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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 捕まえるという感覚が大切 b labo vol.83

捕まえるという感覚が大切

バスケットの経験者かどうか?はドリブルを見ればすぐにわかる。
未経験者は鞠つきのように叩いてしまうのでボールと手が離れている。
よって安定性がなく音もしてうるさい。

経験者のドリブルは決してボールから手が離れることはありません。
低い位置でも高い位置でも、速くてもゆっくりでも、常にボールと手はくっついています。下降する引力や上昇する反発力と連動している。
感覚としてはボールの動きに合わせて手を添えるという感じです。

音楽におけるリズムの捕らえ方はこのドリブルと全く同じです。

1・2・3・4と数えて音を出すタイミングを追いかけるのはボールを叩いているような状態です。これではスムーズにならず良い音も出せません。

叩くあるいは鳴らすより前のタイミング、
そして出した後のタイミングを意識することが重要なのです。

言い換えればアフタービートを意識するということでしょうか。

バスケットのドリブルはまさに万有引力の法則ですからボールは勝手に落ちていきます。ここでボールから手を離してしまうと意識とは別の所へ転がってしまうので、ボールを捕まえておかなければいけません。

捕まえたら次の落下に備えて一番いいポイントを意識する。繰り返しになりますがボールは勝手に落ちていきますから力は要りません。

このようにリズムをボールと同様に考えて「捕まえる」という意識をしてみてください。そして音を出す前のタイミングをはかる。
ポイントが決まればあとは自然にまかせるだけです。

とてもナチュラルな音でスムーズな動きになりますので、ぜひ意識してみてください。

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