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FX取引勧誘詐欺
「外国為替証拠金取引（ＦＸ取引）業者を装って架空の投資話を持ち掛け、現金計４０万円をだまし取ったとして、警視庁捜査２課は７日までに、詐欺容疑で、東京都羽村市神明台、職業不詳小俣一毅容疑者（２４）ら２０～３０代の男７人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。」
こんなニュースがまた流れてきました。
FX取引関連の詐欺事件は、昔からたくさんあります。
さて、今回はどのような特徴があるのでしょうか？
○どのような詐欺なのでしょうか？
○その勧誘の手口と実態
○アプリを利用
〇今後とまとめ
今回の小俣容疑者たちは、ＦＸ取引業者を装っています。
日本国内にはたくさんのFX取引業者があります。なかには規模の小さいところもありますが、どちらにせよ、金融庁の認可がなければ、お金の取引はできません。
そして、その認可が日本は特に厳しいのです。
そのため、海外に拠点を置く、日本人がバックで行う、海外証券会社というのもたくさん実在します。
そこで彼らは、、、
「海外の証券会社に投資すれば利益が出る」とうそを言い勧誘します。
被害総額は昨年5月以降、計約25億円に上るみられています。
○その勧誘の手口と実態
このグループは10カ所以上の拠点から詐欺の電話をかけていたとされています。今回、逮捕された者たちは、いわゆる掛け子という、電話での勧誘係だとみられています。
「海外のＦＸ証券会社に投資すれば利益が出る。月利は１５％」などとうその電話をかけます。そして
被害者は犯行グループから、ＦＸのコピートレードというものを持ちかけられます。
これは、トレードのうまい、専業といわれるひとのやり方をそのままマネて、トレードをすることで、自分ではなにも苦労しないで、FXで利益をあげられる、というものです。
労せずお金が増えるという触れ込みでした。
被害者には20万円程度の損失を受けている人物が多く、被害を届けていない人がたくさんいると思われます。
○アプリを利用
今回の手口では、、海外で作成されたＦＸ運用管理アプリ（ＭＴ４）をインストールさせて、運用させます。そして、虚偽の運用報告を被害者に示し、信じ込ませました。
しかし、運用実態はなかったそうです。
取引実績が確認できるアプリをインストールさせることにより、実際は取引していないのに、もうかっているように見せるなどして発覚を遅らせていました。
小俣容疑者らの詐欺グループは、運用当初は利益が出ているように見せかけて信用させ、払い戻しの依頼があると、急な値動きで損失が出たかのように装っていたということです。
〇今後とまとめ
同課は２２年６月ごろ、福生市にあるグループ拠点に荷物を宅配した業者から「不審な部屋がある」と通報を受け、捜査を開始した。今月６日、拠点を摘発し、スマートフォン２０台やパソコン、勧誘対象とみられる約１０万人分の名簿を押収しました。
ビルに出入りする女性：「夜の9時すぎとかにイエーイみたいな、大勢男の人の声が響いてきたりしていて、何の仕事なのかなと、ちょっと怪しいなと思っていた」
ビルの関係者 「いつ来て、いつ帰っているか本当全然わからない。
ヨレヨレのワイシャツだったり、無理してスーツ着ているのかなという印象。いつもカーテンを閉めきってて、おかしいね、なんて話はしていました。」
小俣一毅容疑者（24）ら7人を逮捕した事件で、さらに、この7人と口座名義人の山家好弘容疑者（52）を逮捕しました。
しかし、主犯格とおもわれる人物は逃亡しており、（ドバイに逃げた、といわれています）偽のアプリを使用するなど手口が巧妙化しています。
FX取引は、PCで行うのが普通でしたが、近年は携帯のスマートホンで、簡単に取引ができます。また、実際に、いろいろなアプリがでているのも現状です。ひとつの画面しかみていなければ、その数字が本当かどうかもわかりません。
また、「コピートレード」という、楽して確実に儲けよう、という甘い考えの人が狙われました。
FX取引は大変に難しく、初心者では損をする人が圧倒的に多い事で有名です。ときどき、大金を手に入れた、という話に惹かれて、始める人が多いのですが、ほとんどは利益をだせていません。
かなり勉強しても、勝てるようになるには2～3年はかかると言われる世界です。（私は1年半くらい、やはりそのくらいはかかります）
結局、その前に挫折したり、目先のうまい話に乗ってしまい、（インチキの自動売買ソフト、高額のサロン、怪しい勉強会 など）
詐欺師のえじきになります。
もちろん、ある程度、詳しい人ならば警戒するでしょう。
だから、彼らは、何人もの人間に電話をして、警戒の薄い、だまされやすい人にあたるまで、ひたすら電話をかけ続けるのです。
あなたは大丈夫ですか？
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