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初心者のための投資のこれから<5月>(無料) 2024年5月最新版 18日配信分

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。


私も大注目をしていた、アメリカCPIの結果が発表になりました。


5月15日 21:30 発表

4月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回0.4%  今回0.3%(予想0.4%)
米国4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回3.5% 今回 3.4%(予想3.4%)
米国4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回0.4% 今回0.3%(予想0.3%)
米国4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回3.8% 今回 3.6%(予想3.6%)
米国4月小売売上高(前月比) 前回0.7% (0.6%) 今回0.0%(予想0.4%)
米国4月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回1.1% (0.9%) 今回0.2%(予想0.2%)

結果は 前回より下がりました。予想通りの数値も多いなかで、特に小売売上高は大きく下回りました。

ドル円は155.461円から下落、154.751円まで落ちます。しかし、すぐに買われて155.450円まで戻ります。
 ドル円は下がると、買い場になり、すぐに価格を戻します。
23:00ごろには155.790円まで上昇。CPI発表まえよりもドル高円安になりました。しかし、そこからドルが売られます・
 ドル円は大きくドル安になります。朝方には153円台まで急落します。
為替介入でもないのに、大きく円高です。
 翌日、17日はドル円は上昇、155円台にもどります。
結局、今週の155.640円で終了しました。

こうして、注目のCPIは低い数字をだして、発表がおわりました。
 FOBの今後の金利値下げに改めて拍車がかかり、当然、アメリカ株価は爆あげしています。

 重要な経済指標は経済に大きな影響を与えます。
FXしかり、株価しかり、発表まえに、ある程度わかるといいのですが、、、とみなさんもおもったことでしょう。
 実は、ちょっと、参考になる方法があります。それは

「パウエル議長の発言」です。

もちろん、発表前にパウエル議長が内容を漏らすことはありません。しかし、その講演や、会見の内容、発言をみるとそのあとに発表される経済指標の傾向をうかがうことができます。(もちろん、パウエル議長は発表前に内容を知っていますから)
 アメリカ雇用統計の発表前には、あれだけタカ派の発言をしていたパウエル議長が利下げに言及しました。
 そして、そのあとに発表された、雇用統計の結果は大きく悪化、利下げ方向に動きました。
 さて、今回のCPIでは、パウエル議長は、とうぶん利下げはないと、タカ派的な発言で、ハト派ではありませんでした。しかし、いままでのパウエル議長の発言をきいているとわかるのですが、それほど強いタカ派的な発言ではなく、利下げを期待する市場にたいして、牽制するような発言でした。
 私は、これは市場の予想通りの数値になるのでは、と思いました。
そこでショートに仕込みました。
結果はその通りになりました。
(初心者の人は、ポジションをとらないほうが結果的には良いのでまねをしないでください)

大きく下がってもまた上昇するドル円、月末までどのような動きになるのでしょうか?

以前から、長期的にはドル安だが、当面はドル高(円安)という方向にかわりはありません。
 ただし、今回のCPIで、ドル円はドル安円高方向にかじを取るように思います。
 私の長期的なドル安は、今年の秋以降、年末には、、とみていたのですが、それが早まり、夏以降に。という感じになってきました。
大口のよそうをみる、「フェッドウオッチ」をみると、利下げの時期は、11月から9月になってきました。
また、このところ、日銀の利上げ観測がたびたび流れるようになってきました。
 春には年内のさらなる利上げは無い、という報道が、この7月に日本の金利の0.25%利上げ、という報道、さらには年内3回の利上げ、なんていう報道もされるようになってきています。
 急に円高の報道は、円安をけん制する狙いもあるのでしょうが、あきらかに円高に関する報道が増えています。(日銀金利上昇、レパトリ減税、買われすぎのドル、アメリカ経済の失速)
 今月は月末まで大きな経済指標はありません、ドル円は下がれば、買われ、為替介入を警戒しながら、157円あたりまで、大きなレンジ相場をつくるとみられています。
 しかし、来月以降は、急にドル安、円高方向に大きく動く可能性があります。注意しましょう。


負けないトレーダーになる ワンニャンポイント!

<参考になるWEB媒体、記事>

ファンダメンタルを考えるうえで、トレーダーが読んでいる(見ている)メディアの記事や、WEBページがあります。
Bloomberg
「日本経済新聞」
「ロイター」
などがあります。このほかにも、「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 -ニュース-ビジネス ...」や「CNN」などたくさんありますが、

必ず、自分のPCや、スマホにいれておきましょう。特にここでヘッドラインのニュースがながれたり、政府機関のリーク記事がながれたりすると、大きく相場が動きます。なにより、多くのトレーダーや為替関係者がみていますから、影響力はとても大きいです。
 「知らない、見たことない」 という人はその時点ですでに遅れて、負け組になっていることを自覚しましょう。



<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>

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