見出し画像

いんくすきっぷとりお の おはなし

えらぼーが やってきたとき そこには たくさんの うつくしい ぺんが ありました

うつくしさ という いみでは えらぼーは かれんや すたいる さふぁり ぷらちなぽけっと といった ぺんに とうてい たちうち できませんでした

けれど ごしゅじんさまは えらぼーに いいました

「えらぼー こそ わたしが もとめていた りそうの ぺん」

「おもしろそうな ぺんだから いつか と おもって いたけれど まさか こんなに つかいやすい とは おもわなかった」

「もう えらぼーが いないと わたしは なにも かけない かも しれない」

えらぼーは そういわれて とても ほこらしく おもいました

えらぼーは ぱいろっとしゃが つくりだした とくべつな しゅるいの ぺん

ぱいろっとしゃは えらぼーを つくりだす ために とても たいへんな おもいをすました

その くろうは むくわれた そう えらぼーは おもいました

えらぼーは いんくふろーのおおさや いんくすきっぷで ごしゅじんを なやませました

ごしゅじんは えらぼーのために たくさんの のーと を かい いんく を つぎつぎ かえました

「どうして そんなに がんばるんだろう」

ぼんやりと それを みていた すたいるが いいました

「ぼくは ごしゅじんが かってきた もっとも うつくしい いんくを のむのだけが しごとなのに きみは ずいぶん いろいろ のんだねえ」

「ぼくは あわない いんくが おおい みたいだ」

「わがまま だなあ」

すたいるは わらいました

えらぼーは なんだか かなしく なりました

つきひがたち えらぼーは いろしずく あまいろ という いんくと ろでぃあ という のーとぱっどを みかたにつけて げんきよく はたらいて いました

あたらしい なかまが やってきたのは えらぼーが そうやって まじめに はたらくように なって ずいぶん すぎた ころでした

えらぼーは どきどき しました

あたらしい こは とくべつな やわらかい にぶを もっている そうです

それは もしかして えらぼーの かわり なのでは ないでしょうか

えらぼーの なにに かいても にじむ じ や いんくすきっぷに ごしゅじんは ついに うんざりしたのかも……

えらぼーは どきどき しながら なかまを まちました

そうして やってきた ぺんには かつて えらぼーが そうだったように あわい みずいろの いんくが いれられました

そうして ごしゅじんと えらぼーは いっしょになって わらいました

「やっぱり いんくすきっぷだ!」

びっくりしている あたらしいなかま もでるてぃー に えらぼーは うきうきと はなしかけました

「きみ だいじょうぶ だよ ぼくも さんざん ごしゅじんを おなじことで くろう させたんだ きみは くろうする ことは ないからね! あう いんくは すぐ みつかるよ」

すたいるは あくびをして いいました

「いんく なんか なんだって いいじゃない」

すたいる だって いんくすきっぷが ひどくて ごしゅじんを なやませている ことを すたいるは しらないのでしょうか?

えらぼーは わらいました

ごしゅじんは まるで いんくすきっぷが すきみたい

いんくすきっぷ しない ぺんは たくさん あります

でも いんくすきっぷ とりおは ごしゅじんと いつもいっしょ

すたいるは たいとるをかき えらぼーと もでるてぃーは こうたいで たくさん じをかきました

いんくすきっぷ なんのその

みんなは しあわせに くらしています

おしまい


パイロット エラボー

アウロラ スタイル

スティピュラ モデルT

ここから先は

489字

¥ 100

気に入っていただけたらサポートいただけるとうれしいです。