ご機嫌な大人には何も、誰も勝てない！
どんどん本を読んで色々なものを観てください。そしてどんどん忘れてください。それでも残っているのがあなたの知識です。
— 秋田道夫 (@kotobakatachi) July 23, 2022
↑twitterで投稿されていた秋田道夫さんのこの言葉がとっても印象的。
本は自分に合いそうなものや、知識をあらかじめ選ぼうとしなくても、じゃんじゃん読んでみて"通過"すればいいんだ、通過した物だって、自分に本当に必要なことならちゃんと残っていくから、残るものを大切にすればいいんだ。
残ったことを、そこから大切に積み重ねて、愛でて、紡いでいくことで自分を育んでいけるんだなって。
最近読んだのは、上の素敵なツイートを書かれたプロダクトデザイナーの秋田道夫さんの本。気になっていたけどなかなか本屋さんで出会えず、Amazonでポチろうかなと思っていたところで、出かけ先の大きめの丸善でぷらぷら見ていたら突如目の前に現れて嬉しさのあまり体温1度は上がった🤒🌡️笑
そして久しぶりに、ビビビビと来る読書体験をした。
無意識的に欲していた言葉に出会って、どうしても言語化できていなかった自分の気持ちと答え合わせできるようなあの瞬間、、、、まさにこれが読書の醍醐味なんだよなぁ、うるうる。って良本に出会うたび何度でも感動しちゃう。
この1冊は、仕事をする上ではなく日々生きていく中で学びになる考え方や言葉、また秋田さんの仕事に対する向き合い方が込められています。
その中で特に心に残ったのがこの言葉たち。
言いたいことはただ一つ
「そのままで良いんじゃないですか」なんです。
そのままはそのままでは続けられないですから。
そのままでいるって、何もしないってイメージがあるけれども、
“そのままでいる努力“だって必要なんだよね。
今おかれている環境や居心地の良さも、そのままを保つために努力なしでは維持できないもん。別に何かを変えなきゃ、と焦らずとも、“え、そのままでいいじゃない”というこの言葉にタイミング良く相当励まされました。そのままでいるのでもう十分だしそのままでいることだって頑張っているんだよ、と優しさに包まれた気さえした。
最近、なにものかにならなきゃっていう焦りが自分の中にあって、
『誰かと結婚しているわたし』とか、『キャリア面で◯◯(職業の肩書)』になるとか、そういう役割があるなにかに当てはまっていないと価値がないような、幸せになれないんじゃないかとふと思ってしまう感覚。“何か“になっていないと、置いてけぼりになっちゃうかもという不安。そもそもその“何か”が何なのか分からないのに。無意識にそんな不安に知らぬ間にずーーーっと焦っていた気がする。自分迷子状態。
でも、いまは何になりたいかわからなくても、
日常の些細な選択から仕事のことや身の回りのこと、大切な決断まで、
『果たしてそれをしている自分を好きでいられるか？』
『どんな自分でありたいと思うのか？』
この視点で考えたほうがいまの私にしっくりくる。『何かになる』の何かの肩書きがなくたって、一番大切なことって自分がどんな気分で毎日をすごしていけるか、そんな自分を昨日よりちょーっぴしでも好きでいられるか、だと思うからそれは見失いたくないな。なんてことを考えながら読んでいた。
わたしは自分に優しくてその余った部分で人に優しいかなと思っています。
自分に優しくして、余った分を人に。
これって自分に優しくできる術を身につければ身につけるほど、優しさのキャパって大きくなる気がする、その分人に優しくする方法も色んな角度から考えられる。
自分に優しくできないひとが人に優しくできるのか？と考えたときに、自分自身には心無い言葉を投げかけてるくせに、人にだけ優しくできても、その周りの人に対しての優しさはなんだか借り物の優しさみたいになってしまうんじゃないのかな？と思った。自分に優しくできる人こそが、一番優しい人だね。そうじゃないと本当の意味で人に優しくできないよ、って。
プロダクトデザイナーという職業について、これまで馴染みがなかったから、今回この本を読んで調べている中で、信号機やビルのセキュリティゲートにまで緻密なデザインは隠れているんだと知った。秋田道夫さんはプロダクトデザイナーという仕事をする中で、デザインを学ぶことの神髄は「朝起きてから寝るまでずっと、身の回りにあるものにしあわせを感じる能力を身につけること。」と書かれていて、これって日常の中でもとっても生きる考え方だなって思いました。
自分の中にしっかり柱を持っている大人ってかっこいいよなあと思う。
わたしは、優しくて温かいちっちゃい柱を沢山持っておきたいと思う。
そのちっちゃい柱が自分を支えてくれる大きなバランスを作ってくれて自分にも周りも心地よい存在になれる思うから。
この先もずっと大事にしたい一冊が増えてうれしいな、
これは、ご機嫌な大人でいるための教科書だな。
全然関係ないけど、今日ルピシアで買った簡単にお抹茶が飲めるスティック
めちゃくちゃ美味しい！ご機嫌！！！
私は、このくらいのご機嫌を集めて毎日生きていこうと思います。💐
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