか、内的な要因だったのか
まず、その辺を確認しないと、後世の知恵で批判するのはあまりにも底が浅い。
まず大事なことは、当時の判断を自らが仮想的に体験してみる。
いわゆるシュミレーションをしてみることが大事かと思うんですね。

そうして、何故当時はそんな判断をしたのかを知った上で、それをどうすれば解消できたのかと判断して、すなわち原因を解消してみる方策として、最適解は何だったのかと言うことを検証しないと、いけませんよね。

しかし、それが中々出来ていないというのが実情ではないでしょうか。

私も含め、そうした検証がきちんと行なわれているでしょうか。

現在から、過去を批判するのは比較的簡単なことです。
何故当時はそんな判断をしたのか?と言う点を理解できないと、単なる批評家で終わってしまいます。
また、こうして振り返って過去を批判すると言うことは、いわば、逆俯瞰していると言うことにならないでしょうか。

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それ故に、批判するだけでなく、その視点を色々とずらして検証することが、将来を予測する鍵になると思うんですね。

温故知新、論語「為政」の言葉ではありませんが、大事なことではないでしょうか。
批判し、非難するのは簡単なことですが、そうではなく、当時の政治、世相、失敗体験、成功体験等を異なった視点もしくは、視点をずらした所から共通点を見い出したり、成功のための鍵を見つけることが大事なのではないでしょうか

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