2022エンタメ備忘録

アイドル

BEYOOOOONDS「ハムカツ黙示録」
「ハムカツ」と「はぁ、ムカつく」を掛けた怒りに焦点を置いた歌詞は勿論、天才作詞家児玉雨子先生による手腕。さらに、作曲家星部ショウ先生のアクの強いインド風な曲調と、狂気の終始流れるハムカツ咀嚼音ASMR。その全てが合わさり、BEYOOOOONDSにしか歌えないオンリーワンな1曲に仕上がっている。
怒りにスポットライトが当てられているため、強い女性が顕著に現れている。℃-uteの名曲『Danceでバコーン!』の令和最新版の用にも思える。
ちなみにBメロの歌詞「アブラ過多アブラジュワ~」は天才すぎる。

lyrical school「LAST SCENE」
私自身アイドルの解散について多々考えることがあるが、それの答えのような楽曲。つまり、アイドル解散ソングの正解を出したのだ。
ラップアイドルグループという狭きニーズながらも人気を博したlyrical school。その現体制、最後の楽曲がこの「LAST SCENE」。歌詞のサビにも多用される「クランクアップ」「最後のシーン」とアイドルである彼女たちが確実にフィクションであり、まさに「偶像」であると現実を突きつける。
しかし、それ以上にこの楽曲は愛に満ち足りている。過去の歌詞を引用などはもちろん、特筆すべきはMVだ。全編がこれまで撮ってきたチェキの連続で、大半がファンとのチェキで構成されている。膨大な枚数の写真が使われているので1枚1枚は素早く変わってしまうが、メンバーの目の位置だけは固定されているため、とにかく見入ってしまう、目が合ってしまう求心力がとてつもないMVに仕上がっている。

fishbowl「熱波」
バキバキのディスコファンクながらもギリギリでアイドルの可愛さを両立している、流石のヤマモトショウ楽曲。バランス感覚が素晴らしい。

OCHA NORMA「素肌は熱帯夜」
「熱波」と併せて、アイドルファンクの格好良さを知れる1曲。歌詞はおちゃのーまらしく積極的な女の子が可愛らしいが、とにかく、泣きのエレキと間奏のラテンギターが格好良い。

YouTube

ララチューン【ラランド公式】「ニシダ更生プログラム」
人生をかけた壮絶なドキュメンタリー。 
色々な所に刺さって見ながらギャン泣き。

高野さんを怒らせたい。【きしたかの】
「【ドッキリ】YouTubeの広告が全部嘘で怒らせたい。【きしたかの】」

佐久間宣行のNOBROCKTV
「【衝撃】100回ボケてツッコむタイムレースランジャタイで大混乱」

コント

ダウ90000「ピーク」

ハチカイ「シェフ」

吉原怜那VS右手でグーパンチ「セクハラ」

ピン

右手でグーパンチ「齋藤飛鳥」

小松海佑「給食」

前川正樹「地下鉄のドア」

友田オレ「私の彼は左きき」

漫才

ひつじねいり「キス」

令和ロマン「トイ・ストーリー」

ヤーレンズ「ラーメン屋」

映画

「RRR」
S・S・ラージャマウリ監督による最強最高の超エンタメ映画。とてつもないアクションが3時間ノンストップ流れ続ける、もはやアトラクション。映画館で見れるこの時代に生まれたことにBIG感謝。

「アルプススタンドのはしのほう」
元は高校演劇の戯曲で、その反響から映画化された作品。甲子園の試合観戦を興味なく見ている演劇部の女子2人と、元野球部、学年一の秀才、アルプススタンドのはしにいる冴えない4人の葛藤を描いた青春群像劇。試合シーンは一切描かれないが、試合の経過と共に揺れる4人の感情がとにかく涙を誘う。
77分と気軽に見れるのでぜひ見てほしい。
主題歌のthe peggiesが歌う「青すぎる空」も激アツ。


「ドロステの果てで僕ら」
ヨーロッパ企画節全開な作品。
2分先の未来を映し出すテレビ「タイムテレビ」を手に入れた、カフェオーナーのカトウの話。
2分という時間制限のあるSFタイムリープものを、ほぼワンカットで実現させる実験的な作品。ほぼワンカット撮影のため、「タイムテレビ」に映された2分後が、我々視聴者が見ても2分後ピッタリにくる。この没入感、臨場感は他の作品で味わえない唯一無二の作品となっている。

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