襤褸を纏えど心は錦でいたいけど

先日、所要で都内の中心地に行きました。
電車で通過をすることはあっても降りることなんてない場所です。

肌寒い日曜日の朝。
改札から出ると、私が成金の象徴!都内ではオーバースペック!と
言っていた高級ダウンを制服のように着て歩く人々で溢れていた。
なんだか場違いのところだなぁと思いました。

初めていく会場で迷うかなと思ったとき
この街に似合わないジャージの男たちがいました。
道場ではよく見るとても大きなファスナーがついているリュックを背負っていました。
彼らの後をついていくと無事、目的地の会場につくことができました。

私と同じ趣味の同じような恰好をしたい人たちで溢れた会場はとても安心できました。

帰りの電車の中でふと、そういえばあそこには私と同じ柔術が好きな人が集まる道場があるなと思いました。

そこでは私が成金の象徴!機能に差がない!と言っていた
Shoyorollの道着をみんな着ているのだろうか。

私が諦めて買わない言い訳を探していた高級ダウンや海外の道着、おそらく高級外車や都内一等地のマンションを持っている人達。
趣味の柔術で今日は勝てても月曜日から土曜日の充実した人生では勝てない人たちがそこにはいるのだろうか。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?