最終回との戦い方

「おい四月だぞ前クール終わったわ、今言うなよ」という感じですがわたしだって終わってみないとわからなかったから……。次クールに生かしてね……。


 アニメオタクは三か月~一年程度で一回(それ以上長いコンテンツあんまりないですね最近)、漫画ならいつ来るかわからない、それが最終回という悲劇の瞬間です。きれいに終わってよかったよかった肩の荷が降りたよという作品もありますが、人生の傍らにあったものがもう新しく得られないというのはいつだってつらいもの。

 最終回に限らず、「来週、たぶん、推しが(具体的にでも抽象的にでも)死ぬ……」「来週、多分、(形容しがたい出来事)が起こる……」あるいは「予想していなかったが起こった……」ということはオタクをやっていたらきっと誰にでもある普遍的なできごとでしょう。つらいですね。

 そんなとき人はどうなるか。

 ストレスを感じます。

 ストレスを感じるとどうなるか。

 泣いたり、吐いたり、呻いたり、眠れなくなったり、ごはんが食べられなくなったり、なにも手につかなくなったり、世界の全てが色を失ったり、「楽しいって何だ……」「生きるとは……」「呼吸とは……」のレベルで生存が困難になります。大事なことなので二度言いますが生存が困難になります。

 つまりこれは災害です。

 地震大国日本では地震に備えて諸々の装備を整えておくことが推奨されていますが、最終回及びそれに類する衝撃のとき、迷わずそれを崩す姿勢で生きていくことによって生き延びましょう。非オタのご家族がいらっしゃる方(の方が多い気がするけど)はこれは災害であるということの理解を得られることをお祈りしております。

 以下はわたしが最近生き延びた方法だよ! 「俺には胃があるんだよ!」と天才博士みたいなことを言いながら生きてた!

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