私たちの中に遺伝的に組み込まれているものを理解すれば。

人間の脳は社会的協力と楽しさを必要とするように出来ている。という点で、神経科学者、心理学者、進化論者の意見は一致しているという。
社会的協力は良い仕事に不可欠で、そこからかけがえのない人間関係ができると、より幸せ、健康、生産的になる、と。

ピュリツァー賞受賞者のエドワード・O・ウィルソン曰く、「人間は私たちを想像した極限的な2つの力の間で永遠に停止している。罪に駆り立てた個人の選択と、美徳を推進した集団の選択」つまり、私欲と集団利益。

組織においてどちらが勝つかを決めるのはカルチャーで、その組織を作る人が決めるが、集団利益がベストであることは明らかで、組織を立ち上げた人にとっても。全体の利益を大きくしようとして一緒に働くことから得られるものは、私欲で得られるものより大きいだけでなく心理的な報酬も大きい。アダムグラントのギバーの話に通じるところがある。

ダライ・ラマとレイ・ダリオの会話が印象的でして。ダライ・ラマは、祈りと瞑想は脳に対して同等の効果があるように思える、と。ともにスピリチュアルな感情(自分を超えて全体と素晴らしい繋がりを持つ)を生み出すが、一つ一つの宗教はスピリチュアルに共通な感情のうえに、それぞれ独自の迷信を持っていると。詳しく知りたいならダライ・ラマの著書「宗教を越えて」がおススメだそう。読みたいけど理解できる自信がない笑

社会的協力と楽しさを仕事の中で追記していくことが大事ですな、QOL向上の為にも。


Thanks a lot