脳を100%使う方法
「人間の脳は10%しか使われていない」
私はこの説を信じている。
というのも、広く一般的に浸透しているこの説、実は都市伝説だと言われている。詳しくはWikipediaに書かれているので参照して欲しい(そして分かりやすく私に説明してほしい)。
Wikipediaをチラ見して、私は確信した。「10%説は都市伝説なんかではなく、真実だ」と。
「神経科学者のバリー・ベイヤーズテインは10%伝説の誤りを証明する7種類の証拠を提示した」
Wikipediaに否定の証拠が書かれていたが、読んだ者なら気づいただろう。バリー・ベイヤーズテインは、致命的なミスを犯している、と。
証拠の一つを例に見てみよう。
脳へのダメージに関する研究::もし脳の10%しか使用されていないのであれば、残りの部分へのダメージは脳のパフォーマンスに影響を与えないはずである。実際には、ダメージを受けても能力の喪失をもたらさない脳の領域は存在しない。脳の小さな領域への微小なダメージであっても重大な影響をもたらし得る。
バリーは、そもそもの前提を間違えているのだ。脳の10%を、全体の一部分、つまり「塊」と定義して否定をしている。
バリーよ、よく聞いてほしい。「塊」じゃなくて、「全体にまんべんなく」の10%な。前提から違うから。
まぁ仕方がない。10%の脳で考えたにしてはよく頑張った方だと思う。
奇しくもバリーの否定により(10%の脳レベルが露呈して)、10%説が逆に信ぴょう性の高いものとなった。
そこで、残りの90%の正体だ。
使用していない脳。もし使用したらどうなるのか。
小説や映画、ドラマなどでは、大体が一様にして「超能力が使える」とされている。
使っていない90%の脳に夢を馳せている人たちには申し訳ない。私の説はこうだ。
「使用していない90%の脳には、過去何世代にも渡って貯蓄された"記憶"が入っている」
生物が生存・進化していくために、過去の過ちや成功体験を子孫へ受け継いでいかなければならない。その方法として、脳はその人の家系が築いてきた"何百万年もの体験"を記憶として貯蓄しているのだ。
だからどんなに頑張っても、超能力などという特殊な力は使えない。ただの記憶なのだから(先祖に超能力者がいれば、ワンチャンある)。
上記を理解したら、次は90%の脳の使い方である。
ただの記憶だとしても、使えれば、先祖が無能でない限り人生楽勝モードになると言っても良い。
現に、世の中には超がつくほどの天才や、「お前人生2周目じゃね?」という人がいる。その人は、ほぼ間違いなく10%以上を使用している(本人は無自覚)。
どうやれば使えるのか。
答えは、分からない。そりゃそうだろう。私が10%以上使えていたら、こんな適当な記事など書いていない。
ただこれだけは言っておく。
「10%以上を使えるのは、B型が多い」
B型の部屋は散らかっている。だが本人は、どんなに散らかっていても、どこに何があるかを把握している。
これが同じように、頭の中でも起こっている。
中学生の記憶、昨日食べたもの、怪我をした話、暗証番号4ケタ、嬉しかったこと、バイトのマニュアル。ジャンル分けなどされずに、適当に脳に配置されている。しかしどこに何があるか把握しているので、すぐに記憶が取り出せる。
ここからがB型の最大の特徴なのだが、記憶を取り出す時、だいたい取り違える。「ここらへんにあったな」と適当に手を伸ばすもんだから、隣の記憶を引っ張り出したりする。
B型の突然発する意味不明な言動、天然発言、独り言かな? と思わせるような呟きはこれが原因だ。
天才クラスになると、これが90%の脳にまで手を伸ばす。頭の回転が速いものだから、素早過ぎて、もはや取りたい場所の近くではない所にまで手がブレる。そこが90%の脳なのだ。
当然間違った記憶の場合は瞬時に取り直すのだが、何回も取り直しているうちにそれがアイデアの引き出しの広さとなり、誰も考えつかない発想が脳内で作り出される。
「B型に天才が多い」と言われるのは、そういうカラクリがあるためだ。
まとめ
適当に書いているうちに、90%の脳の使い方が分かったので記しておく。
普段使用していない場所まで、思いっきり、闇雲に、記憶を掴んでみる。
これを繰り返して、脳をバグらせる。
意外と簡単。これで私も天才の仲間入り。
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