2度目の台湾遠征〜episode3（最終日）神谷英慶、台湾初試合編〜
長々と書き連ねてきました2度目の台湾遠征シリーズ。いよいよ本番とも言える神谷英慶選手の台湾初試合をお届けします。
こちらで過去の投稿もまとめてありますのでぜひご一読ください。
台湾・PUZZLE DOJO！
今回神谷選手のが出場するのはPUZZLEさん。
日本でも馴染みの深い戦熊選手と闘魚選手が代表を務める団体です。月に1度のペースで道場マッチを開催しており、前回関札選手が出場した新台湾プロレスさんとは分派したような形の団体。
友好関係にはあるためどちらの選手も交互に出場しているようで、3/24の大会に協力していただくにあたり、当日までに会っておきたいと思い、各種プロモーションを兼ねて出場を打診したら快諾いただきました。
今回の出場にあたり対戦カードなどはお任せしておりましたが、発表されたカードを見てビックリ。
なんと相手にチャンピオンがいるではないですか。新台湾プロレスのチャンピオン・SKY選手は関札選手との試合を経て、この3月に来日参戦中です。キャラクターが意外と受け入れられて実に存在感を示しています。
今回の相手となるWILLY選手は小柄ながら入江選手とも好勝負をしており、おそらく団体が未来を託すエースなんだと思います。
このカードを見て神谷選手がどう思ったのかはわかりませんが「おいしい」と思ったに違いありません。
初参戦なのに懸垂幕
驚いたことに神谷選手の懸垂幕が用意されていました。台湾の団体さん、そしでファンの皆さんはプロレスを楽しもうという姿勢がすごくわかりやすく伝わってきます。大日本プロレスも最近は外国人選手が多数参戦しています。おそらく初めて日本に来る選手も多いと思いますが、そう言った選手たちに対してどう接したらいいか、何を求めているのか、自分たちも考えなきゃ行けないなと勉強になりました。
今日も今日とて取材
今日も現地のメディアの方から取材を受けました。映像っぽかったですがなんでしょうか😅
神谷選手の横にいるのがレフリーのスポンジケンさん。全日本プロレスさんに在籍していたこともあり、日本語が堪能です。もう僕にとってレッカ&スポンジケンは最強タッグです。めちゃくちゃ助けられています。
スチール撮影
会場の3Fに簡易スタジオがあり、PUZZLEさんのスポンサーさんがカメラマンをされているそうでご厚意で撮影をしてくれました。
これすごいいい仕上がりになってるんですよ。販売の許可もいただいたので、台湾大会で何かしら形にできたら。
第一試合 PORCO vs MARI HANA
プロフィールページとか無いのでキャリアや年齢はよくわからないのですがたぶんPORCO選手が先輩かな？どっしりと受け止めている感じがしました。
MARI HANA選手は柔術なのか格闘技系をやっているか、いたのかっぽく、ジャベのような関節技が多かったです。グラウンド主体ですかね。
試合後、意見を求められたので少しだけアドバイスではありませんが、お話ししました。
第二試合 AXE WANG vs 異邦人
今回少し楽しみにしていたのはこのAXE WANG。フリーダムズさんにも来日したことがあるらしく、ガイア・ホックスのパートナーとのこと。
台湾大会を開催するにあたり、出場選手の話をしているときに「AXE WANGはぜひ」と推薦された選手で団体曰く「台湾一のイケメンレスラー」。なんと写真集も出しているらしいです。
スタイル的にはヒール寄りなのですが試合自体はすごくオーソドックスなタイプで派手な技を使うわけではないのですが身長もあり、見栄えのする選手です。
彼はちょっと面白いかもしれないですね。
推薦される理由がわかりました。
第三試合 闘魚vsBUTCH
明らかな怪奇派。レフリーがケンさんともう1人いるのですがボディチェックするのでさえ嫌がる感じで、暴れん坊なんだと思います。
僕の認識が浅かったのですが闘魚選手の人気がハンパない。入場も含めてスター感が溢れ出てくるタイプの選手です。イメージ的には棚橋選手に近い存在感を感じました。
台湾では青木選手とトリオを組みます。
絶対的なベビーフェイスに期待大！
メインイベント WILLY、A-TONvs神谷英慶、SHOW LO
いよいよ神谷選手の出番。
今の神谷選手はかつての岡林裕二を外に出す時のような安心感があります。大日本プロレスの凄さをしっかりと伝えてインパクトを残してくれる。
そんな信頼があります。
若き王者WILLYは身長こそないものの体の厚みなどしっかりトレーニングしてることが伝わってきます。そして人気者。
対する神谷英慶も大声援で迎え入れられました。
とある人に言われたのですが台湾のプロレスにとって日本のプロレスは教科書のようなもの。ある意味、映像の中の世界だったりもするので神谷選手のデカさにシンプルな驚きがおきていました。
キャリアで勝る神谷英慶はWILLYをリングの内外で翻弄していました。ですがWILLYもさすが王者。やり返してくる場面も多く、トップロープからの蒼魔刀はかなり危ない場面でした。
しかし最後は伝家の宝刀、バックドロップがズバッと決まり王者から勝利。
がなり声での「ベルトよこせ！」みたいな感じではなく「僕に挑戦する権利あるんじゃないですか？」と丁寧なアピールは台湾のファンの方にも伝わったようです。急転直下、3.24でのタイトル挑戦が決まりました。いやー、これ神谷英慶のいまのモンスターっぷりを鑑みるとマジで貰っちゃうかもしれない。台湾大会が単発ドラマではない事を神谷英慶が決定づけるかもしれないですね。
ありがとう台湾
試合後は皆さんと食事会へ。ここで感じたのはやはり神谷英慶はストロングとデスマッチのどちらの王者にもなったことのあるいわばレジェンドのように見られていると言うこと。アドバイスを求められたり選手・スタッフからも撮影攻めにあっていました。
今回とてもお世話になった闘魚さん。
PUZZLEさんと新台湾プロレスさんが協力してくれてこその台湾大会実現です。いま日本にはSKYが来ていますが、台湾の選手、団体はプロレスに対してホント真摯に取り組んでいます。また日本よりもしっかりと行われている部分がたくさんあります。技術面など日本スタイルへの吸収意欲が高いので、交流を深めていけば絶対に台湾でのプロレスはもっともっとスタンダードなスポーツエンターテインメントになるはずです。
僕は選手ではないので技術の細かいところは分かりませんが興行面で勉強になった部分も多く、そして3.24にお手伝いに来たいと言ってくれた出場しない選手やスタッフに楽しんでもらえるように良い興行にしなくてはと気持ちを引き締めた次第です。たった3日間でしたが今回の台湾は本当にいい時間を過ごせました。ありがとうございました！
3月24日(日)
BJWx新台湾プロレスxPuzzle promotion
「Miracle Fusion」
台湾・新荘国民運動中心大会
🕐 14:00開場、14:30開始
🎫KKTIX（台湾プレイガイド・日本からも購入可能）にて発売中！
観戦チケット受付中！
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