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ヒーロー万歳!!ん…?それでいいのか?

記念すべき初めての紹介作品は『The Boys』です。Amazon Prime Videoの看板とも言える、腐敗しきったスーパーヒーローに特別な能力のない「ザ・ボーイズ」が立ち向かう人気ドラマです。ただ、このドラマR18指定となってます。
※なるべくネタバレしないように書いてます。

・あらすじ

超能力を持つヒーローたちが当たり前に活動している世界が舞台。このヒーロー達を束ね、マネジメントすることで一大企業に成長したヴォート社は多角的なビジネスを展開し、各ヒーローを駆使し、大衆の安全を守り、希望を届けている。しかし、ヒーロー達の中には権力に溺れ、私利私欲に走るものも少なくない。その闇を知ってしまったごく普通の青年に一体何ができるのか。

現在(2020年9月19日時点)シーズン2の5話まで公開されており、毎週金曜に新エピソードが随時、解禁されてます。すでにシーズン3の制作も決まってます。

このドラマの凄さが簡単に伝わると思うので動画を埋め込んでみました。

シーズン1のオープニングシーンです。
※このようなシーンが多少あるのですが、絶対にグロいの無理という人以外は耐えれると思います。私もグロいのは得意ではないです・・笑

この動画の最後の衝撃的なシーンは100%CGで作成に半年かかったそうです。グリーンスクリーンの前で肉を爆発させて撮影し、その様子を観察することでよりリアルなCGに仕上げたとのこと。(インサイド・ザ・ボーイズ シーズン1 エピソード1より) 

このドラマの面白いところは上記のようなリアリティのある演出だけでなく、骨太なストーリーにあると思います。

LGBT、人種問題、フェミニズムなども絡めています。見所はやはり、現在のヒーロー人気を強烈に皮肉った内容です。しかし、本質的にはこの作品自体、セレブ文化を風刺していることからスーパーヒーローもののファンからの反発はあまりなかったそうです。(インサイド・ザ・ボーイズ シーズン1 エピソード4より)

一つ作品を見ていて気になった点は、

海外の作品でありがちなのですが出てくる日本人役の日本語が下手なこと…。

シーズン2で福原かれん演じるキミコと韓国系アメリカ人アブラハム・リム演じるキミコの弟が日本語で会話する(正確にはキミコは独自の手話)シーンがあるのですが、日本語を話しているのに字幕なしでは聞き取りが難しかったです笑

海外の作品ではアジア系の人が日本人を演じていることが多く母国語ではないので日本語が拙いです。日本の映像作品を見て海外の人も英語が下手だなと感じていると思うので、しょうがないことなのかなとも思います。

個人的に一番好きなシーンはシーズン2エピソード4『この世に類を見ないもの』での車の中でビリージョエルの「We Didn't Start the Fire」を歌うシーン。緊迫感のあるシーンが続く中で平和なシーンがあると印象に残りやすいと思います。この「We Didn't Start the Fire」が収められているアルバムのタイトルは・・・なんと、『ストームフロント』とのこと。作品の奥行きというか、このような遊びがあると面白いなあと思います。作中の使われている歌の歌詞と作品との関連性を考えるのも楽しいです。


※余談ですが、『ベター・コール・ソウル』(『ブレイキング・バッド』のスピンオフ作品)の中でも私が最も印象に残っているのは作中のキャラが歌っているシーンです。シーズン4エピソード10『勝者』でマッギル兄弟がABBAの『The Winner Takes It All』を歌うシーン。個人的にABBAが好きなこともあり、ABBAのメンバー同士の不和を背景として人間関係の崩壊を歌ったこの曲が、マッギル兄弟の行く末を暗示していたと気づいた時にはハッとしました。


気になった出演人を何人か挙げていきます。

・キミコ役の福原かれん
生まれも育ちもアメリカだが両親はどちらとも日本人。日本語も英語もペラペラの完全なバイリンガル。主な出演作「スーサイド・スクワッド」

•主人公のヒューイ役のジャック・クエイド

俳優デニス・クエイド、女優メグ・ライアンの間に生まれた息子とのこと。(メグ・ライアンの名前はよく聞くが出演作をみたことはない。笑)

・ヴォート副社長のマデリン役エリザベス・シュー(写真右)
「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」ジェニファー役でお馴染みだが、言われるまで同一人物とは全く気づきませんでした。

ブレイキング・バッドのガス役でお馴染みのジャンカルロ・エスポジート
ヴォート社社長役として今回も不気味な怖さを醸し出してます。ブレイキング・バッドで彼の演技に惚れ惚れし、ファンになりました。

あと、シーズン2からの登場ですがストームフロント役アヤ・キャッシュ 

原作漫画では男性のキャラだったことから一部のファンから「お前ら社会正義戦士かよ」と批判があった模様。しかし、クリエイターの方は「お前らの意見なんか知るか」と一蹴。(インサイド・ザ・ボーイズ シーズン1 エピソード1より)

・noteで記事を書いてみた感想
こんな感じでこれからおすすめ作品を紹介していきたいと思っています。
初めての投稿でR18の作品を紹介するのはいかがなものかとも思いましたが、タイムリーだったのでこの作品にしました。今回、noteで記事の作成をやってみて分かったのですが、著作権とか気にして書いてることもあり、思ったより時間がかかるということです。(今回この記事を書くのには約3時間かかった。笑)
あと、自分の色を思ったより出すのが簡単ではないこと。『こんなの誰も読んでないだろ』と思えば大胆に書くこともできると思うのですが、読む人のことも考えて書かないと何のためにやってるのかわからないので…



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