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初心者のための投資のこれから5月  (無料)

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。

配信日>4日  6日 11日 21日 28日☜(最新記事)
あくまでも個人の感想です。


5月 4日配信分

さわやかな季節になりました。日本はゴールデンウイークです。
まず、5月最初の重要なイベントはアメリカFOMC、米連邦公開市場委員会
FOMCの金利政策発表です。
 そのまえに、1日の「 4月ISM製造業景況指数  」
3日の「4月ADP雇用統計(前月比)」「4月ISM非製造業景況指数(総合)」はどうだったのか?
 まず、どのようにドル円は動いたのかを見ていきましょう。
 1日 23:00 ADPの結果は 前回46.3 今回47.1(予想46.7)
ドル円は136.825円から137.260円に上昇、その後も上昇を続けます。しかし、2日の「3月雇用動態調査(JOLTS)求人件数」の結果を受けて、大きく下がります。136.388円まで下がります。上昇した分を戻して、3日ADPの発表を迎えます。
 ADPの結果は、前回14.5万人 (14.2万人) 結果は29.6万人(予想14.8万人)
ドル円はまた135.423円から上昇135.945円まで上がります。しかし、すぐに下がって戻ります。行って来いの形で、23:00のISMの発表です。
前回51.2 結果51.9(予想51.8)となりました。
ドル円は下がりながらレンジ相場をくみ、注目の深夜3:00(日本時間)のFOMCの発表を待ちます。

 ここまでのドル円の流れはやはりドル安方向でした。経済指標の結果で上昇しても、すべて下がってしまいます。

 3日午前3:00 FOMCは0.25%の金利値上げを発表しました。
おおくの予想通りの数字でした。ドル円は一瞬上昇しますが、また大きく下がります。そのあと、3:30のパウエル議長の会見に向けて上昇します。
会見ではパウエル議長の比較的タカ派の発言を受けドル円はまた上昇します。135.708円までつけたあと、ドンドン下がります。アメリカ株価もどんどん下がっていきました。
 市場はパウエル議長の会見のタカ派的な発言に対しても、今後は利上げをしないこと、金利をいずれ下げるとの予測から、ドル円は売り方向に変更なく下がります。
株価もリセッション懸念を増して、ドンドン下がります。
 今はドルも下がり、株価も下がる状況にあります。
今までなら、金利が上がればドル高が当たり前でした。
 また、株価が上昇すれば、ドルは売られてドル安でした。
今は去年の相関とまるで違うということを認識しましょう。

5月6日配信

5月5日 日本はゴールデンウィークでお休みですが、世界のマーケットは動いています。
5日21:30 「4月非農業部門雇用者数変化(前月比)」「失業率」が発表されました。
 雇用者数は、前回23.6万人 (16.5万人) 結果25.3万人(予想18万人)
 失業率は 前回3.5% 今回 3.4%(予想3.6%)
となりました。労働市場の強さを改めて示しました。当然 ドル円は急上昇でした。ドル円は134.30円から135.11円に上昇しました。

ドル円はドル安方向に向かうと思えば、 発表される重要な経済指標の動きは、それぞれ別方向に動いていきます。
 今回は、下落から上昇に転じて、週を終えました。
 このように、重要な経済指標がそれぞれ別方向に動く展開が続いています。
こういう時に、とてもお金を失います。
いわゆる勝てない相場が続いていることに、初心者は気づきましょう。

5月11日配信日


5月10日21:30(日本時間) 引続き大注目のアメリカCPI
「4月消費者物価指数
(CPI)(前月比)」が発表されました。
前回の雇用統計では相変わらず、堅著な経済、低い失業率と強い労働環境があり、ドル高に進んだドル円ですが、今回はどうなったのでしょうか?

4月消費者物価指数(CPI)(前月比)  前回0.4%  結果0.4% (予想0.4%)
米国4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回5.0%  結果4.9% (予想5.0%)
米国4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回0.4%結果 0.4%(予想0.4%)
米国4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回5.6%    結果5.5%(予想5.5%)

発表前、すこし上昇します。が、発表後下落します。135.36円から134.77円に下がります。その後も、少しづつ下がり、ドル円は134円前半を推移することになりました。
 結果は、CPIの数値は下がりました。その数値は、ほぼ予想された数値となりました。
 今回の、4月の米消費者物価指数(CPI)ではインフレ鈍化の兆候が示唆されました。総合CPIの前年同月比の伸びは約2年ぶりに5%を切り、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数も若干ながら鈍化しています。
 内容を見ると、航空運賃やホテル宿泊費が低下し、サービス価格で最も大きな要素の住居費が前月比0.4%上昇と、これは過去1年余りで最も低い伸びです。なお、家賃は上昇しました。
一連の利上げと最近の銀行に対する信用不安が経済全体に与える影響により、インフレが鈍化しつつあると思われます。しかし、物価全体では依然として高い伸びが続いてインフレです。そして、前回の雇用統計でもアメリカの雇用市場は堅調を維持しています。
微妙ですが、それでもドル円は下がりました。やはり基本はドル安方向とみて良いでしょう。
しかし、こういう時期に、「あてに行く」というトレードのやり方をすると、どこかで痛い目を見ます。まあ、初心者の時はそういう体験をして、トレードの質を上げていくのですが、、、、
 こういう時に有効なやり方は、トレードの回数を減らすことです。
勝つよりも負ける場面の多い時に、初心者はどうしてもトレードせずにいられなくて、結局、負けを増やす人が多いのです。(私もそうでしたから)
(↓)下目線で、ドル高に動いてから、ドル安にポジションをとる、利幅は小さく、すぐに利確する。そして
 解り易い相場が来るのを待ちます
あと、ウォールストリートジャーナルのニック記者が、(←FOBの番記者)
今後の利上げをしないで据え置く、FOBは様子を秋までみるようだと発言しています。
 これはかなり重要です。

5月21日配信分


5月10日21:30(日本時間)のアメリカCPI「4月消費者物価指数」の発表後の、5月第三週のドル円の動きはどうだったでしょうか?
12日 5月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
16日 4月小売売上高(前月比)
18日 前週分新規失業保険申請件数
19日 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

 いろいろな経済指標の発表で、アメリカ経済の強さと、インフレの上昇を示唆する結果で、ドル円はそのつど上昇し、また、さがり、上昇しを繰り返して、気が付けば大きくドル高になっています。
(今回は細かい値動きは省略します)

12日134.442円のドル円は なんと、138円を越えて、19日には138.752円まで上昇しました。こんなにドル高になる要因があったのでしょうか。

 実は、今回のドル円の上昇をもたらしたのは、「ドル高」ではなく「円安」が原因です。
 いうまでもなく、ドル円はドルと円の相関関係、その強さのバランスが上昇、下降をもたらします。
 いま、日本株が大きく上昇していることはお分かりだと思います。日経が何と3万円を越えました。
この日本の株価を押し上げているのが外ならぬ海外勢です。
 最近、投資の神様「ウォーレン・バフェット」が来日し、日本株を評価して、日本株を購入したニュースは皆さんも見たと思います。
 FOMCが金利を上げる中、アメリカ株が今後はさらに不安定な動きをする、と思われます。そんなときに、割安感のある日本株に投資をする大口が増えています。

 大口が日本株を大量に購入するときに、為替で円売りをとりリスクヘッジを行います。 
 
それが、今回の「円安」を呼んでいます。日本株があがると、円安がすすみ、ドル円は上昇したのです。
 いま、ドル円の動きをみるのはベテランでも苦労します。初心者の人は全然わからないと思います。こういう状況だから上昇するとかこういう動きをするとかがよめません。上昇しても、すぐに戻り、多くの初心者は結局マイナスを増やしていると思います。
動きの理由は後付けする状態です。
 私はいぜん、ドル安方向といいました。でもドル高もあると、、、
これからドル円はさらに円安で上昇するのでしょうか?

19日夜のパウエル議長の発言で、金利の据え置きを示唆しました。また、銀行の合併が進むと金融不安が提示されています。
 20日にはドル円はおおきくドル安で下がっています。
ドル円をみるときは、アメリカ株、ほかのFXの為替の動き、さらに日本株の動きまで、総合的にみていかないといけない、難しい局面で有ることを理解しましょう。

(今月は別件で、配信が少なくなっています、すいません。今の時期はドル円で利益を上げるのは難しい時期です。こういいうときはトレード控えるのもやり方です。でも、初心者や負け分がある人程そうはいかずに、トレードをすると思います。
こういいうとき、負けるようなら、
 やりにくい、ドル円ではなく、べつ通貨ペアを選んでトレードをすのも手です。
 また、慣れてきたら、FXではなく、CFDでトレードをするのも良いです。商品、つまり原油や金銀などの相場です。
 実は私はドル円をほとんどポジションをとらずに、今回は、CFDで利益をとっています。参考にしてください)

5月28日配信日


5月のトレードはどうだったでしょうか?
まず、今週の動きをみてみます。
5月25日 21:30 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)がありました。前回1.1%  結果1.3%(予想1.1%)

 発表後一度、ドル円は上昇です。139.226円から上昇します。139.562円に、さらに上昇します。139.842円まで上昇します。GDPは上昇して、ドル円も上昇しました。
 翌日はさらに注目のPCEデフレーターが発表です。
26日21:30 4月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
前回 4.2% 結果4.4%(予想4.3%)
4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) 前回0.3%  結果0.4%(予想0.3%)
4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回4.6%  結果4.7%(予想4.6%)
 数値は、わずかですが、上昇です。
ドル円は一度さがり139.614円まで落ちた後、急上昇をします。139.985円そこから140.324円まで上昇しました。
 140円台に到達です
 アメリカの経済の強さがあり、同時に金利の上昇、高止まりが強くなりました。ここまでドル円は円安、ドル高で上がっています。
 現在の位置は、昨年の151円のドル高から、下げて、そこにフィボナッチをひくと、この140円が半分戻しのラインのようです。
 つまり、今年にかけて下がったドル円は半分まで戻ったということ。まだ、さらにドル高に進むのでしょうか?
 今年の前半は「ドル安」とよく書きました。それは大口、マーケットがアメリカの金利上昇が終わることを予想して、ドル安をみていたからです。
 これがよくわかるのが「フィボナッチ」の指標です。
CMEのFedWatch ツール - CME Group
いま、マーケットも今後の見方を変えてきています。
 以前は9月以降の金利の利下げを見込んでいたのが、今は、12月、場合により来年以降の利下げになると予想を変えています。
 ドル円はさらに円安でのドル高もあり、逆に大きな円高ドル安はすぐには来ないとみています。
 前回の配信でも書いているように、とてもトレードが難しい時期がまだ続きます。
結局、5月はドル高(どちらかというと円安)の相場で、ドル円は上昇して140円をつけました。これからどちらの方向に動くのか、初心者はとても気になるでしょう。でも、
 明日29日はアメリカ市場は休場、ほかの国も休場のところも多く、また月末のフォローが起きます。私ならトレードしないで 6月を待ちます。
 あえていえば、まだドル円は上昇する余地があります。しかし、大きなファンダは将来のドル安をみています。とはいえ、上昇してからの「売り」ではいって利益がとれるほど、単純の相場でもありません。
 私は、突発的なリスク(たとえば、また銀行関係の破綻とか)が起きたらトレードをしようと思っています。初心者のときは、自分の考えが正しいから、相場も同じ方向に動くと勘違いしやすいのです。気を付けましょう。






 
 

柔軟に頭の中を入れ替えて最新の情報を仕入れましょう、相場で生き残るためにとても必要です。





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