花火 美しいものにはサヨナラをしたくなる

夏ですね。
基本季節問わず花火したいんですが、やはりこの季節にする花火は一際、粋(すい)ですよね。


花火とかシャボン玉みたいな原始のおもちゃが好き。


いわゆる花火大会で見るような打ち上げもいいですが、公園とかで見つからないように静かにする線香花火がお気に入りです。儚いから。


線香花火って点火から消えるまでのプロセスで4つの状態に変化するのですが、
状態ごとにそれぞれ花の名前がついているのはご存知ですか?


いつも誰かと花火する時、酔っ払っているからうんちく言えないのでここで吐き出す。

火を点けてからしばらくくすぶり、やがて火玉が成長し、光の矢束となって放散。それを幾度か繰り返した後、力弱く垂れ曲がり、ゆっくりと落ちていき、淡く儚い夏の宵闇が残る。 戦前の物理学者であり随筆家・俳人でもあった寺田寅彦は短編集「備忘録」で、線香花火一本の燃え方を、誕生から終焉までの人生に例えています。「起承転結があり、詩があり、音楽がある」とも記しています。 線香花火の火玉の移ろいには名前が付いています。「蕾→牡丹→松葉→散り菊」。その名前からも線香花火の光景が思い浮かぶなんて、なんとも粋だと思いませんか。

菊水HP 線香花火で一盃。常温で粋を感じる。
https://www.kikusui-sake.com/home/jp/fun/taste/taste02/






「蕾→牡丹→松葉→散り菊」
かっこよい。


美しいものにたまにはこちらからさよならをしたくなる。


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