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僕のいる現実に突き刺さる『銀兵衛』

天才が現れた。

いや、現れたというよりは、発見した。
彼らはずっと前から天才であり、彼らを発見したファンは数多くいるのだろう。その彼らを見つけるというレースにおいて、僕がゴールした順位はわからないが、まずは、ゴールできた自分にさえ誇りを持ってしまう。

前置きが長くなったが、要は、「M-1グランプリ2021 3回戦」で
『銀兵衛』を見てしまったのだ。
彼らの漫才は一度見てしまったら、じわりじわりと覆われるように彼らに引き込まれ、
いつの間にか、彼らの漫才を再生してしまっている自分がいる。

彼らの繰り出す超強力で異才なパンチラインに、脳天を突き刺されっぱなしで、釘付けにされている間に3分間は終わってしまう。

友達が少ない以外に形容し難い人間をしている僕にとっての、最上級の「あるあるネタ」と言っていいのかはわからないが、とにかく深くえぐられるような共感を体験したのだ。それは何より、彼らの異才なパンチラインによって作り上げられた絶妙な世界観と、学生時代の僕とのシンクロ率が極限まで高まって、高まって、それが今まで体験したことないお笑いを与えてくれるのだ。

フリーで弱冠24歳、彼らがこれからどんな成長を遂げるのか、どこまで行ってしまうのか、どこへ行ってしまうのか、想像力の乏しい僕には想像がつかない。そして僕はこれからもお笑いを好きでいるだろう。しかし、この先、銀兵衛の衝撃を超えるものを探してしまう、呪いのようなものにかけられてしまったのかもしれない。


以下のリンクで、ぜひ見ていって欲しい。
M-1グランプリ2021 11/2[東京]おちもり/エイトブリッジ/銀兵衛【3回戦全ネタ】
https://www.youtube.com/watch?v=f7kzKznD1_U

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