見出し画像

旦那に家事をやらせる方法(2/2)

男性が家事をやらない理由は2つある。

 前回は理由の1つ目を言った。今回はその2つ目。
 男性が家事をやらない最大の理由、それは、

 やる理由が分からないから。

「専業主婦はそれが仕事だろ。なんでオレがやらないといけないんだよ」
 これが大半の男性の正直な心の中だ。

 今の世の中、こんなことを書くと炎上する。発言者を皆で叩いて罵倒して、「あースッキリした」で終了。
 はたしてそれで解決なのだろうか。一度男性の気持ちを受け止めた上で、どうコントロールして家事へ導くか、それを考えるべきなのではないだろうか。
 今回はその方法を記したい。

ステップ1. 資料を用意する

 旦那に家事をしてもらうよう説得する資料を用意する(これは私が作成した資料があるので、それを使ってもらえば良い。※最後に記す)。

ステップ2. 旦那に伝える

 普通に伝えてもダメ。聞いてもらえず、背を向けて放屁されてお終いである。男性に大事な話を聞いてもらうには、あるスイッチを入れさせなければいけない。そのスイッチとは、"仕事モード"のスイッチだ。

旦那「家事なんてヤだよ。面倒くせぇー。お前やれよ。ブッ(放屁)」

 この旦那さん、職場でもこんな態度を取っていると思うだろうか。そんな訳がない。仕事ではこの真逆である。言われたことを素早くこなし、スケジュール管理に部下のサポート、時には提案までしている(放屁は自然に悟られずにしている)。
 伝えたいことがある時は、このモードにすること。

 ではどのように仕事モードにさせるのか。
 それは、

 プレゼン形式で伝える。

 プレゼンとは、プレゼンテーションの略。売り込みたい企画を、相手に説明するための技法のことである。
 この方法を使うことで、「あれ? 今会社かな?」と錯覚させることができる。錯覚しないまでも、少しだけ仕事モードが発動する。そこでちゃんとした資料を見せ、「お、これは油断していたらヤられるぞ」と思わせられれば、完全にスイッチが入る。

 旦那さんに、「プレゼンをしたいので、○時から30分ほど時間をください」と言おう。奥さんから「プレゼン」という言葉にちょっと「面白そう」と食いつくのと、得意な仕事の分野なので、「どれどれ、どのくらいのもんか見せてもらおう」と上から目線で聞いてくれるはずだ。
 事前に「○時から」とすることで、ちゃんと時間を空けてもらえる。言うのは30分前くらいでOK。都合悪ければ時間を聞き出して、その時間から始めるようにしよう。相手のスケジュールも考えず、「今聞いて!」とするのは仕事ではやってはいけないことだ。しっかりとアポイントメント(面会・会合などの約束)を取ること。これも仕事スイッチの大事な要素となる。

「プレゼンって何をすれば良いの?」
 ここでステップ1の資料が登場する。これを用いて説明すれば良い。
 プレゼンの仕方は、感情を入れずに淡々と説明すること。感情込めて大声で伝えれば伝えるほど、相手は耳を塞いでしまうので注意。
 資料を渡して、「読んでおいて」はNG。ちゃんとプリント、もしくはPCに映して、自分で説明すること。大げさな演出をすることで、効果が上がる。

 私の作ったプレゼン資料の概要を説明しよう。
 最初は、旦那さんの仕事の話にしてみた。
「お、オレの仕事の話っぽい? それならば聞かねば」と思ってくれる。
 そこから進めていくと、「あなたも家事をしてください」という内容になっていく。ここら辺から旦那の足がガクガクと震えだす。「やばい、家事をさせられる……」
 反論しようとしたら、「とりあえず最後までお聞きください」と制そう。一度制せば、最後まで黙って聞く。なぜならプレゼン中は、他の人が発言をしてはいけないルールになっているからだ。
 最後まで進めると、恐怖におののいている旦那が少し安心できる内容となっている。「まぁそのくらいならできるかも」と思わせれば勝ちである。

3.計画は入念に

 重要なのは、事前準備をしっかりしておくこと。
 今後のスケジュールなどを、あらかじめ細かく考えておいて欲しい。いつ頃何の家事を始めてもらうのか。最初の家事をどのくらいの期間行って、次の家事はいつ頃始めてもらうつもりなのか。最終的に全てを教えるのに、どのくらいの期間を予定しているのか(1年、2年計画くらいになる?)。
 他にも、質問されそうなことを色々想定して考えておくと良い。プレゼン後旦那さんに質問され、しどろもどろになったり適当に答えたりすると、途端に下に見られて、「やらない」という方向に持っていかれる。前準備は入念にやっておくこと。
 全部一気に伝えなくて良い。プレゼン以外で考えたことは、聞かれたら答えるスタンスでいること。質問してちゃんとした返答が返ってくると、「ウチの奥さん、仕事できる……! オレも仕事できるところを見せないと!」と協力態勢になってくれるはずだ。

 旦那さんから十中八九出るであろう質問を例として記しておく。
「世の主婦たちは全員やってるんだからお前もできるだろ?」
 こちらは、「もしあなたの会社の社長さんが、『他の社員全員やっているんだから、お前も土日休まず働け』と言われたら喜んで働きますか?」と質問してみよう。旦那の仕事に置き換えてあげると、相手の理解が増す。

4.攻め方

 日本人に効果的な方法で攻めよう。

「今、日本全体で一斉に広まっている」
「皆やり始めている」

 日本人は「皆やってる」に弱い(プレゼン資料の最後もそのように記した)。
 嘘にしないためにも、ちょっとでも良いと思ったらこの記事に「いいね」を押して欲しい。この「いいね」の数だけ、自信を持って、「今世の中全体でこの動きがある!」と言えるのだ。
 拡散もぜひ。

5.その他補足

・必ず一週間に一度、決めた曜日の朝に、「今日はお休みをいただきます。家事よろしくお願いいたします」と伝えよう。言わないとばっくれてやらない可能性がある。
・主婦は、その日やった仕事を毎日旦那さんに報告するようにしよう。仕事の日報的な感じ。世の旦那さんが家事を軽視しがちなのは、毎日の作業が見えないためである。報告大事。夫婦の会話も増えて良いと思う。

 これらを「面倒臭い」と色々省略していくと、プロジェクトは成功できない。1日でも多く主婦の休みを獲得するために、日本の主婦全員で気合いを入れて実行していこう!(近所の主婦同士で計画練るのも楽しそう)

プレゼン資料

ファイルデータ:BKSプロジェクト

※googleアカウントを持っている人は、資料をコピーして編集ができます
※コピーの方法はこちらを参照ください。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?